頭皮が痛い、ピリピリするなどの頭皮トラブルは、日常生活から起こることもありますが、神経痛など病気が原因の場合もあります。痛みの原因を知って、適切な対策をとること大切です。今回は、頭皮の痛みの原因から自宅でできる対処法まで解説します。

頭皮が痛い原因

頭皮に痛みを感じる原因はさまざまです。
日常生活の間違った習慣が原因の場合や、頭皮に起こる病気の可能性もあります。
痛みの原因を1つずつ解説していきます。

【痛み・ピリピリの原因①】頭皮の痛みを引き起こす病気

・頭皮の神経痛
・接触性皮膚炎
頭皮の神経痛

頭皮に起こる神経痛として「頭皮神経痛」があります。

後頭部や頭頂部、こめかみにピリピリしたような鋭い痛みが突発的に起こりますが、たいてい1日程度で治まります。しかし再発し、繰り返し痛む可能性がある神経痛です。
残念ながら明確な発症メカニズムは解明されていないため、対策を講じるのは難しいものの、肩こりや、スマホ、パソコンの使用時の姿勢異常などのさまざまな要因で生じると言われています。

接触皮膚炎

接触皮膚炎とは、一般的に「かぶれ」と呼ばれる急性の皮膚炎です。
シャンプーやトリートメントなどのヘアケア剤が肌に合わない場合に、頭皮に炎症が生じ、頭皮のかゆみや赤みなどが現われます。

原因となる物質の使用をやめると、症状の進行がおさまることがほとんどであるため、何が要因となっているかを早期に突き止めることが重要です。

【痛み・ピリピリの原因②】日常の頭皮トラブル

日常生活で起こる頭皮トラブルとして、下記の4つが挙げられます。
それぞれについて、詳しくみていきましょう。

・頭皮のニキビ
・シャンプーのしすぎ
・ストレスなどの生活習慣の乱れ
・紫外線からの刺激
頭皮のニキビ

ブラシで髪をとかした時に、頭皮のニキビが当たって痛いと感じた経験がある人も多いのではないでしょうか。
頭皮には毛穴が多く存在し、その量はなんと皮脂量が多いと言われているTゾーンの2倍もあると言われています。そのため、頭皮の毛穴には皮脂がとてもつまりやすいのです。

毛穴に皮脂がつまるとアクネ菌が繁殖し、炎症が起きてニキビが発生します。

頭皮は汗をかきやすい場所でありながら、髪がフタとなって蒸れやすく、アクネ菌が好む環境。つまりニキビが出来やすい場所なのです。またブラシの毛先などで傷つけ、出来たニキビを悪化させてしまうこともあります。
さらに頭皮に合わないシャンプーを使用することで、ニキビが治りづらくなります。

シャンプーのしすぎ

シャンプーのしすぎで頭皮に刺激を与え、痛みを感じることがあります。頭皮を清潔にしたい、皮脂をスッキリと取り除きたいと思うあまり、シャンプーを1日に何度も行う人がいますが、頭皮トラブルの原因になる可能性があります。シャンプーの回数は1日1回にとどめておきましょう。

また、シャンプーの洗い方でも問題になることがあります。乱暴に爪を立てて洗うなど、刺激になるやり方で行うと、頭皮が傷つき負担をかけてしまいます。
皮脂が気になり、やみくもに洗浄力の強いシャンプーを使うのも避けた方がよいでしょう。頭皮が乾燥して痛みを感じる原因になります。

ストレスなどの生活習慣の乱れ

ストレスを感じ肩こりなどがひどくなると、血管の働きが乱れ、血液の流れが悪化してしまいます。血管の収縮などが起こると、頭皮への血流も低下し、痛みを引き起こすことがあります。

季節によっても注意が必要です。冬場は気温が寒く、体が縮こまりがちですよね。女性は冷え性の人も多く、手足の末端が冷えるのはもちろん、体全体の血液の流れも悪くなります。
夏場は外に出れば暑く、血液の流れが良くなると考えがちですが、冷房による冷えが血流低下を引き起こすこともあります。
このように、季節により血流が悪くなることで、頭皮の痛みを引き起こすことも。また、タバコやアルコールなどの生活習慣も血流を低下させる原因になります。

紫外線からの刺激

頭皮の日焼け対策はあまり注目されていませんが、紫外線によって頭皮も日焼けします。
頭は体の中で一番太陽に近い場所にあります。髪の毛で守られているとはいえ、日焼けしやすい箇所なのです。
頭皮も皮膚の一部です。顔や腕などの皮膚は念入りに日焼け止めを塗り、腕カバーをして紫外線対策をしている人も、なぜか頭皮は無防備に紫外線にさらしていませんか。
頭皮が焼けるとやけどのようになり、皮がめくれ痛みを感じることがあります。特に、夏場など紫外線の強い時期は、頭皮の対策も必須だと考えておきましょう。

頭皮の痛みの対処法


頭皮の痛みの対処法は、頭皮の痛みの原因によって異なります。

頭皮の痛みの原因には、病気からくる場合と、日常生活の頭皮トラブルからくる場合があり、それぞれ対処法が異なるからです。
また、頭皮の痛みが気になる場合は、皮膚炎など病気が起因する場合もあります。症状をみて、病気が疑われる場合には早めに病院に行き、皮膚科を受診しましょう。

自宅でできる対処法

日常生活での頭皮トラブルが原因で痛みが発生している場合には、自分で対処することもできるでしょう。

自宅でできる4つの対処法をご紹介します。

・自分の頭皮に合ったシャンプーを使う
・生活習慣を見直す
・頭皮の保湿
・紫外線対策
自分の頭皮の状態に合ったシャンプーを使う

今使っているシャンプーは、自分の頭皮に合っているでしょうか。
もし頭皮が痛いと感じている場合は、合っていない可能性があります。まずは、自分が使っているシャンプーがどのような洗浄成分で作られているのか、確認してみましょう。

痛みを感じている場合には、洗浄力の強すぎるシャンプーは避け、低刺激のシャンプーを使用しましょう。おすすめなのはアミノ酸系シャンプーです。このタイプであれば洗浄力がマイルドなため、頭皮の刺激となりにくいです。

シャンプーにはさまざまなタイプがありますが、パッケージの成分表にラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Naなどが書かれている場合は、一般的に高級アルコール系シャンプーと呼ばれ、洗浄力が強めのシャンプーです。
頭皮に溜まった皮脂を、その洗浄力でしっかり取り除いてくれますが、場合によっては皮脂を取り過ぎてしまい頭皮トラブルの原因になってしまうことも。

もし、高級アルコール系シャンプーを使用していて頭皮の調子が思わしくないと感じる場合には、アミノ酸系シャンプーの使用も検討してみるのもよいでしょう。

違和感や痛みがある場合には、なるべく低刺激のシャンプーや、自分の頭皮に合うシャンプーを選ぶようにしましょう。

また、頭皮の洗い方もシャンプー選びと同じくらい重要です。
頭皮や髪の毛は熱いお湯に弱いですから、熱過ぎないお湯で洗うようにしましょう。逆に水のような温度で洗うと、皮脂が取り除けない可能性がありますから、ぬるま湯がおすすめです。

爪を立てず指の腹で頭皮を揉むように洗いましょう。シャンプーは刺激物であるので、頭皮に残ることがないよう、すすぎは十分に行ってください。

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頭皮の保湿

乾燥が原因でヒリヒリと痛みを感じる場合には、頭皮を保湿することが重要です。
頭皮用の保湿剤やローション、化粧水、乳液なども販売されているので、うまく活用して頭皮を保湿しましょう。

種類はさまざまですが、肌が弱い場合には、アルコールフリーやメントールが配合されていないなど、低刺激のものを選ぶことをおすすめします。

また、使用するタイミングとしては、頭皮が乾燥しやすい洗髪後が最適です。
シャンプー後、軽くタオルドライした後に使うと良いでしょう。

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生活習慣を見直す

ストレスなどの生活習慣が原因で、頭皮の血流が低下し、頭皮が痛いと感じることがあります。
ストレスを受けないことは難しいですが、ストレスや疲れを溜めこまないように、普段から十分にリラックスする時間を作りましょう。小まめに息抜きすることが大切です。

肩こりがひどい場合は、肩回りのストレッチや、マッサージなど行い血行促進を心がけましょう。長時間パソコンに向かう場合も、途中で休憩を取り、腕を回すだけでも血行がよくなりますよ。

冷房などで、冷えすぎないように工夫することも忘れずに行ってください。女性は筋肉量が少なく冷えやすいため、カーディガンやひざ掛けなどを持ち歩き、冷え対策をしましょう。座ってばかりでは冷えが進むので、可能であれば歩くだけでもいいので体を動かすのも効果的です。

食生活にも気を配りましょう。ビタミンEなどの栄養素を取り入れることで、よい血流を維持することができますよ。加えて老化の原因となる酸化を防いでくれる効果もあります。女性はぜひとも積極的に摂取したい栄養素ですね。かぼちゃや赤ピーマンなどに含まれていますから、毎日の食事に加えてみてはいかがでしょうか。
また、アーモンドにもビタミンEは含まれています。スナックなどをおやつにするのではなく、ナッツ類を食べるのもよいでしょう。

一方、糖分・脂肪分・アルコールなどを過剰摂取すると、血液がドロドロになってしまいます。普段の食生活を見直し、改善できる所から直していきましょう。
栄養のバランスがよい食事はもちろん、水分補給を心がけることで血液をサラサラに保つことができますよ。

適度な運動も、血流を維持するのに重要です。激しい運動をする必要はありません。なるべく歩くようにするなど、普段の生活の中から体を動かす機会を作り、運動不足にならないよう気を付けましょう。

紫外線対策

紫外線が強い日は、日傘や帽子などを使用することで頭皮の日焼けを防ぐことができます。
髪で隠れているため頭皮の日焼けは気づきにくいのですが、他の皮膚と同じように、太陽光を浴びると日焼けが起こります。

また日差しが強い夏だけに限らず、普段からの日焼け対策が重要です。冬は夏に比べ紫外線は弱いものの、乾燥しやすい季節です。顔が乾燥すると感じる人は、頭皮も同じように乾燥している可能性も。紫外線は日焼けはもちろん、水分を蒸発させる性質があるため、冬に紫外線を受けると、さらに頭皮の乾燥を引き起こしてしまうことがあります。これが頭皮トラブルに繋がってしまうことがあるのです。

顔や腕の紫外線対策同様、頭皮への対策も忘れずに行いましょう。

頭皮の痛みやピリピリを放置すると、抜け毛の原因に?


頭皮の痛みを放置すると、抜け毛が起こりやすくなります。

日焼けや乾燥などによって頭皮がダメージを受けた状態だと負担がかかり、抜け毛に繋がります。悪化すれば薄毛になる可能性もあるのです。
「ピリピリとした痛みを感じる」イコール「必ず抜け毛に繋がる」とは限りませんが、頭皮がダメージを受けていると感じ、対策をするとよいでしょう。

頭皮の状態が悪いということは、髪の成長に悪影響を及ぼす可能性が高いのです。
頭皮の痛みを感じたら放置せずに、原因を探り、適切なケアをしましょう。

頭皮の痛みやピリピリする症状は原因を知って、早めに対策をしましょう!

今回は、頭皮の痛みや、ピリピリする原因とその対処法について解説しました。

頭皮の痛みは、病気によるものから、日常生活の頭皮ケアが原因で引き起こされるものまでさまざまです。
自宅での対処法を試してみても、なかなか頭皮の痛みが治まらない、ピリピリとした痛みが繰り返されるようであれば、病気の可能性があります。早めに病院を受診することをおすすめします。

また、普段使っているシャンプーが自分の頭皮に合わないと感じる場合、ヘアケア剤から見直してみましょう。

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