薄毛の原因によっては改善効果が期待できます


薄毛が気になった時、みなさんはまずどんな対策をしますか?

髪によいといわれる食べ物や飲み物を摂取する。

シャンプーを変える。

育毛剤を試してみる。

サプリメントを飲む。

マッサージをする。

病院に行く。

いろいろと思いつくことを手あたり次第やってみたくなりますが、それでは時間やお金がかかってしまいます。

まずは自分の薄毛の原因を見極め、自分に合った対処を行うことが一番の近道かもしれません。

薄毛の原因は、頭皮のダメージ、加齢などによるホルモンバランスの乱れ、そして血行不良などがあります。

血行促進をする方法はさまざまありますが、その一つが整体です。整体によって体をほぐすことで、血流が良くなり、頭皮にも栄養が行き届き、髪の毛の成長を促すと考えられます。

それから心地よい施術で心身がリラックスすれば、これも血行促進につながります。ただし甲状腺疾患のように血行不良以外の原因で起こる薄毛は、病院での治療が必要な場合もあるので、専門家に相談しましょう。

また整体院の施術方法はさまざまあるので、自分に合った整体院を選び、育毛促進に役立ててください。

整体は民間療法です

整体とは主に手技を用いた民間療法で、一般的には骨盤や背骨・関節などのズレやゆがみを整えることによって、筋肉のはりやコリをほぐして血行を促進し、体全体のバランスを整えるといわれています。

また整体によって、痛みやしびれが緩和したり、姿勢が良くなったりするとも考えられています。それから体がほぐれることで副交感神経が優位になると、リラックス効果も期待できます。

しかし整体には法的資格制度がないので、施術者の技術水準や施術方法はバラバラです。

たとえばカイロプラクティックなどの欧米伝来の手技療法を用いる整体、日本武術の柔術の流派に伝わる手技療法を取り入れた整体、東洋医学の経絡経穴を手技療法に用いる整体などがあり、整体に対する解釈もさまざまあります。

これは、整体の技術や理論が統一的に体系化されていない為です。

よって各整体院でも特徴が異なり、骨格矯正をメインにしている整体院もあれば、筋肉をほぐすことをメインにしている整体院・エステ・リラクゼーションがメインの整体院・気孔などをメインに施術する整体院などがあるので、自分の受けたい施術を行う整体院を見つけることが重要です。

また独立行政法人国民生活センターによると、施術によって痛みやしびれが強くなったり、骨折などの怪我をしたりしたといった健康被害を受けたケースもあるそうです。

無資格でできるといっても、整体院の整体師の中には国家資格の柔道整復師の資格を持っている方もいます。

国家資格がなくてもスキルの高い整体師もいれば、資格を持っていても経験が浅い先生もいるので、一概にどんな整体院がよい悪いとはいえませんが、トラブルを避ける為にも整体院選びは慎重にしましょう。

整骨、カイロプラクティックも医療行為ではありません


あん摩・はり・きゅう・柔道整復と、カイロプラクティックや整体、マッサージは、施術者の手技による「医業類似行為」と呼ばれ、法令上では医療行為に含まれません。

その施術者の中で、あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・柔道整復師は、国家資格を必要とします。

厚生労働省によると、「カイロプラクティックの施術法は施術者によってさまざまですが、主に脊椎やその他の身体部位を調整(矯正)することにより、ゆがみの矯正・痛みの軽減・機能改善・身体の自然治癒力を高めることを目的としています」とされています。

しかしカイロプラクティックも整体と同様に、日本に法的な資格制度はありません。ただし欧米では、カイロプラクティックの施術者は、主に、筋骨格系の障害を取り扱う脊椎ヘルスケアの専門職として法制化されています。

整骨院・接骨院(ほねつぎ)では、柔道整復師という国家資格者が外傷によるねんざや打撲に冷あん法、温あん法、マッサージや物理療法などの施術を行ったり、骨折・脱臼の応急処置を行ったりします。

柔道整復師は医師ではないので、医療行為はできませんが、整形外科では整形外科医が診察・診断・X線(レントゲン)やMRIなどの検査を行い、投薬・注射・手術・リハビリテーションなどで骨・関節・末梢神経・脊椎脊髄などの治療という医療行為をします。

どこを訪れるかは自分の判断になりますので、それぞれの特徴を知り、自分の状態に合った施術、治療を受けるようにしましょう。

生活習慣の乱れは、薄毛につながります

睡眠不足

多くの内臓器官の機能に関わる自律神経は、交感神経と副交感神経に分けられます。睡眠中は、副交感神経が優位になるので、血管が拡張し血行が良くなります。

しかし睡眠時間が短かったり、寝入ってから約3時間の間に深い眠り(ノンレム睡眠)に達する、いわゆる「質のよい睡眠」を取れなかったりすると、活動的な交感神経が優位になり、血管が収縮して血行が悪くなってしまいます。

栄養不足

忙しい現代人は、栄養バランスのよい食事を作ったり取ったりする時間がないかもしれません。また極端なダイエットによって栄養が偏ることもあります。

毛髪の主成分であるタンパク質やビタミン類などの栄養素が不足すると、毛髪の成長が遅れたり、細くて弱い毛髪しか育たなくなったりして、抜け毛や切れ毛が増えてしまう恐れがあります。

ただしいくら栄養を十分取っていても血流が滞っていると、毛髪の成長を阻害してしまいます。

なぜならそれらの栄養素は血液を通して毛髪が作られる毛根に届くので、頭皮の血行が悪いと栄養が届きにくくなるからです。

運動不足

運動をすることで、心臓が血液を送り出し、筋肉を動かすことで毛細血管の隅々まで血液が流れ、血液が循環して血流が良くなります。

しかし運動不足になると、血液を送る役割を担う筋肉が弱まり、血流が悪くなってしまい、毛髪の成長にも良くありません。

運動はストレス解消にもつながるので、あまり激しい運動ではなく、自分のペースで行える運動を行ってください。ジョギング・サイクリング・スイミングなどの有酸素運動を行うのもよいでしょう。

喫煙によるストレス解消はやめましょう


現代は誰でも、さまざまな外部からの刺激によりストレスを感じる時代です。

仕事や人間関係などの社会的要因/不安や悩みなどの心理的要因・体の不調などの身体的要因・天候や騒音などの環境的要因といった日常生活で起こる原因によって生じる緊張状態が、過剰にあるいは長期間続くと心身が悲鳴を上げてしまいます。

また強いストレスは交感神経を優位にさせて、ホルモンバランスを崩したり血管を収縮させたりするので、薄毛が進行する危険性があります。

そうなる前に、ストレスの原因を取り除いたり、ストレス解消の為にセルフケアを行ったりする必要があります。

心身をリラックスさせることで溜まったストレスを発散できるので、ゆっくりお風呂に入る・軽い運動を行う・好きな音楽を聴くなど、自分に合ったリラックス方法を見つけるとよいでしょう。

しかしストレス解消の方法によっては、逆効果になるので要注意です。たとえば「タバコを吸うとストレス解消になる」という人がいます。

喫煙によるニコチン依存によって脳がニコチンを渇望すると、タバコを吸うまでイライラしたり落ち着きがなくなったりしますが、喫煙によるストレス解消は、ニコチン切れのストレスを解消するのであり、日常生活におけるストレスの解消ではないのです。

またタバコに含まれるニコチンには、血管を収縮させる作用があるので、喫煙は血行不良を招き、薄毛につながります。

さらに喫煙は女性ホルモンの分泌を低下させ育毛を阻害するので、体への害だけでなく、頭皮や毛髪の健康を考えると、禁煙することをおすすめします。

病気によって薄毛を招くこともあります

薄毛は、血行不良やホルモンバランスの乱れによって起こることが多いといわれていますが、抜け毛の原因が甲状腺の病気や膠原(こうげん)病、生活習慣病などに関わる場合もあります。

薄毛以外にも気になる症状がある場合は、自己判断せず、医師の診断を受けましょう。

バセドウ病

甲状腺ホルモンが過剰に分泌される甲状腺機能亢進症を起こす病気です。女性に多く、免疫システムの異常が関係しているといわれています。

遺伝的な要因だけでなく、出産などの体内環境の大きな変化など複数の要因が関わっていると考えられています。

橋本病(慢性甲状腺炎)

リンパ球の浸潤した甲状腺の慢性炎症で、女性に多い病気です。遺伝的要因もありますが、ヨード(ヨウ素)の過剰摂取が発症に関わっているといわれています。

通常の食生活では問題ありませんが、髪によいからと思って毎日たくさんの昆布を食べ続けると摂りすぎになるので、注意しましょう。

膠原病

膠原病とは、全身性エリテマトーデス・関節リウマチ・強皮症など、真皮・靭帯・骨などを構成するタンパク質であるコラーゲンに障害・炎症を生じる、さまざまな疾患の総称です。

病気によっては、円形脱毛症など脱毛を伴う場合があります。

生活習慣病

糖尿病になると、高血糖の状態が続き、血管が傷ついて血流が悪くなってしまいます。

また血中に含まれるコレステロールや中性脂肪などの脂質が多い脂質異常症になると、動脈硬化が進行し、血管が細くなります。

すると体に血液が十分に届かなくなってしまい、毛髪の成長に悪影響を及ぼすだけでなく、心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる病気を発症する恐れがあります。

(まとめ)整体で薄毛は改善できますか?

1. 薄毛の原因によっては改善効果が期待できます

薄毛の原因である血行不良を改善する方法の一つが、整体です。

体をほぐし、心身がリラックスすると血流が良くなり、頭皮に栄養が行き届き、髪の毛の成長を促します。治療が必要な時は専門家に相談しましょう。

2. 整体は民間療法です

整体とは主に手技を用いた民間療法です。

法的資格制度がなく、技術や理論が統一的に体系化されていない為、施術者の技術水準や施術方法はバラバラです。トラブルを避ける為にも整体院は慎重に選びましょう。

3. 整骨、カイロプラクティックも医療行為ではありません

あん摩・はり・きゅう・柔道整復は国家資格が必要で、カイロプラクティックや整体は法的な資格制度はありませんが、法令上すべて医業類似行為です。

医師が診察・診断・検査・治療をする医療行為とは違います。

4. 生活習慣の乱れは、薄毛につながります

睡眠不足によって、活動的な交感神経が優位になると、血管が収縮して、血行が悪くなってしまいます。

また極端なダイエットなどによる栄養の偏りや運動不足による血流の滞りも、薄毛を進行させる要因になります。

5. 喫煙によるストレス解消はやめましょう

強いストレスはホルモンバランスの崩れや血管の収縮を招き、薄毛を進行させる恐れがありますが、喫煙によるストレス解消は、血行不良や女性ホルモンの分泌低下を招いて育毛を阻害するので、体の為にも禁煙しましょう。

6. 病気によって薄毛を招くこともあります

薄毛の原因がバセドウ病や橋本病などの甲状腺の病気や、膠原病、また糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病の場合もあります。

薄毛以外にも気になる症状がある場合は、自己判断せず、医師の診断を受けましょう。

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