女性の薄毛は主に6種類。さまざまな要因により発生するため、正しい知識が大切です。

薄毛と聞くと、男性に多い悩みというイメージがあります。しかし、最近では女性でも薄毛に悩む方が増えています。女性の薄毛にはさまざまな症状があり、対策するにも正しい知識を持つことが大切です。そこで、今回は女性の薄毛の主な症状や治療方法、対策方法をご紹介します。

女性に見られる6種の薄毛症状

薄毛の悩みと言っても症状はさまざまあり、女性の薄毛は大きく分けて6種類に分類されます。それぞれの、症状や原因・特徴について見ていきましょう。

びまん性脱毛症(瀰漫性脱毛症)

40代をすぎると増え始めるのが、びまん性脱毛症です。びまん性脱毛症は男性に見られるAGA(男性型脱毛症)という症状の女性版と認識されており、FAGA(女性男性型脱毛症)とも呼ばれています。しかし、男性のように生え際が広くなるわけではなく、全体的に頭髪が薄くなっていくのが特徴です。年齢による原因以外には、ストレスや過度なダイエットも影響します。

分娩後脱毛症

その名の通り、産後にみられる薄毛の症状です。妊娠中はお腹の中にいた赤ちゃんに栄養を送るために、女性ホルモンが不足している状態になります。一時的ではありますが、毛根にホルモンが十分に行き届かないため髪の毛の成長が休止することがあるのです。時間経過とともに治ることがほとんどですが、気にする女性が増えています。

円形脱毛症

円形または楕円形に髪が抜け落ちてしまう症状を言います。脱毛箇所は1か所の場合もあれば、数か所に及ぶこともあります。円形脱毛症の原因にはストレスが挙げられますが、他にもアレルギーや甲状腺の病気からも発症します。主な初期症状が出ず、突然現れることが多いため、髪の長い女性は気付かないうちに進行していたなんてことも多いです。

けんいん性脱毛症(牽引性脱毛症)

長髪の女性で、定期的に髪を結ぶ方に多い症状です。長時間、髪の毛が引っ張られる状態が続くと、地肌に負担がかかり抜け毛や薄毛の原因になってしまいます。また、分け目を変えないままでいる女性にも起こりやすい症状です。主にこめかみ、額の生え際の髪が薄くなるのがけんいん性脱毛症の特徴です。

ひこう性脱毛症(粃糠性脱毛症)

頭皮環境が良くないとひこう性脱毛症を発症してしまうリスクが増えてしまいます。ひこう性脱毛症の原因は、シャンプーし過ぎで必要な皮脂を洗い流してしまうこと、洗う際に強くこすられ、地肌に傷が付き炎症を起こしてしまうことにあります。これらの影響により頭皮の環境が悪化すると、フケが発生。フケは頭皮に点在すると毛穴を塞いでしまい、髪の毛の成長を妨げ薄毛の原因になってしまうのです。

しろう性脱毛症(脂漏性脱毛症)

皮脂が過剰分泌されたことにより発生する症状です。皮脂の分泌量が規定値を大幅に越え、ひどくなると脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)などの病気になることもあります。定期的に頭を洗わない、洗髪の際のすすぎ不足、または、合わないシャンプーを使っている場合にも発症してしまいます。

代表的な女性の薄毛治療方法4選

現在では、女性の薄毛にも有効的な治療方法がいくつか採用されています。その中でも主流の4つの方法をご紹介します。

内服薬による治療

薬を飲むことで内側から薄毛対策を行います。女性の薄毛に悩む方に向けられた薬が開発され、女性の薄毛治療においてももっともポピュラーは方法です。成人している場合ですと、1日3錠ほど飲むだけなど、内服薬による治療は比較的手軽。薄毛の進行度にもよりますが、3ヵ月以上服用する長期の治療法です。

外用薬による治療

頭皮に直接塗布する外用薬。外用薬の効果は血管の循環を促し、育毛効果を得られるものが多くあげられます。現在は開発が進んでおり、従来の製品よりも頭皮全体に浸透する薬も登場。1日1回の使用で十分な効果を発揮するものもあります。

発毛メソセラピー

微弱な電流とともに、育毛によいとされている薬を頭皮に直接注入する方法です。発毛メソセラピーの登場以前は注射器を使用していたため、患者に大きな負担がかかってしまうことがありました。従来の方法と異なり、発毛メソセラピーは針を使わないので痛みや頭皮が腫れる心配もありません。

自毛植毛

自分自身の健康な毛根を薄毛が気になる部分へ移植します。自分の毛根を使用するため、患者にとってもとても安心でき、さらに女性の薄毛にも効果があるとされています。

すぐにできる女性の薄毛の対策方法3つ

薄毛対策は薬や病院に頼る以外にも方法はあります。そこで明日からでもできる女性の薄毛対策方法を3つご紹介。薄毛に悩む女性はもちろん、まだ薄毛には悩んでいないけれど予防をしたいという方も以下のポイントをチェックしてみてください。

食生活の見直し

油分の多い食べ物の過剰摂取は皮脂の分泌量を増やしてしまうため薄毛の原因になります。薄毛を予防、改善したいのであれば控えましょう。また、緑黄色野菜などのビタミンB2、魚介類に含まれるビタミンB6、柑橘系の果物に多いビタミンCを摂取するとターンオーバーを促してくれるのでオススメです。

睡眠や休養を十分にとる

睡眠不足は人間の体にさまざまな悪影響を及ぼしますが、薄毛になるリスクも高めてしまいます。睡眠中は頭皮細胞の修復や再生が行われるためです。睡眠不足や不規則な生活が続いているのであればこの機会に見直してみましょう。質のよい睡眠を心掛けることが大切です。

適切なヘアケア

自分でも改善できる部分では、洗髪方法の見直し、頭皮に優しいノンシリコンシャンプーを使用するなども薄毛の対策になります。ですが、男性用のヘアケア商品を使うことは絶対に避けましょう。男性と女性では頭皮環境が違うので、女性が使用することで薄毛以上に頭皮が炎症を起こしてしまうかもしれません。さらに、洗髪のしすぎ、しなさすぎも頭皮を傷つける恐れがあります。

(まとめ)女性の薄毛とはどのような症状を指す?知っておくべき基礎知識とは?

1. 女性の薄毛は主に6種類。さまざまな要因により発生するため、正しい知識が大切です

薄毛や抜け毛が気になったら、まずは自分がどのような症状なのかをチェックしましょう。原因や特徴を知ることで対策方法が変化します。

2. 代表的な女性の薄毛治療方法を知識として覚えておきましょう

どうしても薄毛が気になったら、医師への相談も考えましょう。治療方法はいくつかあるので、症状にあった方法もしくはご自身にあった方法を提案してくれるはずです。

3. すぐにできる女性の薄毛対策を試してみる

薄毛の原因には生活習慣が起因することもしばしばあります。食事や睡眠など健康的な生活を心掛けましょう。また、洗髪方法を見直すことも重要です。

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