秋になると薄毛になりやすいのは、夏の紫外線の影響だといわれています


秋になると薄毛になりやすいといわれるのは、夏に受けた紫外線のダメージが、秋になって表れてくるためだと考えられているからです。

薄毛を引き起こす原因はいくつもありますが、夏の間に蓄積した紫外線のダメージが、秋になって抜け毛となって徐々に表に出てきます。

もともと人間は秋になると遺伝子的に髪が抜けやすくなる傾向があるため、秋は他の季節よりも薄毛になりやすい季節です。

薄毛の心配がない方でも1日あたり50~100本近い髪が抜けますが、明らかにそれ以上の抜け毛が見られる場合は、紫外線の影響による薄毛を疑ってみましょう。

年間の紫外線量は増加傾向にあることがわかっています

地球温暖化やオゾン層破壊など、環境破壊への懸念が年々高まっていますが、それに伴い年間の紫外線量も増え続けていることが調査で判明しています。

日本で年間の紫外線量調査が始まったのは1990年になりますが、毎年少しずつオゾンの量が減るのに反比例して、紫外線量は増加傾向となっています。

高度成長期の影響で工場が多く建てられたこともあり、1990年代頃までは空気中に多くのチリやゴミが浮遊していて、街の空気は決してきれいなものではありませんでした。

一方で空気を汚す原因物質が紫外線のフィルターの役目を果たし、紫外線を散乱・吸収していたので、太陽の下にいても多くの紫外線を浴びることは少なかったといわれています。

その後、だんだんと環境保護が意識されるようになり、環境に配慮した工場が増えてきました。紫外線を防いでいたチリやゴミが減少し、空気はきれいになりましたが、その代わりに紫外線の影響をまともに受けやすくなったと考えられています。

紫外線にはUVAとUVBの2種類があります

大量に紫外線を浴びたダメージは、後になってからに表れるという話を聞いたことがある方は多いでしょう。紫外線のダメージが遅れてやってくるのは、紫外線にUVAとUVBの2種類があるためです。

紫外線には紫外線A波と呼ばれるUVAと、紫外線B波と呼ばれるUVBがあります。どちらの紫外線も大量に浴びれば頭皮や髪はダメージを受けますが、UVAとUVBではダメージの与え方に違いが見られます。

UVAの特徴

UVAは季節を問わず、年間を通して注意を払いたい紫外線です。地上に届く紫外線のうち、およそ95%がUVAになります。

UVAが持つエネルギーはそれほど強くないのですが、降り注ぐ量が多く皮膚への浸透率が高いため、思わぬ頭皮トラブルを引き起こし、薄毛を招くことがあります。

紫外線はシミやシワの原因になるため、肌に良くないといわれるように、頭皮への影響も決して見過ごせるものではありません。

UVAは波長が長く、曇りの日でも頭皮の奥まで届きます。目に見える炎症は起こしにくいですが、気づかないうちに大量の紫外線を浴びてしまう危険性があるので要注意です。

UVAは頭皮のコラーゲンやエラスチンなどを破壊し、頭皮の老化を進めます。紫外線によって皮膚の老化が進むことを、光老化といいます。

UVBの特徴

UVBは紫外線の5%ほどのため、割合としてはわずかな量になりますが、春から秋頃までは量が多いのが特徴です。波長が短いため、頭皮の奥までは届きませんが表皮にダメージを与えるので、炎症の原因になります。

UVAよりも強力なエネルギーを持つため、頭皮の細胞を傷つけてしまいます。

秋は夏のダメージが表れやすい季節です


秋は夏の間に大量に浴びた紫外線が引き金となって、頭皮のトラブルから抜け毛が増え、薄毛へと進行しやすいです。

抜け毛や薄毛が気にならない段階でも、秋になって髪の色が変わってきたと感じた場合は、紫外線によるダメージを受けている可能性があります。

頭皮は髪よりも紫外線のダメージを直接受けやすいので、髪が変色するほどの状態であれば、頭皮はもっと深刻なダメージを受けていると考えられます。

髪を触った時に乾燥やパサつきを感じた場合も、目に見えないところで薄毛が進行している恐れがあるので注意しましょう。

秋は気温が下がるので気持ちと身体にゆるみが生じやすく、夏の暑さの疲れが出やすい季節です。暑さがストレスになると自律神経を狂わせるため、頭皮の血行が悪くなって髪が栄養補給できなくなり、髪が抜けやすくなることがあります。

夏に汗をかいたせいで環境が悪くなった頭皮は髪を育ちにくくし、薄毛を発生させる温床となります。暑さの疲れが抜けきらないところに、秋の紫外線が降り注ぐのも、薄毛を進行させる原因です。

秋の紫外線にも油断は禁物です

紫外線が強い季節は夏というイメージが定着していますが、秋も紫外線が多く、頭皮や髪がダメージを受けやすい季節です。体感的に涼しくなったと感じたとしても、7~8月の紫外線量と9~10月の紫外線量には、さほど大きな違いは見られません。

秋になると台風シーズンに突入しますが、曇りの日だからといって紫外線を浴びる心配がないと考えるのは危険です。紫外線量が多いということはUVAの量も多くなるので、雲やガラス窓を通して頭皮に降り注ぎます。

もちろん秋晴れの日も、紫外線対策を怠らないようにしましょう。帽子や日傘を活用して、頭皮に紫外線が当たるのを防ぐことをおすすめします。

夏と秋の日差しの違いは、夏は真上から日が差すのに対し、秋は太陽の位置が低くなるので、斜めから日が差すという点です。斜めの角度で紫外線を浴び続けると、頭皮だけではなく顔の肌も影響を受けやすくなるので、日焼け・シミ・シワなどが起こりやすくなります。

頭皮と顔は同じ1枚の皮膚で繋がっているので、どちらも丁寧なケアをしてあげてください。

生活習慣を見直して秋の薄毛を予防しましょう


秋に薄毛が起きるのを予防するには、今までの生活習慣を見直してみるのもよい方法です。身体の健康にはバランスの取れた食生活と充分な睡眠が必要だといわれるように、健康な髪を育てて薄毛を予防するためには、生活習慣を意識するところから始めてみましょう。

薄毛を予防するといわれる食べ物を口にする

薄毛を予防するといわれる食べ物は、体内の活性酸素を除去してくれる食べ物です。活性酸素は身体をさびつかせる物質で紫外線によって発生し、薄毛の原因になるといわれています。

呼吸で体内に取り込む酸素のうち、約2%が活性酸素になるため、活性酸素を完全に防ぐのは難しいですが、活性酸素による酸化を食べ物によって抑える効果が期待できます。

薄毛の予防には、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・セサミン・イソフラボンなどがよいとされています。果物や野菜の他に、大豆・ゴマ・レバー・ウナギなどがおすすめの食べ物です。

睡眠環境を整える

質のよい睡眠をたっぷり取るのも、薄毛の予防には欠かせません。睡眠中は身体を休ませ、ストレスを解消する時間でもあります。また眠っている間に分泌される成長ホルモンは、髪の成長を促す働きを持っています。

薄毛ケアの基本はシャンプーの選び方にあります

薄毛をケアする基本は、頭皮の環境を整えてくれるシャンプーを選ぶことです。頭皮に合わないシャンプーを使い続けることよって、抜け毛や薄毛の原因を自ら招いてしまうことのないよう、洗浄力がやさしいシャンプーを使うようにしましょう。

頭皮が脂っぽい人も乾燥しやすい人も、洗浄力の強いシャンプーのせいで症状が改善されにくくなっていることがあります。

シャンプーはただ汚れを落とせばよいというものではなく、汚れはきちんと落としながらも、頭皮が必要とする皮脂は残してあげることが大切です。

・洗浄成分が弱酸性で頭皮や髪にやさしい
・天然成分を含んでいる
・泡立ちがよい
・保湿力が高い
・不要な汚れを落とす力がある

人によって頭皮に合うシャンプーは異なりますが、頭皮への刺激が少ないシャンプーを選ぶのは薄毛対策の基本になります。価格や香り、パッケージデザインだけでシャンプーを選ばず、髪を育てることを考えて適切なシャンプーを選びましょう。

薄毛の予防には頭皮マッサージも有効です

薄毛の予防には、頭皮マッサージで頭皮のツボを刺激してあげるのも効果的です。髪が成長するサイクルである「ヘアサイクル」が乱れるのも薄毛の原因になるので、頭皮のツボを刺激して髪の成長を促してあげましょう。

頭皮にはさまざまなツボがありますが、薄毛の予防によいといわれているのは、「百会」のツボです。百会は頭の天辺にあるツボで、薄毛の予防の他に、めまい・頭痛・眼精疲労・不眠などに効くといわれています。

頭皮をマッサージする時は爪を立てず、指の腹で頭皮を押すようにマッサージしましょう。百会と百会の周囲にゆっくりと圧をかけ、心地よい痛みを感じるくらいまで押していきます。

ツボ押しは強い力で行えばよいというものではなく、力加減が必要です。「痛いけれど、気持ちがよい」と感じるレベルが、ちょうどよい力の入れ具合になります。

注意点としては、指で髪を動かして摩擦を与えないようにすることです。余計な刺激を与えると髪が抜け落ちることがあるので、あくまで頭皮を動かすようにマッサージをしましょう。

お風呂上りや就寝前の時間を使って、コツコツと続けてみてください。秋の夜長を、マッサージタイムに充ててみてはいかがでしょうか。

(まとめ)秋になると薄毛になりやすいといわれるのは、紫外線や汗などの夏の間に蓄積したダメージが、頭皮に表れるからです。

とくに紫外線が頭皮に与えるダメージは深刻で、薄毛を招くだけでなく頭皮の炎症などを引き起こすこともあります。

薄毛を予防するためには、生活習慣の見直しが大切です。ビタミン類やイソフラボン、セサミンなどを豊富に含んだ食品を食べ、充分な睡眠を取るよう心がけていきましょう。

また頭皮に刺激を与えない洗浄力がやさしいシャンプーを選ぶのも、薄毛対策の基本です。頭皮マッサージも取り入れて、地道な薄毛対策に取り組みましょう。

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