「乾燥」と「寒さ」が冬場のフケの2大原因です


1年で空気がもっとも乾燥する冬。

この時期になると粉雪のようなフケが大量に落ちてきて悩まされる人も多いのではないでしょうか。

冬場にフケが増える最大の原因は「乾燥」です。

冬の乾燥した空気にさらされた頭皮が、どういう状態になっているかというと、まず角質層から水分が失われ、角質細胞がはがれやすい状態になっています。

そして寒さで毛細血管が収縮し、血行が悪くなっています。

血流が低下して毛根に必要な栄養が不足すると、頭皮のターンオーバー(新陳代謝)が乱れて頭皮環境が悪化します。

さらに頭皮に血液が届きにくくなるため皮脂も減って、頭皮を乾燥から守ってくれる皮脂膜が作られなくなってしまうのです。

こうして乾燥して荒れはてた冬の頭皮から、角質層が大量にはがれ落ちて乾いた細かいフケとなるのです。

乾燥が激しいこの時期、私たちは顔には保湿用ローションや美容液を、手足にはクリームを塗ってお肌を保護しています。

ところが、顔と地続きなのに、頭皮にはこうした保湿ケアをしていません。

忘れてしまいがちですが、頭皮もお肌の一部です。

冬の乾燥フケを防ぐためには、頭皮にもしっかり保湿ケアをする必要があるのです。

乾燥すると水分が減ってフケが増える

肌が適度にうるおった状態であるためには、65%前後の湿度が理想的だといわれています。

しかし、冬場の湿度は40%台、エアコンを使用すると20%を切ることもしばしばです。

乾燥した空気にさらされるうちに肌の水分量は減少し、皮脂分泌も不足するため、角質細胞同士の結合が弱まります。

そして古くなった角質が大量にはがれ、フケとして落ちてくるのです。

乾燥が原因で生じるフケは「乾性フケ」と呼ばれ、

  • 乾いていてパラパラと落ちる
  • 白くて細かく、1 mm以下の大きさ
  • 肩に積もりやすい
  • 生え際にウロコ状の湿疹ができる
  • シャンプーをしてもフケがとまらない

といった特徴があります。

外気の乾燥だけでなく、フケを減らそうとシャンプーをしすぎたり、寒いからとドライヤーを長時間使ったりすることで、かえって頭皮の乾燥がひどくなる場合もあります。

寒さで、血流と皮脂分泌が低下してフケが増える


冷えからくる血行不良も、フケが増える一因です。

寒さで縮こまりがちな冬は、首や肩の筋肉がこわばって、血液の流れが悪くなります。

また、人間の体は冷えると熱放射を防ごうとして、皮膚表面の血管を収縮させます。

頭皮に十分な血液が送られないと、毛根に必要な栄養が補給されずに頭皮のターンオーバー(新陳代謝)のリズムが乱れます。

その結果、新たに作られる角質細胞が未熟になり、はがれやすくなるのです。

さらに気温の低下は、皮脂の分泌をにぶらせます。

通常、頭皮の皮脂腺から分泌される皮脂は液状をしています。

ところが、この皮脂は15~17℃で固まるという性質があり、寒くなると分泌されにくくなるのです。

健康な頭皮には適度な水分と皮脂が保たれ、天然のクリームとなって頭皮を外部刺激から保護しています。

皮脂分泌が足りずに、皮脂膜が作れなくなった結果、頭皮環境は悪化し、頭皮はさらに乾燥し、フケの出やすい状態になってしまうのです。

冬の乾燥・冷えから頭皮を守る6つのポイント

頭皮も顔も同じ皮膚ですから、乾燥や冷えの対策も基本的には同じです。

  1. 地肌をいたわる洗髪

    皮脂を奪いすぎる強いシャンプー剤や過度な洗髪は禁物です。

    シャンプーの回数は、1日1回で十分。

    肌にマイルドなアミノ酸系のシャンプーなどを、爪をたてず指の腹で洗うようにしましょう。

  2. 保湿ローションで水分補給

    シャンプー後の清潔な頭皮に、保湿ローションをふりかけ、軽くマッサージします。

    頭皮用のものがなければ、顔用の化粧水や乳液でもOKです。

  3. ドライヤーのかけすぎは頭皮を乾燥させます

    顔に直接、熱風を当てる人はいません。

    頭皮も同じで、ドライヤーを近づけすぎたり、時間をかけすぎたりすれば、頭皮はダメージを受けます。

    頭皮から20~30 cmほど離し、低めの温度で、風量を強くして「風で乾かす」感覚で短時間に済ませるのがコツです。

  4. 洗髪前にオイルケア

    水分を補給するだけでなく、逃がさない保湿ケアも必要です。

    シャンプー前に地肌にオイルをすりこみ、5分ほどおいてからシャンプーで洗い流します。

    皮脂に含まれるオレイン酸トリグリセリドを多く含む椿油や、肌なじみのよいホホバオイルなどがおすすめです。

  5. 室内の乾燥を防ぐ

    石油ストーブのように水蒸気を放出する暖房器具と違い、エアコンは室内の空気を乾燥させます。

    加湿器を使う、洗濯物を室内干しするなど、湿度を保つ工夫をしましょう。

  6. 頭皮の防寒・保温で血行不良を防ぐ

    外出の際には、保温性が高く、頭皮をしめつけないニット帽などをかぶりましょう。

    マフラーやストール、ハイネックのセーターなどで首まわりの保温も忘れずに。

(まとめ)乾燥は頭皮の大敵! 冬場のフケの原因と対策は?

1. 「乾燥」と「寒さ」が冬場のフケの2大原因です

冬になると増える乾性フケは、空気の乾燥と血行不良から起きています。

乾いた空気にさらされて角質層の水分が減り、さらに血液循環が悪くなって頭皮を守る皮脂膜が失われてしまうのです。

顔や手足に保湿ケアを行うように、頭皮にも冬の乾燥・冷え対策が必要です。

2. 乾燥すると水分が減ってフケが増える

空気が乾燥していると頭皮の水分量や皮脂分泌が低下し、角質細胞同士の結合が弱まります。

これが冬場の乾燥フケです。

乾燥しているため軽くてパラパラと落ちる、mm以下の大きさ、生え際にウロコ状の湿疹ができる、洗髪してもなくならない、といった特徴があります。

3. 寒さで、血流と皮脂分泌が低下してフケが増える

人間の体は冷えると、皮膚表面や全身の血行が悪くなります。

頭皮に十分な血液が届かなくなると、頭皮のターンオーバー(新陳代謝)が乱れ、頭皮の乾燥が悪化してしまいます。

さらに、寒さで皮脂分泌も低下して、頭皮の乾燥を招き、フケの出やすい環境を作ります。

4. 冬の乾燥・冷えから頭皮を守る6つのポイント
  1. 皮脂を奪うシャンプー剤や過度の洗髪は避ける
  2. 頭皮用のローションで保湿
  3. ドライヤーの熱風を当てすぎない
  4. 洗髪前のオイルケアで保湿
  5. 加湿器を活用
  6. 外出時は帽子やマフラーなどで防寒する

基本は顔や手足のケアと同じと考えるとよいでしょう。

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