つまんで取れる場合はヘアキャストというフケの一種です


髪の根本に細長い白いものが巻きついていることがあります。

フケにしては細長いし、シャンプーしても取れないとなると、「もしやシラミの卵では?」と慌ててしまうと思います。

ですが、まずは落ち着いて触ってみてください。

指でつまんでスルッと動かせるようなら、それはシラミではなく、ヘアキャストと呼ばれる症状です。

毛包という、毛根の一部が剥がれて付着した、いうなればフケの一種ですが、マカロニのような筒型で髪に巻きついているのが特徴。

通常、頭皮に生えた髪の毛根部分は皮下で「毛包」という組織に包まれています。

髪を強く引っ張ったときなどに、この毛包がちぎれて毛根から剥がれ、外に出てしまうことがあります。

それがヘアキャストの正体。

髪を取り巻くような形状や色が似ているためよくシラミの卵と間違われますが、もとが皮脂や角質細胞なので特に有害なものではありません。

ただ、ヘアキャストがあるということは頭皮が荒れているというサインでもあるので、頭皮ケアを見直した方がよいでしょう。

もし、指でつまんでも取れない場合はシラミの卵である可能性が高いので、皮膚科で薬を処方してもらう必要があります。

頭皮の乾燥や引っ張りすぎが原因です

髪にヘアキャストが付着する原因はいくつか考えられます。

頭皮が乾燥している

頭皮が乾燥すると内部にある毛包も乾燥してしまうため、ちぎれてヘアキャストになりやすくなります。

  • 紫外線
  • エアコンの風
  • 過剰なシャンプー
  • 高温のシャワー

さらにはストレスやホルモンバランスの乱れなども頭皮が乾燥し、ヘアキャストが発生する原因となります。

髪の毛を引っ張りすぎている

長時間、髪を引っ張った状態でいると、頭皮に負担がかかって毛包の一部がちぎれ、髪に付着したまま頭皮の外に出てしまいます。

髪をしばったりまとめたりすることの多いロングヘアの人にヘアキャストができやすいのはこのためです。

このほか、洗髪の際にきちんとすすげていないと、シャンプー剤の洗い残しやスプレーのカスなどが付着してヘアキャストになる場合もあります。

シラミの卵との違いはつまんで動くかどうか


普通のフケと違い、髪に巻きついたヘアキャストは洗髪したくらいでは取れません。

また、シラミの卵と同じく髪の根本から2~3 mmくらいの部分に付着しています。

そのため「シラミの卵では?」と思ってしまう人が多いのですが、ヘアキャストは指でつまんで毛先の方へ動かせば、スルスルと簡単に動きます。

シラミの卵は接着剤のような物質で髪にがっちりとくっついていているため、指で動かしてみれば、大体、区別がつきます。

ヘアキャスト

色は半透明~白色

マカロニ状で均一に髪を包んでいる

手で払ったくらいでは落ちないが、指でつまむと取れる

シラミの卵

灰白色~半透明

0.5 mmほどの大きさで米粒のような楕円形

指でつまんでも動かない

シャンプーでは落ちず、専用の櫛ですきとる必要がある

しかし、どちらもかゆみを伴ううえに肉眼では判別しにくいものであり、シラミの卵である可能性はあります。

また、実はフケが大量発生していたり、脂漏性脱毛症など他の症状を併発していたり、という場合もあります。

過度に心配する必要はありませんが、念のため皮膚科で診察してもらうことをおすすめします。

原因を解消すれば数日でなくなります

ヘアキャストのせいで髪が傷む、感染性の疾患が起きる、といった心配はありません。

ただ、ヘアキャストが出るということは、「頭皮環境に問題がある」というサインでもあります。

いずれにせよ、乾燥によるかゆみや抜け毛などのトラブルが発生しないよう、早めにおこなう頭皮対策のきっかけと考えましょう。

基本的には、原因を取りのぞけば自然に治まるケースがほとんどです。

  • 髪を引っ張らない

    髪を結ぶ習慣があれば、しばらく緩めるか、結ぶのを止めてみましょう。

    シャンプーやブラッシング、スタイリング時に強く引っ張っていることも多いので気をつけてください。

  • シャンプーの回数や量を見直す

    過剰なシャンプーは頭皮の汚れを落とす一方で、必要な皮脂まで洗い流して乾燥の原因になります。

    シャンプー剤は手のひらで泡がしっかり立つ程度まで泡立て、頻度は1日1回におさえましょう。

  • すすぎを徹底する

    シャンプーやコンディショナーの洗い残しもヘアキャストの原因のひとつです。

    きちんと洗い流せていないと、残りカスが毛根をふさぎ、毛包の乾燥の原因になる場合もあります。

  • 紫外線対策

    長時間紫外線が当たることも、頭皮の乾燥の原因になります。

    夏場の外出時には日傘や帽子、日焼け止めスプレーなどが有効です。

(まとめ)髪についた細長いフケ、もしかしてシラミでしょうか?

1. つまんで取れる場合はヘアキャストというフケの一種です

髪の根本についた細長い白いもの。

指でスルッと動かせるようなら、シラミではなく、ヘアキャストと呼ばれるフケの一種です。

通常は頭皮下にある「毛包」という組織が、髪を強く引っ張った際などにちぎれて外に出てしまったために起こる症状です。

2. 頭皮の乾燥や引っ張りすぎが原因です

髪にヘアキャストが付着する原因は主に

  • 頭皮が乾燥して、内部にある毛包も乾き、ちぎれやすくなる
  • 長時間、髪を引っ張った状態でいると頭皮に負担がかかり、毛包がちぎれやすくなる

    ことです。

シャンプー剤の洗い残しやスプレーのカスなどがヘアキャストになる場合もあります。

3. シラミの卵との違いはつまんで動くかどうか
  • ヘアキャストはマカロニ状の筒型、指でつまんで毛先の方へ動かせる
  • シラミの卵は米粒のような楕円形で粘着しているため、指では動かせない

    という違いがあります。

肉眼で判別しづらく、他の頭皮トラブルの可能性もある場合は、皮膚科を受診した方がよいでしょう。

4. 原因を解消すれば数日でなくなります
  • 髪を強く引っ張らないようにする
  • シャンプー剤の量や頻度をおさえる
  • シャンプーやコンディショナーのすすぎを徹底する
  • 日傘や帽子などの紫外線対策をする

ヘアキャストは頭皮環境に問題があるというサインです。

頭皮トラブルが起こる前に、対策を取るためのよいきっかけと考えましょう。

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