女性ホルモンの減少が多汗症の原因になっています


多くの女性が40代後半になってから、突然の汗に悩まされています。

夏でも冬でも、昼も夜もおかまいなしに突然頭から滝のような汗が流れる症状。

実はこれは「ホットフラッシュ」と呼ばれる典型的な更年期障害のひとつで、更年期を迎えた女性の7~8割が経験するといわれています。

ホットフラッシュが起こる一番の原因は、エストロゲンという女性ホルモンの減少です。

閉経前後の40代後半~50代になると、卵巣機能が衰えだし、エストロゲンの分泌量はどんどん低下します。

もともとエストロゲンには汗腺を調節したり、血流のバランスを調整したりする働きがあり、これが減少するとうまく汗をかくことが難しくなってしまいます。

さらにホルモンバランスが崩れることで自律神経が乱れ、体温の調節や発汗機能が働かなくなり、次第に体内に熱をためこむようになってしまうのです。

そしてためこんだ熱を一気に放出するため、突然汗を大量にかくようになるのです。

症状自体は閉経を過ぎてだんだんと緩和されていきます。

しかし更年期障害は何年も続くものですから、深刻な頭皮トラブルを避けるためにも病院で診察を受け、症状を改善するほうがよいでしょう。

ホットフラッシュは更年期特有の多汗現象です

走ったり辛いものを食べたりした時に、頭から異常な量の汗をかく症状は「頭部多汗症」といいます。

これはストレスや自律神経の乱れなどから起こる病気です。

しかし同じ「頭からの発汗」でも中高年の女性の場合、季節や運動、飲食などと何の関係もなく、突然として汗が出てとまらなくなるというものです。

40歳以上の女性で多汗症を発症したという場合は、この更年期障害が原因の「ホットフラッシュ」であることがほとんどです。

時間や場所に関係なく汗が出るため、対人関係に悩んだり、睡眠中も汗で目が覚め睡眠障害を起こしたりと、色々とやっかいな現象です。

大量の汗は頭皮に悪影響を与え、発毛障害や抜け毛、臭い、頭皮湿疹といった頭皮トラブルを引き起こしてしまいます。

頭皮の汗はさまざまな頭皮トラブルを起こします

発毛障害・抜け毛

大量の汗が皮脂やホコリなどと混ざって毛穴に流れ込むと、角質物質となって毛穴をふさいでしまいます。

毛穴詰まりは髪の毛の成長を妨げ、コシのない弱い髪や切れ毛、抜け毛の原因となります。

頭皮の臭いがきつくなる

更年期のホットフラッシュの汗はベタついているという特徴があります。

ベタついているのは塩分などのミネラル濃度が高いためで、これが雑菌を繁殖させて臭いの原因となります。

汗をかいても乾燥してしまえばさほど問題はないのですが、ホットフラッシュ症状で常に汗をかいている頭皮は湿った状態で、常在菌が繁殖しやすくなります。

あせも・湿疹

頭皮は汗をかきやすく、また髪があるため乾燥しにくい場所です。

そのためあせもや湿疹ができ、かゆみや炎症、フケが発生します。

頭皮湿疹は場合によっては抜け毛や発毛障害につながる危険な存在です。

更年期障害が原因の多汗症を克服するには

その他の原因による多汗症と比べ、更年期障害が原因の多汗症(ホットフラッシュ)は閉経した後年月がたてば収まってきます。

しかし、更年期障害の期間には個人差があるものの、一般的に5~10年ほどは症状が続いてしまいます。

放っておいて症状がひどくなるケースもあるため、できれば婦人科を受診することをおすすめします。

エストロゲンを処方してもらうことで症状が改善されます。

そのほか、

  • 汗が出たらこまめにぬぐう
  • エストロゲンに近いイソフラボンを摂取する
  • 熱くなってきたらウエットティッシュなどを首筋にあてて冷やす
  • カーディガンやショールなど、急に熱くなった時に体温調整しやすい服装を心がける
  • 腹巻きをしたり温かい飲み物を飲んだりすることで、のぼせの原因である「冷え」を解消する

など、汗による頭皮への悪影響を極力少なくする対策をとりましょう。

(まとめ)頭皮から大量の汗!原因は女性ホルモン?

1. 女性ホルモンの減少が多汗症の原因になっています

40代後半~50代の女性に多い「突然頭から大量の汗が流れる」異変。

これは「ホットフラッシュ」と呼ばれる更年期障害の症状です。

閉経後次第に治まっていきますが、頭皮トラブルにつながる場合もあるので、深刻な場合は婦人科を受診しましょう。

2. ホットフラッシュは更年期特有の多汗現象です

40歳以上の女性が多汗症を発症した場合は、更年期障害が原因の「ホットフラッシュ」であることがほとんどです

気候や運動、飲食などの条件と何の関係もなく、突然汗が出てとまらなくなるため、日常生活に支障が出るほか、頭皮への悪影響に悩まされている女性が多いようです。

3. 頭皮の汗はさまざまな頭皮トラブルを起こします

たまった汗が皮脂やホコリと混ざって毛穴をふさぐと、髪の成長が妨げられ、抜け毛や切れ毛を起こしやすくなります。

また更年期特有のベタついた汗が雑菌を繁殖させるため、いやな臭いを発生させたり、あせもや湿疹などの原因になったりします。

4. 更年期障害が原因の多汗症を克服するには

更年期を過ぎれば自然に収まりますが、一般的に5~10年ほど続くため、婦人科で受診することをおすすめします。

また、こまめに汗をぬぐう、ウエットティッシュで首筋を冷やすなど、汗による頭皮への悪影響を極力少なくする対策をとりましょう。

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