ピルの服用をやめたとき薄毛になる可能性があります


最近は避妊の目的だけでなく、生理痛やPMSの緩和・更年期障害の症状対策などのためにピルを服用する女性が増えています。

ピルにはいくつかの副作用があり、その中に「頭頂部が薄くなった」という人がいることも確かです。
といっても、ピルを飲むことが直接薄毛につながるわけではありません。

なぜならピルには女性ホルモンであるエストロゲンを増やす効果があり、エストロゲンは髪の毛の成長を促すからです。

むしろピルの服用中には抜け毛は起こりにくくなっているのです。
ではなぜ「ピルを飲んだら薄毛になった」と言われるのでしょう。

正確にいえば「ピルの服用をやめたら抜け毛が増えた」というケースが多いのです。

ピルの服用を中止すると、それまで外から補われていたエストロゲンが失われ、体内のホルモンバランスが崩れてしまうのです。

髪の成長をサポートしていたエストロゲンの量が低下することで、一時的に抜け毛などの現象が起こると考えられています。

もっとも、ホルモンバランスが安定すれば髪の毛は回復します。
個人差はありますが、数ヶ月から1年ほどで収まることが多いようです。

ピルが身体にあたえる影響とは

ご存知のように、ピルは妊娠を防ぐための経口避妊薬です。
ピルには女性ホルモンの一種である「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(ジェスタージェン)」が含まれています。

これを服用することで、ホルモン分泌を行う脳下垂体が「体内に卵胞ホルモンと黄体ホルモンが充分にあるから分泌の必要はない」と判断を下します。

その結果、性腺刺激ホルモンの分泌が停止し、排卵が抑えられ、妊娠を防ぐことになるのです。

簡単にいうと、ピルには女性ホルモンであるエストロゲンを増やす効果があります。

そしてこのエストロゲンには髪の毛の成長を促す効果があるため、ピルの副作用としての抜け毛は、実は服用中には起こりにくくなっているのです。

ホルモン量の変化が薄毛に影響する


日本産科婦人科学会による「低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン」(平成17年12月版)には低用量経口避妊薬のリスクとして「脱毛」があげられています。

その理由には以下のようなことが考えられます。

ピルの服用中に抜け毛が増える場合

ピルにはアンドロゲンという男性ホルモンを抑える作用があります。

男性ホルモンには毛を濃くしたり増やしたりする作用があり、ピルを服用することでその増毛効果が抑制され、結果として抜け毛が増えてしまうことがあります。

稀にですが、ピルを飲んで薄毛になる場合があるとすれば、それはピルの抗アンドロゲン作用が原因である可能性があります。

ピルの服用をやめて抜け毛が増える場合

ピルの服用を中止すると、それまでピルによって補われていたエストロゲンが失われ、体がその変化についていけなくなります。

そして女性ホルモンの量が低下することで、男性ホルモンであるテストステロンが増加します。

このテストステロンは抜け毛を促進させる作用があり、薄毛の大きな原因になります。

また妊娠中、女性ホルモンが増加した母体は毛母細胞も成長期となるため、通常よりも髪の成長期が長くなります。

そのため出産後はホルモンバランスが元に戻り、成長期だった髪も急激に休止期に入り、抜け毛が増えます。
いわゆる「産後脱毛」といわれる現象です。

ピルは言うなれば体を擬似的に「妊娠状態」にさせている状態ですから、ピルの服用をやめれば産後と同じような症状があらわれるのは当然のことなのです。

ピルの服用中止による薄毛の対処

ピルの服用中止による薄毛、抜け毛の増加はホルモンバランスが安定すれば収まります。
個人差はあるものの、おおむね数ヶ月から1年で回復するようです。

豆腐や納豆・豆乳など、女性ホルモンとよく似た構造の大豆イソフラボンを食事で補うことで、よりスムーズにホルモンバランスを整えることができます。

育毛剤やヘッドスパなどで頭皮環境を整えることも有効でしょう。

ただいつまでたっても薄毛が改善されないという場合は、更年期・ダイエット・ストレス・喫煙など、ほかの原因が重なっている可能性も考えられます。

低用量ピル(低エストロゲン量のピル)が開発されたことで、以前に比べて「ピルの服用による抜け毛」のリスクは少なくなってきています。

それでもさまざまな副作用を起こすものですから、ピルを使用する場合にはリスクを理解し、予防しながら使用することをおすすめします。

(まとめ)ピルの副作用が女性の薄毛の原因になる?

1.ピルの服用をやめたとき薄毛になる可能性があります

ピルには髪の毛の成長を促すエストロゲンを増やす効果があり、服用中にはむしろ薄毛にはなりにくくなっています。

しかし服用をやめると ピルで補給されていたエストロゲンが急にストップしてしまい、 髪の成長が止まり、抜け毛が増えてしまうのです。

2. ピルが身体にあたえる影響とは

ピルには女性ホルモンの一種であるエストロゲンとジェスタージェンが含まれています。
これが投与されることで性腺刺激ホルモンの分泌が停止し、排卵が抑えられ、妊娠を防ぐのです。

エストロゲンには髪の毛の成長を促す効果があり、ピル服用中にはむしろ脱毛は起こりにくくなっているのです。

3. ホルモン量の変化が薄毛に影響する

ピル服用中には増毛作用のある男性ホルモンが抑制され、抜け毛が増えてしまうことがあります。

また服用を中止すると、それまでピルによって補われていたエストロゲンが失われ、男性ホルモンであるテストステロンが増加するなどホルモンバランスが崩れます。

4. ピルの服用中止による薄毛の対処

個人差はあるものの、おおむね数ヶ月から1年でホルモンバランスが安定すれば収まります。

いつまでたっても薄毛が改善されないという場合は、更年期、あるいはダイエットやストレス、喫煙など、ピル以外の原因があると考えられます。

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