女性がエクステをすると、牽引性脱毛症といった薄毛のリスクがあります
エクステをつける時には、髪を強く引っ張ります。頭皮が圧迫されて血流が悪くなると、牽引性脱毛症のリスクがあります。
分け目がくっきりしてきた、生え際が薄くなって額が後退してきたなどの症状が出たら、牽引性脱毛症を疑いましょう。
どんなに丁寧に施術しても多少は負担がかかるものと考えて、正しくケアしていく必要があります。
傷んだ頭皮は専門トリートメントでケアしましょう
リスクがあることはわかっていても髪のオシャレを楽しみたいなら、専門トリートメントで頭皮をいたわってあげましょう。
健康な頭皮を維持するために必要な成分を外部から補い、抜け毛ができにくい環境を整えます。
一般的なトリートメントは、傷んだ髪を補修してキューティクルを整えることを重視します。乾燥した髪をきれいにして手触りが良くなる反面、地肌を強くする効果は期待しにくいのが難点です。
油分が頭皮に残り炎症を起こすと、抜け毛をさらにひどくすることもあります。
洗い流さないタイプのトリートメントで薄毛が進行するリスクがあると言われるのも、原理としては同じです。
髪を美しくすることを重視するのか、薄毛対策をしたいのかで、選ぶべきアイテムは異なります。
エクステによって負担がかかった頭皮をいたわる目的でトリートメントを使うなら、スキンケア成分に注目したアイテム選びをするといいでしょう。
豆乳発酵液・オタネニンジン根エキスといった保湿成分が入っていると、地肌の乾燥対策になります。適度に潤いを維持することで頭皮の状態が良くなって、抜け毛を防止する効果が期待されます。正しいアイテムを日々のケアに取り入れて、安心して髪のオシャレを楽しみましょう。
ホームケアは専門家に頼むより経済的です
エクステによる頭皮トラブル解消策として、美容院の専門メニューに挑戦する方法も考えられます。
スキャルプトリートメントを使ったマッサージ・炭酸水を使った頭皮クレンジングなど、頭皮の健康に着目したメニューはたくさんあります。
プロの手でケアしてもらうと、頭がすっきり軽くなります。
リラックス目的で通う女性も多く、特別な日に挑戦したいメニューです。
ただし、髪の専門家のアドバイスを受けて施術を受けるために高い効果を期待できる反面、定期的に行うとすると費用面の負担が大きくなるのが難点です。
頭皮ケアは、一度行ったから劇的な効果があるというものではありません。
月単位や年単位で継続してはじめて目に見えた変化がでてくるのが通常です。
エクステの付け替えや白髪染めだけでも、かなりの維持コストがかかります。
さらに頭皮ケア費用が加わるとすると、家計に無理が出る方もいると思います。
お財布に無理なく対策したいなら、自分でできるホームケアからはじめましょう。
なかなか治らない時には他の原因を疑います
エクステのように外部的な刺激が原因の抜け毛ならば、トリートメントでケアしたりすることで、改善するケースが多いです。
もし、トリートメントだけでは良くならないようなら、エクステをお休みして様子をみるのも一つの手です。
抜け毛が減って薄毛が改善されてくれば、また髪のオシャレを楽しめます。
髪に負担がない生活をしているのになかなか良くならない薄毛は、牽引性脱毛症以外の原因を疑いましょう。
加齢による女性ホルモンの低下や生活習慣が原因だと、外的なケアだけでは改善しない可能性が高いと言えます。
進行性のFAGA(びまん性脱毛症)だと、どんどん症状が悪化してしまうこともあります。
ホームケアだけでは何ともならない状態なら、医師の診断をあおぎましょう。
実際に治療するかどうかは別として、カウンセリングだけは無料で行ってくれる病院もあります。
正しい知識を持つ人に悩みを相談するだけでも、心が軽くなることがあるものです。
一人で思い悩んでいると、余計なストレスがかかります。
ストレスからさらに抜け毛が増えてしまう悪循環に陥っては大変です。
過剰に心配する必要はありませんが、セルフケアではどうにもならない薄毛もあることを覚えておくといいでしょう。
(まとめ)女性の薄毛を隠すためのエクステは髪に負担をかける?
エクステをつける時に髪を強く引っ張ってしまうと、牽引性脱毛症のリスクがあります。丁寧に施術しても頭皮に多少の負担はかかるものなので、正しくケアしていく必要があります。
対策としては、頭皮ケアに着目したトリートメントを使い、強い地肌を整える方法が考えられます。髪ダメージ補修よりも、頭皮ケアを重視したアイテムを使うところがポイントです。
専用トリートメントを使うと、美容院の頭皮ケアよりずっと手頃な値段でケアできます。すぐに効果が出るものではないからこそ、お財布事情と相談して、無理なく継続できる方法を選ぶといいでしょう。
トリートメントでケアしたりエクステをしばらくお休みしたりしても、なかなか症状が良くならないなら、他の原因を疑いましょう。必要に応じて専門クリニックに受診して、医師のアドバイスを受けてください。