女性の抜け毛が成長期に増えるのにはホルモンバランスやストレスなどが関係しています
女性の抜け毛の原因には、ホルモンバランスの乱れや栄養の偏り・睡眠不足・ストレスなどが挙げられます。
こうした原因は、どれも成長期に集中しがちです。
ただこの時期に抜け毛が増えたからといって悲観ばかりしている必要はありません
成長期は抜け毛が増えやすい時期ではありますが、回復もしやすい時期でもあるのです。
成長期は何かとヘアサイクルが乱れやすい時期です
髪の毛の成長は、成長期・退行期・休止期に分けられ、その中でも成長期は長く、3~7年もつづきます。
基本的に、毛根が健康なら成長期で抜けてしまうことはありません。
しかしこのヘアサイクルが乱れると、成長期で毛母細胞の細胞分裂の勢いが弱まり、髪の毛が細くなって抜け落ちてしまうのです。
さてこれからヘアサイクルが乱れる原因についてひとつずつお話したいと思います。
髪の毛の成長には、いろいろなホルモンが関係しています。
抜け毛を減らすポイントになるホルモンは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンと、成長ホルモンです。
成長期の女性の体内では、こうしたホルモンが大量に分泌されるようになります。
その結果、つやつやした丈夫な髪の毛が生えてくるはずなのですが、ホルモンバランスが変化することによってヘアサイクルが乱れ、一時的に抜け毛が多くなることがあるのです。
成長期の体は、とくに栄養を必要としています。
それまでと同じように食事をしていても、栄養は内臓や骨・筋肉の成長に使われてしまい、髪の毛まで行き渡らないことがあるのです。
栄養の中でもとくにタンパク質が足りないと、髪の毛が弱くなって抜けやすくなるため注意しましょう。
成長期は勉強や部活、遊びなどで何かと睡眠不足になりがちです。
しかし睡眠不足は髪の毛の成長を滞らせてしまいます。
それで睡眠不足が続くと抜け毛が増えてしまうのです。
成長期はストレスを抱えやすい時期でもあります。
友達関係でうまくやっていくのに神経を使うこともありますし、受験やテストもストレスになるでしょう。
ストレスは毛細血管の流れを滞らせ、髪の毛に栄養が行き渡らなくなって抜け毛の原因になってしまうのです。
成長期に健康管理をすることは大切です
成長期に良質な睡眠をとり、栄養バランスを考えた食事を摂るなどして健康管理をすることはとても大切です。
もしも成長期に健康管理に無頓着だと、あとあとの体質に悪影響が及びます。
栄養の偏りを例に挙げてみても、髪がパサパサになって抜け毛が増えるだけでは済みません。
骨が弱くなってしまったり、基礎体力がなくて疲れやすい体質になってしまったりすることもあります。
成長期をきっかけに敏感肌になってしまったり、体重がきちんと増えずに生理不順になってしまうこともあるでしょう。
女性はとくにホルモンバランスの変化が激しいので、食習慣・生活習慣をただし、きちんと健康管理をすることが大切になってきます。
成長期に抜け毛が増えたら生活習慣を見直してみましょう
成長期に抜け毛が増えるのはよくあることです。
正常な場合でも、1日に平均50~100本は抜けます。
しかし突然抜け毛が増えたならば、まずは生活習慣を見直してみましょう。
睡眠不足ではないか、食事はバランスよく摂っているか、ストレスを抱えていないかなど、もし思い当たる節があれば、改善を図りましょう。
成長期は新陳代謝が活発なので、抜け毛が増えたとしても比較的すぐに生えてくるでしょう。
(まとめ)女性の抜け毛が成長期に増える理由は?
成長期は、抜け毛の原因となるホルモンバランスの乱れ・栄養の偏り・睡眠不足・ストレスなどを抱えやすい時期です。
同時に、抜け毛が増えたとしても回復しやすい時期であるともいえるため、悲観ばかりする必要はありません。
成長期は、ホルモンバランスが変化する時期です。
また栄養が偏りやすい時期でもあります。
さらに睡眠不足になりやすく、ストレスも抱えやすい時期であるといえます。
こうしたことが原因になってヘアサイクルが乱れると、抜け毛が増えてしまうのです。
成長期の健康管理は、女性にとってとくに大切です。
もしも健康管理を怠ると、抜け毛が増えるだけではとどまらず、基礎体力がつかなかったり、疲れやすい体質になってしまったり、成長期を機に敏感肌になってしまったりすることがあります。
一般的には、1日に50~100本の髪の毛が抜けているといわれています。
しかしもし突然抜け毛が増えたなら、成長期にありがちな原因が潜んでいるかもしれません。
生活習慣を見直して改善を図りましょう。