何らかの刺激により頭皮湿疹を起こしている可能性があります
頭皮湿疹とは、間違ったシャンプーやケア、紫外線の刺激、頭皮の乾燥でバリア機能が落ちている、などの原因から起こります。
一度頭皮が炎症を起こすと、自分ではなかなか治すことはできず、何度もぶり返す方もいます。
なかにはいつものシャンプーを使っているのに、体調の変化でかぶれやすくなる方もいます。
頑固で繰り返すかゆみがある場合は、頭皮湿疹を疑いましょう。
6人に1人が頭皮湿疹を経験したことがあるといいます
頭皮の湿疹やかぶれを経験している人は、6人に1人の割合でいるといいます。
その症状は、ちゃんとシャンプーしていてもかゆみがある、湿疹ができてぶつぶつしている、頭皮の一部が剥がれるなどです。
しかし、頭皮湿疹で悩まれているにも関わらず、多くの方は自分で対策をとりません。
頭皮湿疹は、何らかの刺激により頭皮が炎症を起こしている状態で、直接見ると赤みを帯びていることがわかります。
このまま放置しても、なかなか改善しにくく、さらに間違ったシャンプーにより症状が慢性化してしまう方も少なくありません。
頭皮への刺激は、多すぎる皮脂、自分の汗、ストレスや食生活の乱れも原因となります。
頭皮湿疹といってもその原因は様々なため、直接的な原因が何なのか突き止めることが重要です。
かゆみを伴う頭皮湿疹の原因は様々あります
頭皮湿疹の原因には、様々なものが考えられます。
常在菌の一種マラセチア菌が増殖しすぎて、皮膚に刺激をもたらす皮膚炎です。
これは、皮脂が多い箇所に存在している真菌で、皮脂の過剰分泌が原因で増殖します。
シャンプーのし過ぎで過剰な皮脂が分泌していることや、ストレス・食生活の乱れなども原因となります。
頭皮に触れるもので皮膚炎を起こしている状態です。
ヘアダイやパーマ液などの化学物質の影響も考えられます。
整髪料を見直す必要があるかもしれません。
シャンプーのすすぎ残しがあると、かぶれの原因ともなりえるため、すすぎ時間を少し長めにしましょう。
過度なシャンプー、冬の湿度の低下などの原因により頭皮も乾燥します。
頭皮が乾燥するとバリア機能が低下し、いつもは大丈夫なシャンプーの刺激にも弱くなります。
乾燥が見られる際には、シャンプーの頻度を調節したり、別に保湿ケアをしたりすることで改善しやすくなるでしょう。
アレルギー性の皮膚炎のことで、肘や膝の裏など皮膚が弱い箇所に湿疹ができるのが特徴です。
このような症状がある方は、もともと皮膚のバリア機能が弱く、セラミドの量が少ないために刺激を受けやすくなっています。
頭皮湿疹は正しいケアや治療で治せます
病院での治療
頭皮湿疹での炎症が酷い場合、病院にて処方してもらえるステロイド薬や抗菌薬などが利用されます。
一度炎症を起こすと、そこから汗などの刺激が加わったり、雑菌が繁殖したりして治りにくくなることもあります。
自分で適切なケアをしても改善しにくい場合や、皮膚を見て赤く炎症を起こしている時は病院での治療をしてください。
日常生活の見直し
炎症を起こしている際には、最初にしっかり治療してから、日常生活でヘアケアを見直すと改善しやすくなります。
対策しておきたいのがシャンプーの方法の見直しです。
かゆみがあるからと過度にシャンプーをしすぎたり、爪を立てて擦ったりするのは避けてください。
洗髪は1日1回までとし、すすぎ残しが無いようしっかりと流すと刺激を防ぐことができます。
特に乾燥してバリア機能が低下している際には、シャンプーの頻度を調節することをおすすめします。
また、脂っこい食事やストレスなども頭皮のコンディションを悪化させる原因となります。
逆に皮脂の分泌を抑える野菜や、海藻類などの摂取がおすすめです。
緑黄色野菜に多く含まれるビタミンA、血流を良くするビタミンE、コラーゲンの生成に役立つビタミンCなどを摂取しましょう。
(まとめ)女性の頭皮のかゆみはなぜ起こるの?
きちんとケアをしていても、頭皮のかゆみを繰り返す場合、炎症が起きる頭皮湿疹も考慮する必要があります。
様々な刺激により起こりやすく、一度なると自分では治しにくいのが特徴です。
かぶれの原因を特定し、しっかり治していきましょう。
6人に1人が頭皮湿疹を経験しており、その中でも多くの人は何も対策をしていないと答えています。
頭皮への刺激で炎症が起こったものですが、その原因は様々なため問題を明らかにすることが大切です。
頭皮のかゆみを伴う頭皮湿疹の原因は様々です。
脂漏性皮膚炎、接触性皮膚炎、頭皮の乾燥、アトピー性皮膚炎などが考えらます。
自分の原因を見極めて、頭皮のかぶれを防ぐ必要があります。
頭皮湿疹ができて炎症が酷ければ医薬品を利用したり、まだ症状が軽いならシャンプーのやり方を見直してみましょう。
また、皮脂の分泌を抑えるバランスの良い食事をとり、脂っこい食事を控えることも重要です。