頭皮の通気性を良くし、汗を残さないようにしましょう


頭は体の中で最も太陽に近く、温度も高くなりがちです。

しかし、人体の組織の中でも、特に脳細胞は高温に弱いので、大切な脳を守るためには頭の温度を一定に保たなければなりません。

それで、私達の体には上がった体温を下げるために汗を出すというしくみがあるのです。

また、頭皮にとっても汗は必要不可欠なもので、適度な汗は皮脂と混ざって皮脂膜を形成し、水分の蒸発や細菌の繁殖を防いでいます。

ところが、汗の量が多くなると、弱酸性だった頭皮の表面がアルカリ性に偏り、細菌が増殖しやすくなってしまい、炎症やかゆみ、臭いの原因にもなります。

だから、汗をかいた時は長く頭皮にとどめないようにすることが重要です。

紫外線から頭を守る手段として、帽子をかぶることは間違ってはいませんが、風通しが悪くなり、湿度や温度が上がりやすくなるので、素材やかぶり方に注意しなければなりません。

また、長い髪をまとめるヘアスタイルは、意外と頭皮を蒸らしてしまうことがあります。

できればこまめに汗を拭き取ると良いのですが、難しい場合はできるだけ風通しを良くし、その日のうちにシャンプーで汗や汚れを洗い流すようにしましょう。

細菌が様々な頭皮トラブルを引き起こします

炎症

皮膚には普段から存在する常在菌が多くあり、バランスを保ちながら外的刺激から肌を守るなどの役割を担っています。

しかし、頭皮が蒸れることで、そのバランスが崩れると、頭皮のトラブルを招き、炎症を起こすことがあります。

  • 毛嚢炎(もうのうえん)

    黄色ブドウ球菌などの細菌が毛穴の奥にある毛包に入り込んで起こる炎症で、ニキビのような赤いブツブツができたり、膿(うみ)が出たりします。

  • 脂漏性皮膚炎

    マラセチア真菌というカビが増殖し、炎症を起こす病気です。

    皮脂を好むので、皮脂の過剰分泌によって繁殖しやすくなります。

    赤くなって湿疹ができたり、かゆみが強くなったりする場合もあります。

    大きなフケ状のかさぶたができるので、単なるフケ症と間違えやすいといわれています。

かゆみ

頭皮の蒸れのほか、汗と皮脂や汚れが混ざって毛穴をふさぐことで細菌が繁殖し、かゆみを引き起こすことがあります。

臭い

毛穴に詰まった皮脂は、酸化して臭いを発するだけでなく、皮脂を好む黄色ブドウ球菌やカビの繁殖に繋がり、さらに臭いが強くなる原因になります。

帽子をかぶる場合は注意が必要です


帽子をかぶる時は、通気性の良い素材のものを選び、中が蒸れないように注意してください。

特に夏場はニット帽やレザーなど、通気性の悪い素材は避けた方が良いです。

そして、ぴったりとした帽子は頭を締め付けるので、少しゆとりのあるサイズにし、湿気を逃がしましょう。

日傘を使うと、強い紫外線を防ぐとともに、風通しも良くできるので、頭皮にダメージを与えないで済みます。

仕事などでヘルメットや通気性の悪い帽子をかぶらないといけない場合は、時々脱いで風を通すように心がけてください。

その時は頭皮の汗をタオルなどで拭き取ることも忘れないでください。

また、帽子は汗や皮脂汚れが残っていると雑菌が繁殖しやすいので、可能であれば着用後は洗って乾かすと、衛生的です。

正しいシャンプー方法で頭皮を清潔にしましょう

頭に汗をかいたら、その日のうちにシャンプーで汗と汚れを洗い落としましょう。

蒸れてかゆいと、ついつい爪で引っかいたり、ゴシゴシこすったりしてしまいがちですが、蒸れた状態の頭皮は表面にある角質層がふやけているので、傷つきやすくなっています。

なので、力を入れ過ぎないように洗うことが大切です。

それから、シャンプーの選び方も重要なポイントです。

皮脂汚れを落とすために、洗浄力の高いシャンプーを選びたくなりますが、頭皮にとって刺激が強く、ダメージを与えてしまいます。

また、皮脂を落とし過ぎると、頭皮を保護するために皮脂の過剰分泌を招いたり、水分が蒸発して頭皮が乾燥したりする恐れがあります。

アミノ酸系シャンプーは、汚れや余分な皮脂を落としつつ、必要な皮脂や潤いを守りますが、刺激が強過ぎないので、頭皮を傷めずに洗うことができます。

優しく頭皮をマッサージするように洗い、すすぎ残しがないようにしっかりとすすぎましょう。

シャンプー後は、濡れたままにせず、完全に乾かすようにしてください。

(まとめ)汗で頭皮が蒸れた時はどのように対処したらいいですか?

1. 頭皮の通気性を良くし、汗を残さないようにしましょう

汗が多くなると、細菌が増殖しやすくなり、炎症やかゆみ、臭いの原因になるので、汗を長く頭皮にとどめないことが重要です。

帽子や髪型にも気をつけ、汗は拭い、風通しを良くして、シャンプーで洗い流しましょう。

2. 細菌が様々な頭皮トラブルを引き起こします

常在菌のバランスの崩れで、黄色ブドウ球菌による毛嚢炎や、マラセチア真菌による脂漏性皮膚炎といった炎症が起こります。

また、汗と皮脂や汚れが混ざって毛穴が詰まり、細菌が繁殖して、かゆみや臭いが発生します。

3. 帽子をかぶる場合は注意が必要です

帽子は通気性の良い素材で、少しゆとりのあるサイズにしましょう。

日傘が良いですが、ヘルメットなどをかぶらないといけない時は、時々脱いで風を通し、汗を拭き取ってください。

着用後は清潔に保ちましょう。

4. 正しいシャンプー方法で頭皮を清潔にしましょう

頭に汗をかいたら、その日のうちにシャンプーで汗と汚れを洗い落としましょう。

刺激が強過ぎないアミノ酸系シャンプーで優しく洗い、しっかりとすすぎ、シャンプー後は、完全に乾かすようにしてください。

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