もずくは豊富な栄養素を含んでいますが、薄毛を治す直接的な効果はありません


もずくはさまざまな栄養素を含んでいる食品ですが、もずくを食べれば薄毛が治るという医学的な根拠はありません。

薄毛を改善していくためには、規則正しい生活習慣を身につけ、ストレスをためない生活を送ることが大切です。

もずくに薄毛を直す効果が期待されるのは、もずくや昆布など海藻類が、髪の成長を促すというイメージが一般的に広まっていることも影響しています。

海藻類に含まれているヨウ素は、頭皮や髪によいと考えられているため、もずくなどの海藻類は薄毛を改善する食べ物として認識されています。

もずくを食べるだけでは薄毛を改善することはできません

もずくは髪の成長を促すので薄毛を改善する食品といわれていますが、もずくをひたすら食べれば、必ず薄毛が改善されるというわけではありません。

髪によいといわれる、もずく以外の食品にもいえることですが、豊かで美しい髪を育てるために、ひとつの食品を食べ続けるのは食生活の偏りを招くだけです。

もずくが薄毛対策によいといわれるのは、髪の健康を維持するといわれる栄養素を豊富に含んでいるためです。

アルギン酸

アルギン酸は食物繊維のひとつで、消化器官の調子を整えたり、コレステロールを下げたりする働きを持っています。もずく特有のヌルヌルした部分が、アルギン酸です。

腸内環境がアルギン酸によって改善されることで、髪が養分を吸収しやすくなると考えられています。

カリウム

もずくなどの海藻類に含まれるカリウムは、細胞の水分を維持し、毛母細胞の分裂を助ける栄養素です。カリウムが不足すると、細胞分裂がうまくいかなくなるため、薄毛を引き起こすことがあるといわれています。

葉酸

葉酸には皮膚の代謝を促す働きがあるため、頭皮環境を改善する効果が期待されている栄養素です。体内の有害物質を取り除いたり、動脈硬化を防いだりする働きもあるといわれています。

フコイダン

フコイダンもアルギン酸と同じく、もずくのヌルヌルした成分です。髪によいといわれるフコイダンですが、もずくのフコイダンよりも、昆布のフコイダンの方が育毛効果が期待できると考えられています。

もずくなどの海藻類に含まれているヨウ素は、海のミネラルと呼ばれています


ヨウ素は海のミネラルと呼ばれている栄養素で、もずくなどの海藻類に多く含まれています。うがい薬や消毒液に使われているヨードチンキは、ヨウ素が持つ殺菌作用を利用してつくられているものです。

ヨウ素もアルギン酸やフコイダンのように、薄毛対策に効果があるといわれています。健康な髪が育ちやすくなるよう、頭皮環境を整えるのがヨウ素の役割になります。

ヨウ素の働き

ヨウ素はホルモンに働きかけて、代謝がスムーズに行われるようサポートをしてくれます。糖質やタンパク質の代謝が活性化されると、丈夫な髪が育ちやすいです。

女性が薄毛になる原因で多いのは、抜け毛と髪が細くなることなので、ヨウ素の働きは薄毛に悩む女性にとって、嬉しいものだといえます。

ヨウ素の摂取方法

ヨウ素はもずくなどの海藻類に多く含まれているため、もともと海藻類を食べる習慣がある日本人にとって不足しにくい栄養素だといわれています。もずくだけに限定せず、昆布・わかめ・ひじきなど、さまざまな海藻類を口にしましょう。

ヨウ素の注意点

髪の成長だけでなく、健康によいといわれるヨウ素ですが、摂り過ぎは甲状腺疾患の原因になると考えられています。15歳以上の場合、1日の摂取量は2,200マイクロgが上限とされています。

もずくに限らず食べ過ぎは薄毛が改善されないばかりでなく、健康に害を及ぼす恐れが出てくるので注意しましょう。

髪の主成分であるタンパク質を摂ることも大切です

髪によいといわれる栄養素はいくつもありますが、とくに髪の質や成長に関わるといわれているのがタンパク質になります。タンパク質が髪にとって重要な理由は、髪の主成分がケラチンというタンパク質で、99%もの割合を占めているためです。

主成分だからといってタンパク質中心の食生活に切り替えても、抜け毛が減ったり、髪が伸びるスピードが早まったりするわけではありません。ただしタンパク質が不足すると髪の素となる成分が失われるため、生えてくる髪が細くなって薄毛になる可能性があります。

タンパク質はアミノ酸が鎖状に繋がってできたもので、中でもシスチンというアミノ酸の量がもっとも多くなっています。シスチンもまた、メチオニンというアミノ酸からつくられていますが、メチオニンは人間の体内で生成できない必須アミノ酸なので、普段の食事から摂らなければなりません。

タンパク質を豊富に含む食品は、わたしたちの身の回りにたくさんあります。さまざまな食品をバランス良くメニューに取り入れて、偏りのない食生活を目指しましょう。

肉類

動物性タンパク質を多く含むのは、牛肉・豚肉・鶏肉などの肉類です。また乳製品や卵なども豊富にタンパク質を含んでいます。

動物性タンパク質はアミノ酸スコアが高いというメリットがあるものの注意したい点もあります。食べ過ぎはコレステロールの増加を招くので、適量を心がけながら野菜や果物も食べるようにしてください。

大豆食品

大豆製品には、豊富な植物性タンパク質が含まれています。納豆・豆腐・味噌・しょうゆなど、日本人にとってなじみ深い大豆製品はたくさんあります。

動物性タンパク質と植物性タンパク質とのバランスを考えながら、タンパク質を効率良く摂取しましょう。

薄毛を改善するには、さまざまな栄養素が必要になります


薄毛を改善するには、もずくや肉類、大豆製品を含めたあらゆる食品から、さまざまな栄養素を摂る必要があります。数多くの栄養素の力を借りなければ、髪の成長を促すことも薄毛を防ぐことも、難しくなるからです。

とくに摂取を心がけたいのが、ビタミンとミネラルの2つになります。

ビタミン

薄毛対策のために取り入れたいビタミンは、ビタミンA・ビタミンB・ビタミンEです。ビタミンAは細胞の酸化が進むのを緩やかにしてくれるので、頭皮や髪の老化を遅らせるといわれています。

ビタミンBは細胞の代謝を促すことによって、頭皮環境を正常に整える効果が期待されています。またビタミンEが頭皮の血流を良くすることで、髪が成長しやすくなると考えられています。

ミネラル

数あるミネラルの中でも、薄毛に効果的だといわれているのが亜鉛です。亜鉛には体内のアミノ酸をケラチンに再合成する働きがあるため、髪の成長に深く関わっている栄養素だといえます。

薄毛になる原因を知っておきましょう

薄毛になる原因はいくつか考えられますが、男性の薄毛と女性の薄毛では、原因に違いが見られます。女性が薄毛になる原因で多いのが、女性ホルモンの乱れだといわれています。

出産や更年期などで、女性はホルモンバランスが乱れやすいという話を聞いたことがある方は多いでしょう。年齢を重ねると肌のシミやシワが気になり始めるように、頭皮や髪も少しずつ老化が進んでいきます。

ホルモンバランスの変化と加齢の影響で髪にも変化が起こり、白髪・クセ毛・抜け毛などが起こりやすくなります。髪の密度は20歳くらいがピークだといわれており、35~40歳前後で髪質や髪の量の変化に気づく人が多いです。

中には若い年齢のうちから薄毛が気になる方も出てきますが、加齢やホルモンバランスの乱れだけが、薄毛を誘発するわけではありません。普段の何気ない生活習慣が頭皮環境を悪くし、髪の成長を妨げている可能性も考えられます。

・食生活の乱れ
・睡眠不足
・過度のストレス
・ムリなダイエット
・大量のタバコとアルコール

日々の生活の中で改善できる点がないか、振り返ってみましょう。

日頃の頭皮ケアを見直しましょう

いつも自分がどのような方法でシャンプーをしているか、気にしてみたことはあるでしょうか。もし一度もないのであれば、あらためて普段のシャンプー方法を見直してみてください。

正しいシャンプーのやり方を学べる機会は多くないので、自己流でシャンプーをしている方はかなりいます。何の疑問も持たずに行っていた普段のシャンプーが、実は頭皮環境を悪化させる原因だったというケースは少なくありません。

今までのシャンプー方法をあらためて見直し、改善すべきところがあれば方法を変えていきましょう。

洗浄力がやさしいシャンプーを選ぼう

シャンプー方法の失敗でよくあるのが、自分の頭皮に合わないシャンプーを選んでいるということです。洗浄成分が強いシャンプーは、頭皮が必要とする皮脂も洗い流してしまいます。

アミノ酸系の洗浄力がやさしいシャンプーがおすすめです。

マッサージするように頭皮を洗おう

頭皮の汚れやかゆみを取るために、爪を立てて洗うのはNG行為です。指の腹を使ってマッサージするように頭皮を洗うのが、正しいシャンプー方法になります。

洗い残ししやすい耳の後ろや髪の生え際なども、しっかりと洗いましょう。

頭皮は丁寧にすすごう

不十分なすすぎは、頭皮トラブルの原因になります。頭皮にヌルつきを感じなくなるまで、すすいでください。

髪はきちんと乾かそう

自然乾燥すると頭皮の雑菌が増えやすいので、必ずドライヤーを使って乾かしましょう。タオルで髪を押さえるように水分を取り除いた後、ドライヤーを左右に揺らしながら頭皮と髪を乾かすのがコツです。

(まとめ)もずくを食べれば薄毛が治るという説に医学的根拠はなく、もずく以外にもさまざまな食品を食べる必要があります。

髪の成長を促すといわれる栄養素はもずくにも含まれていますが、タンパク質・ビタミン・ミネラルを補うために、肉類・大豆製品・野菜・果物などもバランス良く食べましょう。

普段の生活習慣を見直すことも、薄毛対策を行う上で大切です。頭皮にやさしいシャンプーを選び、頭皮に負担をかけないシャンプー方法を身につけましょう。

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