縮毛矯正が薄毛を引き起こすわけではありません


くせ毛をストレートに直すために、定期的に縮毛矯正の施術をしているという方も多いのではないでしょうか。

中にはあまり縮毛矯正を続けていると、将来的に薄毛になってしまうのではないかと不安になる方もいるかと思います。しかし縮毛矯正をすることで、直接薄毛につながるということはありません。

縮毛矯正は、薬剤の力を利用して髪内部のうねりの原因となっている「シスチン」の連結を切断し、アイロンの熱でまっすぐな状態にした後に、更に薬剤でシスチンを再結合させる仕組みとなっています。

この薬剤や熱は、髪の毛に作用するものなので、頭皮や毛根に直接のダメージを与えることはありません。

そのため縮毛矯正が原因で、毛根がダメージを受けて健康な髪の毛が生えてこなくなるということは考えにくいのです。

ただし縮毛矯正で使用する薬剤や熱が髪の毛の表面にダメージを与えることがあるので、髪にとって負荷がかかります。

そのためあまり頻繁に行うことはおすすめしません。また縮毛矯正を行った後は、トリートメントなどでダメージ部分を補ってあげるとよいでしょう。

くせ毛ならではの悩みがあります

くせ毛の人にとって、「ストレートヘアは憧れ」という方も多いのではないでしょうか。

雨の日や湿度の高い日は髪のうねりが強く出てしまうので、髪の毛が全体的に膨らんでしまったり、髪型がまとまりにくかったりして、気にしている方も少なくないと思います。

とくに女性は、髪型が決まらないと憂鬱な気分になってしまいがちです。また思春期の頃は、人とわずかに違う部分ですら気になってしまうことがありますよね。

くせ毛を利用してうまくスタイリングしている方も多いので、必ずしも「くせ毛=悪いもの」ではないとは思います。

しかしそれがコンプレックスになってしまうくらいなら、縮毛矯正をすることでまっすぐな髪の毛を手に入れるのもよいのではないかと思います。

縮毛矯正で髪の毛がまっすぐになるのは、熱と薬剤の力です


縮毛矯正とは、縮毛(くせ毛)を、まっすぐなストレートヘアの状態にするための技術です。美容院で施術してもらうことが多いので、仕組みを知らない方も多いのではないでしょうか。

髪の毛は「ケラチン」というタンパク質で作られており、このケラチンは18種類ものアミノ酸が結びつくこと構成されています。

これらの複数のアミノ酸が複数の結合方式によって結びつくことによって、その人の髪質が決まっているのです。

中でも髪のうねりなどに大きな影響を及ぼしているのが、「シスチン結合」と呼ばれる結びつき。

このシスチン結合がまっすぐな状態になっていれば直毛に、ずれて結びついていればうねりが現れてしまうということになります。

この「シスチン結合」と呼ばれる結びつきに対して薬剤で働きかけることによって、直毛の状態にしてあげるのが縮毛矯正の仕組みです。

縮毛矯正には2種類の薬剤を利用します。1つは、シスチン結合を切断するためのもの、そしてもう1つはシスチンを再結合させるためのものです。

まず髪に1つ目の薬剤を塗布し、うねりの原因となっているシスチン結合を切断します。

その後ヘアアイロンを利用して高熱処理をしながら髪をまっすぐな状態を作り出します。

そしてストレートに矯正した髪の毛を固定するために、2つめの薬剤を使用してシスチンを再結合してあげるのです。

これらの薬剤の種類や配合により、強さや髪へのダメージ量が異なります。そのため髪の状態に合わせて、最適な薬剤を選んでもらうとよいでしょう。

縮毛矯正は薄毛を引き起こす要因になる可能性があります

縮毛矯正をすることで、薄毛になった気がするという方もあるのではないかと思います。しかし縮毛矯正の仕組みでご説明した通り、縮毛矯正は頭皮や毛根に直接作用するものではありません。

髪の毛の内部に働きかけるものなので、一時的にダメージを受けたり、毛が抜けたりすることはあっても、縮毛矯正そのものが薄毛の原因になってしまうとは考えにくいのです。

もしかしたら、くせがなくなってボリュームダウンするため、少なくなったように感じるということもあるかもしれませんね。

ただし縮毛矯正で使用する薬剤は、頭皮にとっては刺激が強いものになります。そのため頭皮に付着することで炎症を起こしてしまう可能性は考えられるでしょう。

頭皮の炎症が悪化すれば、健康な髪の毛の育成を阻害することになります。

またストレートにするためにヘアアイロンで引っ張りながら熱を加えるので、髪の毛が抜ける・熱で表面がダメージを受けるという可能性は高いです。

たまに施術する程度ならば問題ありませんが、あまり頻繁に縮毛矯正をしていると、髪の毛のツヤやしなやかさも失われ、切れ毛や抜け毛の原因になることは十分に考えられます。

縮毛矯正自体が直接薄毛の原因になるわけではありませんが、薄毛を引き起こす要因となってしまう可能性はありえるので注意が必要です。

縮毛矯正を行う時に注意したい4つの点


縮毛矯正を行うことで、薄毛を引き起こす要因を作らないためには下記のような点に注意するとよいでしょう。

① 同じ日にヘアカラーをしない

縮毛矯正の施術方法は、髪にとってダメージを与えるものです。

効率を考えると同じ日に行ってしまいたいという気持ちもわかるのですが、同じ日に更にダメージを与えるヘアカラーを施術するのは止めておいたほうがよいでしょう。

最近は薬剤もだんだん良くなってきているので、ダメージは多少軽減されてきている傾向にあります。髪のダメージ状況などにもよりますので、美容院で相談をしてみてください。

② 施術は信頼できる美容院で行う

自宅でできる縮毛矯正の商品も販売されていますが、頭皮に薬剤が付着してしまったり、ヘアアイロンで同じ場所ばかり引っ張る、強く引っ張る等の負荷がかかったりするとダメージの原因になりかねません。

縮毛矯正の施術は、信頼できる美容院でやってもらうことをおすすめします。

③ ヘッドスパやトリートメントでダメージを最小限にする

薬剤や熱を利用して直毛にするので、髪にダメージが加えられてしまうことは仕方ありません。それを最小限にするためにも、トリートメントやヘッドスパを併用することをお薦めします。

ダメージを補修することによって、切れ毛や抜け毛を少しでも防ぎましょう。

④ 施術の間隔を調整する

縮毛矯正は髪にダメージを与えるため、あまり頻繁に行うことはよくありません。

数ヶ月に1回程度にするなど、くせが戻り始めるタイミングを見計らいながらできる限り回数を少なくできるように調整してみましょう。くせの程度によっては、1年に1回で大丈夫な方もいます。

薄毛を予防するために、健康な頭皮を維持しましょう

縮毛矯正を施術することが薄毛の直接の原因ではありませんが、髪や頭皮がダメージを受けている可能性はあります。

髪は死滅細胞のため、一度受けたダメージは自己修復しません。

しかし頭皮が健康な状態であれば、新しい健康な髪の毛が生えてくるため、薄毛を予防することは可能です。頭皮の健康と髪の成長には、血液の循環が大きく影響をしています。

そのため頭皮マッサージを行うことで血行を促進して、抜け毛を減らしていきましょう。頭皮マッサージはそれほど難しくありません。

両手の指の腹を使って、ゆっくりと揉みほぐすだけ。頭皮を頭蓋骨からゆっくりと剥がすようなイメージで動かしていきましょう。

あわせて、首・肩のコリをほぐす、指の腹でポンポンとリズミカルに叩いて刺激を与える等の動作を行うと、より効果的です。乱暴にゴシゴシこすったり、痛いほど押したりすることは逆効果なので気をつけてください。

またホコリや皮脂汚れが残っていると頭皮が不健康な状態になりがちですが、洗浄力の高いシャンプーは刺激が強すぎます。

そのためアミノ酸を主成分とした洗浄力が穏やかなシャンプーを使用して、1日1回すすぎをしっかりと行って頭皮をきれいにしましょう。

薄毛の主な原因は、髪のダメージよりも頭皮の炎症などです。脂漏性皮膚炎などの原因を作らないよう、清潔で栄養が行き渡っている健康な頭皮を維持するように心がけてください。

(まとめ)縮毛矯正をしていると、薄毛になりやすいのでしょうか?

1. 縮毛矯正が薄毛を引き起こすわけではありません

縮毛矯正そのものが、薄毛の原因になっているわけではありません。しかし薬剤や熱が原因で、髪や頭皮がダメージを受けてしまっている可能性はあります。

薄毛を誘発するリスクは高まるので、施術には注意が必要です。

2. くせ毛ならではの悩みがあります

くせ毛の人は、雨の日や湿度の高い日に髪が膨らんだり、まとまりにくかったりするのでコンプレックスになりがちです。

くせ毛は悪いものではありませんが、気になるようなら縮毛矯正でストレートにするのもよいと思います。

3. 縮毛矯正で髪の毛がまっすぐになるのは、熱と薬剤の力です

髪の毛の質は、18種類のアミノ酸の結合方法によって異なってきます。縮毛矯正は、うねりの原因となる「シスチン結合」を薬剤で一度切断する方法です。

その後に熱を加えてまっすぐにしてから、薬剤で再結合することによって、直毛を作り出しています。

4. 縮毛矯正は薄毛を引き起こす要因になる可能性があります

縮毛矯正によって髪が少なくなったように感じるのは、うねりがなくなりボリュームダウンしたためです。

しかし薬剤や熱により髪がダメージを受けて、切れ毛や抜け毛を引き起こす可能性は考えられます。薄毛を引き起こしかねないので、注意が必要です。

5. 縮毛矯正を行う時に注意したい4つの点

縮毛矯正を行うことで、頭皮に薬剤が付着して炎症を起こしたり、髪がダメージを受けて切れやすくなったりする可能性が高いです。

施術の間隔を調整したり、ダメージを最小限に抑えたりするなど、気をつけるようにしましょう。

6. 薄毛を予防するために、健康な頭皮を維持しましょう

縮毛矯正で髪や頭皮がダメージを受ける可能性はありますが、頭皮が健康な状態であれば薄毛にはつながりません。

健康な頭皮を作るために、血流をよくする、頭皮への刺激を極力減らす、清潔な状態にしておくように心がけましょう。

薄毛に悩む女性によく読まれている症状について

薄毛が気になる女性の頭皮が赤い場合の原因は?

健康で元気な髪を育てるためには、頭皮が健康でなくてはいけません。頭皮の状態は、普段は髪に隠れているため、気を付けてみないとわからないという難点があります。痒みや痛みが出てから見るのでは、対策が遅れてしまいます。

続きを読む