肉は高コレステロール・高脂肪の食品なので、薄毛の原因になるという説があります


肉を食べると薄毛になりやすいといわれるのは、肉がコレステロールと脂肪分が高い食品だからです。頭皮のベタつきが気になる場合は、普段の食生活が肉中心に偏っている可能性があります。

ベタつく頭皮は皮脂が過剰に分泌されているので、毛穴が詰まりやすい状態です。毛穴が詰まると髪に栄養が行き届かず、健康な髪が育ちにくくなるので、抜け毛が増えて薄毛を招くことがあります。

肉中心の食生活を送っている人は、頭皮の皮脂が多く分泌されやすいです。薄毛の原因を遠ざけるには、バランスのよい食生活が必要になります。

日本人の食生活は和食中心から洋食中心に移り変わってきています

薄毛の原因が肉食にあるといわれるのは、日本人の食生活が和食中心から洋食中心に移り変わった影響もあると考えられます。

戦後の日本は深刻な食糧不足に陥りましたが、この食糧難の時代に日本人の食生活を支えたのがアメリカから援助された小麦などです。

それまで米などを中心としてきた日本人の食生活は大きく変化し、和食を基本とした食事から、洋食を取り入れた食事になりました。

また学校給食も和食中心から洋食中心のメニューへと変わっていき、本来の日本食よりも海外の食文化を反映した食事を好む人が増えてきたと推測されます。

海外への渡航者が増えたことや日本を訪れる外国人の増加、輸入自由化の影響などから日本人が肉を口にする機会が増え、栄養バランスに優れた日本食から脂質中心の食事がメインになりました。

肉食が多い食生活が一般的になってから、日本人が摂取する脂質の割合は約3割も増加していることがわかっています。

薄毛だけではなく、肥満などの生活習慣病も増えてきたといわれており、メタボリックシンドロームは社会問題のひとつに挙げられています。動物性タンパク質の摂取量が増えた一方で、ミネラルや食物繊維などの摂取量は減少する一方です。

肉ばかりを食べるのではなく、野菜や果物も口にするよう心がけ、かつての日本型食生活に近づけていくのが理想的な食生活といえるでしょう。

肉中心の食生活が薄毛の原因になるといわれる理由があります


肉食に偏った食生活が薄毛の原因になるといわれるのは、肉は脂肪分が多く、コレステロールが高い食べ物だからです。

高脂肪・高コレステロールのものばかり食べ続けると、血液中の脂肪量が増加し、皮脂の分泌が増えて頭皮のベタつきが起こりやすくなります。

脂っぽい頭皮は毛穴が皮脂で詰まりやすく、ベタつきの他にニオイが気になることもあります。

このような頭皮環境では髪に充分な栄養が行き渡らないため、髪が栄養不足を起こし、髪が細くなったり抜け毛が増えたりして、薄毛を引き起こすことがあるので要注意です。

肉の脂身には飽和脂肪酸という成分が多く含まれているため、体内にコレステロールが蓄積されやすい状態になります。コレステロールの増加も毛穴の詰まりや頭皮の炎症など、髪の成長を妨げる原因です。

身体に悪いイメージがあるコレステロールですが、実際は人間に悪影響を及ぼすだけの存在ではありません。健康維持や育毛に欠かせないホルモンをつくるのは、コレステロールの役割だからです。

ただコレステロールには善玉と悪玉があり、肉食が続くと悪玉コレステロールが増加します。肉食が続くと余分な悪玉コレステロールが血液中にたまり、血液がドロドロになったり、血管の弾力性が失われたりします。

薄毛だけでなく、動脈硬化などの深刻な症状の原因になることも覚えておきましょう。

食べ過ぎると薄毛を引き起こす食べ物に注意しましょう

肉以外にも、食べ過ぎると薄毛の原因になるといわれている食べ物がいくつかあります。

塩分が多い食べ物

味つけの濃い料理を好む人は、普段の食事で塩分を摂り過ぎている可能性があります。塩分の摂り過ぎは血圧の上昇を招き、腎臓の機能を低下させる原因です。

高血圧や腎臓機能の低下が頭皮の血行を悪くし、髪の成長を妨げて薄毛を招くことがあります。

糖分が多い食べ物

疲れた時は甘いものを口にしたくなることもありますが、糖分の摂り過ぎも薄毛の原因になる可能性が大です。糖分は体内で中性脂肪に変化し、中性脂肪の増加は頭皮の皮脂を大量に分泌させます。

糖分の摂り過ぎは髪が必要とするミネラルやビタミンを消費してしまうので、薄毛の原因になります。

刺激がある食べ物

カレーやキムチなど辛いものが好きな方は多いですが、食べ過ぎると薄毛の原因になることがあります。香辛料は頭皮の血行を良くする効果が期待される一方で、発汗によって頭皮の毛穴詰まりやベタつきを引き起こすことがあるからです。

カフェインやアルコールを含んだ飲み物

コーヒーや緑茶などカフェインが入った飲み物は、飲み過ぎると頭皮の環境を悪化させることがあります。カフェインの過剰摂取は交感神経を刺激し、髪が必要とするビタミンやミネラルが大量に消費されてしまいます。

またアルコールの飲み過ぎは、頭皮の血行不良が起こる原因です。適量のアルコールであれば血流が良くなる効果が期待できますが、過剰なアルコール摂取は肝臓に負担をかけて血流を悪くします。

肝臓に負担がかかると髪をつくる素となるタンパク質の生成が滞るので、健康な髪が育ちにくくなることがあります。

肉に含まれるメチオニンは育毛をサポートします


肉の食べ過ぎは薄毛を招く原因だといわれていますが、肉を食べることによって得られるメリットも存在します。

必須アミノ酸のひとつであるメチオニンは、髪の成長に欠かせない成分だと考えられているからです。

髪の主成分であるケラチンをつくるにはタンパク質が必要になり、タンパク質を構成するには何種類ものアミノ酸が必要になります。

肉に含まれるメチオニンには、他のアミノ酸を引率する役割があるので、メチオニンがなければケラチンを生み出すことができません。

メチオニンなどの必須アミノ酸は、人間の体内で生成することができないため、日々の食事から摂取する必要があります。薄毛予防のために肉を避け続けるのも、髪の成長にとって好ましいことではないということです。

肉には動物性タンパク質が多く含まれており、動物性タンパク質には豊富なメチオニンが含まれています。タンパク質は人間の身体を構成する成分なので、肉を食べてタンパク質を体内に取り入れるのは生命活動を維持する上でも重要なことです。

1日のタンパク質摂取量は、体重1㎏あたり0.8gが理想的です。

髪の主成分ケラチンの生成には亜鉛が必要です

薄毛を予防するためには、普段の食事で適度な量の肉を食べて、ケラチンの素であるタンパク質を摂取しなければなりません。

ただしケラチンの生成にはタンパク質の他に亜鉛が必要になるので、タンパク質と一緒に亜鉛を摂るようにしましょう。

亜鉛にはアミノ酸をケラチンに変える働きや、抜け毛の原因となる酵素を抑制する役割があります。さらに新陳代謝や細胞分裂を促す働きも持っているので、タンパク質と同様に人間にとって欠かすことができない栄養素だといえます。

亜鉛が多く含まれている食べ物は、赤身の牛肉や豚レバー、カキなどです。つまり肉を食べるとタンパク質と一緒に亜鉛も摂取できるということになります。

メチオニンが体内で生成できない成分であるように、亜鉛も人間の体内ではつくれない成分です。抗酸化作用や免疫力の向上などが期待できるので、毎日の食事で亜鉛を摂るように心がけましょう。

亜鉛の摂取基準は成人女性の場合、1日あたり8㎎になります。

頭皮のベタつき改善が薄毛の予防に繋がります

薄毛の予防・改善には、健康な頭皮環境の維持が何よりも大切です。頭皮がベタつくと感じた時は、食事が肉食に偏っていないか見直すことと、頭皮のケアをきちんと行うことで、薄毛の予防に努めましょう。

間違った頭皮ケアは、余計に頭皮環境を悪化させる恐れがあります。頭皮が脂っぽくなる原因は肉食だけに限らず、日頃どのような頭皮ケアをしているかも関わってきます。

シャンプーのし過ぎ

1日に2回以上シャンプーをする習慣がある人は、頭皮がベタつきやすいです。頭皮が必要とする皮脂まで取り除いてしまうと、失われた皮脂を補おうとして余分な皮脂が分泌されてしまいます。

洗浄力が強いシャンプー

高級アルコール系などの洗浄力が強いシャンプーも、皮脂を過剰に分泌させる原因になります。頭皮ケアを目的としたシャンプーや、刺激の少ない洗浄成分のものを選びましょう。

ヘアスタイリング剤の洗い残し

自分ではきちんとシャンプーしたつもりでも、頭皮にヘアスタイリング剤の成分が残っていることがあります。シャンプーは髪よりも頭皮を洗うことを意識して、洗い残しがないようにしてください。

睡眠不足

睡眠不足が薄毛を招くといわれるのは、就寝中に分泌される成長ホルモンが不足してしまうためです。成長ホルモンは新陳代謝を促し、髪の成長と関わりのある毛母細胞の働きを活発にしてくれます。

(まとめ)肉を食べると薄毛になるといわれるのは、肉が高コレステロール・高脂肪だからです。

コレステロールと脂肪の多い食品は頭皮のベタつきなどを招いて、髪の成長を妨げるといわれています。

ただし肉にはメチオニンという育毛に欠かせない必須アミノ酸が含まれているため、肉食のすべてが悪いというわけではありません。必須アミノ酸は食事で補給する必要があるため、肉も髪の成長に必要です。

髪の主成分であるケラチンをつくるために、日々の食事でタンパク質と亜鉛を摂取しましょう。牛肉の赤身や豚レバーなどの肉には、タンパク質と亜鉛の両方が含まれています。

肉の食べ過ぎに注意しながら普段のシャンプー方法も見直して、頭皮に負担がかからないようにしてください。

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