女性の頭皮の水洗いには合う人と合わない人がいます
水洗いといっても、本当に水で洗うわけではなく、38度程度のぬるめのお湯で行うのが一般的です。
本当に水で洗うと風邪を引いてしまいますし、皮脂も落ちないので気を付けましょう。
お湯だけで髪を洗う水洗いは、乾燥肌の人や市販のシャンプーが合わない人には効果的な場合もあります。
しかし、脂性肌の人や夏場の肌、比較的頭皮の皮膚が強い方の場合、物足りなく感じてしまうこともあります。
水洗いだけにいきなり切り替えるのではなく、自分の適性を見ながら試してみるようにしましょう。
水洗いはぬるま湯だけで行う洗髪方法です
頭皮の水洗いは、シャンプーやリンスを使わずにぬるめのお湯だけで髪を洗う洗髪方法です。
日本にシャンプーが登場したのは、1930年代頃のことです。
江戸や明治の女性は、シャンプーなしで生活をしていたということですね。
シャンプーには高い洗浄能力があり、さっぱりすることから、1970年代前半には98%もの普及率となりました。
しかし、この洗浄力の強さから、毎日使うことによる頭皮の乾燥が起こってしまうことがあるのです。
それを防ぐために行うのが、水洗いです。
- 髪をブラッシングする
- 髪と頭皮を38度ほどのぬるま湯で十分に濡らす
- 洗面器にためたお湯やシャワーのお湯をあてながら指で頭皮をマッサージするように洗う
- もう一度髪と頭皮の汚れを洗い流す
- しっかりタオルドライし、ドライヤーで完全に乾かす
水洗いの方法は、たったこれだけです。
シャンプー剤を泡立てたり、リンスを付けたりする手間もなく、洗浄剤の濯ぎ残しの心配もありません。
水洗いが向いている人と向いていない人がいます
水洗いはシャンプーやリンスを使わないため、頭皮に負担をかけにくい洗い方です。
しかし、中には水洗いに向かない人もいるので注意しましょう。
- 乾燥肌の人
- 皮脂の分泌が少ない人
- 体臭があまり気にならない人
- 毎日1~2回しっかり髪を洗う人
- 脂性肌の人
- 皮脂の分泌が多く、水洗いだけでは取りきれない人
- 水洗いのみだとにおいが気になる人
- もともと2日1度程度しか髪を洗っていなかった人
シャンプーで頭皮を洗い続けることによって、その刺激に反応して余計に皮脂分泌が過剰になってしまうケースもあります。
そういう場合も水洗いは効果的ですが、突然切り替えると皮脂を落としきれずに不快感が出てしまう場合もあります。
周りから嫌な顔をされないためにも、見た目やにおいに清潔感がなくなってしまわないように気を付ける必要があります。
毎日しっかり髪を洗っていた人は、洗い過ぎの可能性もあるので、2回に1回程度水洗いにしてみるのも良いでしょう。
また、たまにしかシャンプーをしていなかった人は、洗髪回数を増やし、その分だけを水洗いにするというのがお勧めです。
水洗いのみにするのではなく、少しずつ取り入れてみましょう
水洗いを毎日の生活に取り入れてみたい、という場合は、いきなり水洗いだけにしてしまうのではなく、少しずつ試してみるのがお勧めです。
水洗いではなく、シャンプー剤を洗面器に溜めたぬるま湯に溶いて使用する方法です。水だけでは洗浄力に不安があるという場合は、まずはこの方法から試してみましょう。
髪の先だけでなく、きちんと頭皮も洗面器につけて洗うようにしてください。
1週間に1~2日ほど、水洗いの日を作ってみましょう。
まず一度試してみて、洗った直後や次の日の髪の状態を確かめます。
問題がないようなら、数日後に再度水洗いをし、皮脂汚れなどが気になるようであればシャンプー剤を水に溶かす方法で洗髪するのがお勧めです。
特に問題が出ないようなら、2日に1回、もしくは3日に2回程度水洗いを取り入れてみましょう。
髪が良い状態を保つようであれば、水洗いがあっているということです。
そうでない場合は、体質に合わないのだと思って、シャンプーを使うようにしましょう。
水洗いは全ての人に合うやり方ではありません。
自分の状態をしっかりチェックしながら検討するようにしてください。
(まとめ)女性の頭皮を水洗いするメリットとデメリットは?
水洗いは38度程度のぬるま湯で行う洗髪方法です。市販のシャンプーが合わない人や乾燥肌の人には合うこともありますが、脂性肌の人や夏場は物足りなく感じることもあります。
徐々に適性を見ながら試してみましょう。
水洗いは、シャンプーやリンスを使わずに、38度程度のぬるま湯だけで行う洗髪方法です。髪をブラッシングした後で濡らし、指で頭皮を揉み洗いして流すだけで終わるため、簡単です。
水洗いには、向いている人と向いていない人がいます。ただし、向いていない人の特徴に当てはまる場合も、原因によっては水洗いが効果的な場合もあるため、少しずつ試してみるようにしてください。
水洗いを行うときは、いきなり毎日水洗いにするのではなく、少しずつ取り入れて様子を見てみるようにしましょう。水洗いが自分の頭皮や髪に合わないと感じたら、固執せずにシャンプーを使うようにしてください。