ゴマが薄毛に効果的だといわれるのは髪の成長に関わる栄養素を豊富に含んでいるからです


ゴマが薄毛に効く食べ物として注目されるのは、ゴマに含まれている栄養素に理由があります。ゴマには、育毛効果が高いとされる栄養素が豊富に含まれているため、薄毛に効果的なのではと考えられています。

頭皮の血行を促すビタミンEや、セサミンなどの抗酸化物質が豊富に含まれていることから、育毛効果が期待できる食べ物としてゴマの名前が挙げられることが多いです。ゴマは食事で取り入れる方法の他に、ゴマ油を使った頭皮ケアをする方法もあります。

ゴマは古くから使われてきた漢方薬のひとつです

日本人にとって身近なゴマですが、古くから漢方薬として重宝されてきた歴史があります。ゴマの原産地はアフリカだといわれており、インドやエジプトなどでは食用にも薬用にもなる作物として、紀元前1100年頃から栽培されてきました。

絶世の美女として名高いエジプトの女王クレオパトラも、ゴマの持つパワーに魅了された1人だと伝えられています。

ゴマを使った料理を口にするだけでなく、美しさを保つためにゴマ油を全身に塗っていたというエピソードが残っており、ゴマが古い時代から大切に扱われてきたことがわかります。

中国の古い書物では、ゴマは不老長寿の薬として紹介されています。6世紀頃になって日本にもゴマが広まり、切り傷や火傷などの外傷に効く薬として、長い間使われ続けてきました。

現代では薄毛の予防だけでなく、アンチエイジング効果や生活習慣病の予防などに効果が期待できる食品として、サプリメントなども数多く製造・販売されています。

ゴマには薄毛に効果的だといわれる栄養素が豊富に含まれています


ゴマは小さい粒の中に豊富な栄養素を含んでいるため、さまざまな効果が期待されている食品です。わかめや昆布などと並んで、薄毛を予防する食品として名前が挙げられることも多く、ゴマを使った育毛を試みる人も増えてきています。

ゴマが薄毛に効くといわれているのは、健康な髪が育つために必要な栄養素が詰まっているからです。

セサミン

セサミンはゴマに含まれている成分として、よく知られています。髪が育つために必要な栄養素は血液に乗って運ばれているため、健康な髪を育てるためには、頭皮の血行を良くすることが大切です。

セサミンは血行を促進する効果や、老化を防止する効果が高いといわれています。コレストロールを下げる作用もあるため、血液の流れをスムーズにしてくれます。

亜鉛

髪の90%近くは、ケラチンと呼ばれる成分でつくられています。ケラチンはタンパク質の一種ですが、タンパク質がケラチンに変化するには亜鉛の働きが必要です。

髪をつくる材料となるケラチンは、タンパク質を多く摂取しただけでは増やすことができません。亜鉛がタンパク質をケラチンに合成することによって、髪が生えてきます。

ビタミン類

ゴマはビタミン類の宝庫でもあり、さまざまなビタミンを含んでいます。

・ビタミンA
・ビタミンB群
・ビタミンE

ビタミンAは皮膚を健やかに保つ働きがあるので、髪が育ちやすい頭皮環境を維持してくれます。ビタミンB2は頭皮の皮脂をコントロールして、ベタつきやカサつきを防ぎ、ビタミンB3は頭皮の血行を良くして髪に栄養素を届けます。

ビタミンB6はケラチンの合成をサポートし、ビタミンEは頭皮の血管を広げて血液の流れをスムーズにするのです。

とくに黒ゴマが薄毛を防ぐのによいといわれています

ゴマには、黒ゴマ・白ゴマ・金ゴマの3種類がありますが、中でも黒ゴマは薄毛を予防し、髪を育てる効果が期待できるといわれています。黒ゴマの表皮にはセサミンを多く含むリグナンという成分が含まれているため、育毛効果があると考えられているからです。

リグナンの抗酸化作用は高く、活性酸素が身体を酸化させるのを防止するとされています。薄毛や抜け毛といった髪トラブルは加齢によって表れることもありますが、活性酸素によって引き起こされているパターンも多く見られるのです。

「身体がさびる」という表現は、活性酸素によって身体が酸化した状態を表しています。呼吸によって体内に取り入れた酸素のうち、約2%が活性酸素になりますので、活性酸素を完全に防ぐことは難しいです。

活性酸素は完全に防ごうとするよりも、できる限り増やさないようにすることが大切です。薄毛だけにとどまらず、動脈硬化・心筋梗塞・アトピー性皮膚炎など、活性酸素が引き起こす疾患は数多くあります。

生活習慣を見直して活性酸素を増やさないようにしましょう


完全に防ぐのが難しい活性酸素ですが、生活習慣を見直すことによって、体内の活性酸素を増やさないようにすることは可能です。薄毛の他にも身体の疲れやすさを感じたり、頭皮や肌の調子が悪いと感じたりしている方は、活性酸素がたまり過ぎているのかもしれません。

ストレスをためない

過剰なストレスは万病のもとで、身体にありとあらゆる不調を招く原因になります。ストレスを溜めこんでしまうと血流が悪くなり、活性酸素が増えることがわかっています。

軽めの運動を取り入れるとストレスの解消にもなりますし、血行も改善していきます。激しい運動は活性酸素を増やす原因になるので、適度な運動量を心がけましょう。

タバコやアルコールの量を減らす

タバコやアルコールでストレスを解消したい方もいるかもしれませんが、タバコやアルコールも活性酸素を増やす一因です。とくにタバコの煙に含まれるニコチンなどの有害物質は、血液中に侵入すると酸化LDLという物質を発生させ、動脈硬化の原因になります。

過剰なアルコール摂取も活性酸素を増やすので、適量の飲酒を心がけましょう。肝臓がアルコールを分解する際に、活性酸素が発生しやすくなります。

紫外線を浴び過ぎない

紫外線を浴び過ぎると細胞で活性酸素がつくられて、頭皮や肌のトラブルを招くことがあります。頭皮は紫外線を浴びやすい場所なので、真夏などの紫外線が多い時期は、帽子や日傘などで紫外線を避ける工夫をするとよいでしょう。

大量の紫外線を浴びたことによって、頭皮にフケや炎症が起きたり、抜け毛が増えて薄毛になったりする恐れもあります。

ゴマはそのまま食べるより、すり潰して食べた方が吸収によいです

ゴマの食べ方はいろいろありますが、種子のまま食べるよりも、すり潰してから食べた方がゴマに含まれる栄養素を吸収しやすくなります。

すり潰すのは面倒に感じるかもしれませんが、このひと手間を加えることによって、ゴマの栄養素をムダにすることなく、体内に取り入れやすいです。

ゴマの表皮は硬いため、そのまま食べるとゴマに含まれた栄養素を充分に摂取することができません。すり潰せばプチプチとした食感が楽しめるようになり、ゴマ独特の香ばしい風味も増すので、料理のおいしさもアップします。

ゴマは買ってきた状態のままですり潰すのではなく、軽く炒ってからすり潰すのがおすすめです。フライパンにゴマを入れ、かき混ぜながら遠火の強火でまんべんなく加熱していきます。

ゴマが3粒ほど弾けたら火を止めて、後は余熱で好みの炒り具合にしましょう。他の容器に移してゴマを冷ましたら、よく乾燥させたすり鉢でゴマをすり潰します。

ゴマの食感を楽しみたい場合は粗目にすり、なめらかに仕上げたい時はゴマの油がにじむまで丁寧にすり潰しましょう。

ゴマを上手に食生活に取り入れましょう

ゴマは食卓の主役になることは少ないかもしれませんが、名脇役として料理の味を引き立ててくれます。手に入りやすい食材でもあるので、薄毛対策として日頃から常備しておくとよいでしょう。

ゴマを使った簡単レシピをご紹介するので、試してみてください。

味ゴマ(しょうゆ風味)

ご飯のお供や、サラダのトッピングとしても使えるお手軽な料理です。フライパンにゴマ(50g)とすりおろしショウガ(1かけ)を入れて、弱火にかけます。

音が弾けたらしょうゆ(大さじ1)と、みりん(小さじ1)を加えて、水分が飛んだら火を止めます。砂糖(小さじ2)と塩(少々)を加えて軽く混ぜ合わせたら完成です。

ゴマドレッシング

マヨネーズを使ったゴマドレッシングなので、洋風の料理にも和風の料理にも合わせやすいです。まずマヨネーズ(60g)・練りゴマ(40g)・三温糖(36g)・塩(5g)を混ぜ合わせ、しょうゆ・カツオ出汁(いずれも30㏄)を少しずつ加えます。

すりゴマ(8g)と一味唐辛子(少々)を加えて完成です。

薄毛対策としてゴマ油を使った頭皮クレンジングをしましょう

ゴマは食用として使う以外にも、頭皮クレンジング用のオイルとして使うという方法があります。一般的な茶色いゴマ油は香りや風味が強いので料理には向いていますが、頭皮に直接塗るのなら香りが抑えられた白ゴマ油の方がおすすめです。

白ゴマ油を弱火で90℃になるまで加熱し、濡れ布巾の上で冷ましたら完成です。火を加えるのは、ゴマ油の抗酸化力を高めて酸化を防ぐという理由があります。

鍋から別容器に入れ替えたら、使う分量を手に取って、手のひらで温めます。頭皮全体にゴマ油が行き渡るようにマッサージしたら、シャンプーでゴマ油を洗い流しましょう。

時間に余裕がある時は、シャンプーの前にホットタオルで頭皮全体を温めるのも効果的です。シャンプーをする際は洗浄力が強過ぎないシャンプーを選び、頭皮をマッサージするようにもみほぐしながら洗いましょう。

洗浄力が強いシャンプーは、薄毛や頭皮の乾燥の原因になるので、頭皮ケア効果を謳ったシャンプーがおすすめです。

(まとめ)ゴマが薄毛を改善するといわれる理由は、ゴマには髪を育てるとされる栄養素が豊富に含まれているからです。

ゴマに含まれたリグナンなどの有効成分が働き、薄毛を改善すると考えられています。

料理に使うだけでなく、頭皮クレンジングにゴマ油を用いるのも、健やかな頭皮環境を守る効果的な方法です。とくに黒ゴマは体内の活性酸素を減らし、育毛効果が期待されています。

活性酸素を減らすにはゴマに頼るだけではなく、規則正しい生活を心がけることも大切です。

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