頭皮を乾燥による刺激から守る保湿成分は複数あります


潤いの元になるのは脂分だけではありません。

頭皮のもっと内側ではセラミドやケラチン、天然保湿因子そしてコラーゲン、ヒアルロン酸が潤いや弾力をキープするための役割を行います。

健康な頭皮では、肌の表面に皮脂膜が適度にあります。

そして他の保湿成分が頭皮から出ていかないようにすると共に、刺激から頭皮内部の潤いを守ります。

皮脂が過剰に出る状態になる時、頭皮のバリア機能が弱くなります。

これは、頭皮の表面にある皮脂がなくなり、乾燥するからです。

この時、頭皮はなくなった皮脂を補おうと新しく皮脂を分泌します。

だから皮脂分泌は過剰なのに頭皮は乾燥しているという矛盾状態になるのです。

また、バリア機能が弱くなった頭皮には、摩擦や紫外線などの刺激が頭皮内部に簡単に入り込みます。

すると、セラミドや細胞間脂質も失われてしまい、頭皮の乾燥がますます悪化します。

バリア機能が弱くなり皮脂が過剰に分泌される頭皮では、皮脂を栄養源とする常在菌が強くなり、弱くなった頭皮を刺激して炎症を起こさせます。

頭皮の仕組みを考える

頭皮は表面から、表皮、真皮、皮下組織となっています。

潤いに関係する成分は、表皮のそのまた一番上にある角質層にあります。

角質層にはケラチンでできて、中にNMFという天然保湿因子を含む角質細胞があります。

細胞同士の隙間は主にセラミドでできた細胞間脂質で埋められています。

表皮には角質層を含めて4つの層があります。

健康な頭皮では、角質層の細胞はその4つある層のうちの最下層から数週間かけて頭皮表面に押し出されていき、最後にはアカやフケになって剥がれ落ちていきます。

これがいわゆる新陳代謝です。

皮膚の潤いに関して良く出てくるコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンは表皮の下の真皮にあります。

表皮は厚さ0.2ミリしかないのですが、真皮はもっと厚く、皮膚の大部分になっています。

これらの成分は水分を保持して潤いの一部になり、ハリや弾力を保つための大きな役割を果たします。

最も内側になる皮下組織はほとんどが脂肪です。

また、真皮や皮下組織には動脈や静脈などの血管が通っています。

毛根は皮下組織から真皮、表皮を貫通して毛髪として伸びていきます。

皮脂腺は真皮から毛穴に出ています。

乾燥している時の頭皮から抜けてしまう成分


バリア機能が壊れた頭皮では、角質層にある潤いを保つ成分が失われていくので、乾燥が進んでしまいます。

  • 皮脂

    頭皮のバリアとして表皮上にある皮脂腺から分泌される脂肪酸です。

    頭皮で汗と混ざり皮脂膜になります。

  • ケラチン

    多くのアミノ酸から構成された繊維状のタンパク質で、弾力と水分があり角質細胞に多く含まれています。

    頭皮だけでなく毛髪の主な成分です。

  • 天然保湿因子

    NMF(Natural Moisturizing Factor)といわれます。

    角質細胞の中にあり、アミノ酸などでできています。

    保湿に欠かせません。

  • セラミド

    表皮の角質にあり、細胞間脂質の一部として角質細胞の隙間を埋めています。

    頭皮を守り水分を保つ役割をします。

頭皮が潤う生活のために4つのポイントを守りましょう

  • シャンプー液を選ぶ

    洗浄力や爽快感の強いシャンプーを使うと、スッキリ洗えて気持ちいいですが、バリア機能が弱くなった頭皮にとっては刺激が強すぎます。

    頭皮に必要な保湿成分、セラミドやアミノ酸などが入った、頭皮に近い弱酸性のシャンプーを選びましょう。

  • 色々な種類だけ食べる

    頭皮から抜けてしまう潤い成分には皮脂以外にもタンパク質やアミノ酸があります。

    よって潤いを取り戻すため、タンパク質やアミノ酸を豊富に食べて、内側から保湿しましょう。

  • 乾燥しない環境を作ろう

    部屋が乾燥すると頭皮も乾燥します。

    暖房によって乾燥しやすい冬は加湿器を使いましょう。

    夏は帽子や日傘で強い直射日光から頭皮を守りましょう。

  • 乾燥が酷い時は皮膚科へ

    頭皮の乾燥が酷く、皮脂過剰により頭皮に炎症や痒み、赤みがある時は医師の処方箋による薬の力を借りて治しましょう。

(まとめ)皮脂過剰なのに乾燥するタイプの頭皮に、必要な成分は何?

1. 頭皮を乾燥による刺激から守る保湿成分は複数あります

頭皮表面の皮脂がなくなると頭皮はなくなった分を補うため皮脂を過剰分泌します。

頭皮に必要な保湿成分は皮脂の他にもセラミドやケラチン、天然保湿因子そしてコラーゲン、ヒアルロン酸があります。

それぞれ潤いや弾力をキープするための役割を行います。

2. 頭皮の仕組みを考える

頭皮の潤いに関係する成分のうち、ケラチン、セラミド、天然保湿因子は頭皮の最も表面にある表皮の最上部の角質層にあります。

角質層は新陳代謝して古い細胞はフケになります。

コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンは表皮の下の真皮にあります。

真皮の下に主に脂肪と血管でできた皮下組織があります。

3. 乾燥している時の頭皮から抜けてしまう成分

皮脂は表皮にある皮脂腺から分泌される脂肪酸です。

ケラチンは多くのアミノ酸から構成された弾力のあるタンパク質です。

天然保湿因子はNMFともいわれます。

角質細胞中にあり、アミノ酸などでできています。

セラミドは細胞間脂質の一部として角質細胞の隙間を埋めています。

4. 頭皮が潤う生活のために4つのポイントを守りましょう

弱酸性で保湿成分入りのシャンプーを選びましょう。

タンパク質やアミノ酸を豊富に食べて、内側から保湿しましょう。

冬は加湿器を使い、夏は帽子や日傘で頭皮を守りましょう。

頭皮に炎症や痒み、赤みがある時は病院に行きましょう。

この抜け毛の原因をチェックしましたか?

中高年女性の抜け毛にはホルモンバランスが関係するの?

中高年の女性で抜け毛に悩まされている方は多くいます。更年期をはじめとしてホルモンバランスが崩れやすいことと関係があるのかについて説明します。

続きを読む