頭皮のできものは脂が原因になりますが、他の理由も考えられます


頭皮にできものが発生する主な原因は、頭皮に分泌された脂だといわれています。

顔にニキビができるように、過剰な皮脂が頭皮の毛穴を詰まらせて、できものになってしまいます。

頭皮は数多くの毛穴が密集しているため、できものが発生しやすい環境だといえます。

体質的に汗かきの人は頭皮が蒸れやすいため、頭皮のできものが繰り返しできてしまうこともあります。

頭皮のできものは、過剰に分泌された脂が主な原因だとされていますが、それ以外にもできものが発生する原因があります。

できものが何故できるのかを理解し、正しいケアをして予防と改善に努めましょう。

頭皮の脂が過剰に分泌されると、できものが発生しやすくなります

頭皮にできものが発生する主な原因は、頭皮の脂が必要以上に分泌されたためだといわれています。

過剰に分泌された脂が頭皮の毛穴をふさいでしまい、毛穴が炎症を起こして、できものを発生させます。

頭皮には多くの毛穴が集まっており、身体の部位で最も脂の分泌が盛んな場所です。

髪が生えているために、できものに気づくのが遅れたり、汗で蒸れてできものが悪化したりしやすいです。

薬を塗りにくい場所でもあるので、できものが発生しないよう、日頃からきちんとケアをすることが大切になります。

頭皮のできものは繰り返しできやすく、治りがよくないこともあるので、極力できないよう気をつけましょう。

汗をよくかく人や、脂性肌の人などは、頭皮の脂が過剰に分泌されやすいタイプなので、頭皮のできものが発生しやすいといえます。

できものがある毛穴は炎症を起こしますが、ひどい場合は毛根がダメージを受けて、抜け毛の原因になります。

このように、過剰な脂は頭皮のできものの原因になりますが、頭皮をごしごし洗ったり、1日に何度も洗ったりすると、できものを悪化させることがあります。

脂は量が多すぎるとよくありませんが、量が少なすぎても頭皮にとってよいとはいえません。

頭皮の脂は汗と混じり合って「皮脂膜」となり、頭皮を保護するという重要な役割を持っています。

皮脂膜が水分をキープしてくれるおかげで、私達の頭皮は潤いを保ち、外部の刺激から守られています。

もし、必要以上に頭皮の脂を洗い流してしまうと、頭皮のバリア機能が低下してしまいます。

皮脂膜を失った頭皮は乾燥してカサカサになったり、フケが増えたりします。

頭皮の脂が増えてしまうのは、生活習慣や環境の影響です


頭皮の皮脂が増えてしまう理由は、生活習慣や環境が影響していると考えられます。

普段の過ごし方を振り返ってみて、皮脂の脂が増える原因がどこにあるのかを見つけましょう。

偏った食生活

肉料理や揚げ物などが好きで、野菜を食べる習慣があまりない人は、脂肪が体内に蓄積されて、頭皮の脂が増えやすくなります。

コンビニのお弁当やインスタント食品など、添加物の多い食事が多い人も、頭皮のべたつきが気になることがあります。

シャンプーの洗い残し

シャンプーをした後のすすぎが甘く、シャンプー剤の洗い残しがあるのも、頭皮の脂が増える原因になります。

汗をかきやすい人は、シャンプー後のすすぎを念入りに行わないと、汗や余分な脂が頭皮に残り、頭皮が脂っぽく感じられます。

男性ホルモンの増加

精神的なストレスがあると「コルチゾール」という成分が分泌され、男性ホルモンが増えるといわれています。

男性ホルモンが増えると脂も増えやすくなるため、頭皮がべたついて、できものが
発生しやすくなります。

加齢

人間は年を重ねると、だんだんと基礎代謝が落ちてきます。

代謝が悪くなると食べ物から摂取した脂肪を吸収にくくなり、行き場を失った脂が頭皮のべたつきとなって表れると考えられています。

紫外線

長時間紫外線を浴びると、頭皮が刺激され、必要以上に脂が分泌されてしまうことがあります。

汗が混じることにより、頭皮のテカリや臭いなどが生じる原因にもなります。

パーマとカラーリング

あまりにも頻繁にパーマやカラーリングを行うと、頭皮に負担がかかり、余分な脂が分泌されやすくなります。

頭皮や髪は弱酸性なので、アルカリ性の薬剤は強い刺激となります。

頭皮のできものには「かゆいできもの」と「痛いできもの」があります

頭皮のできものには、大きく分けて2つのパターンがあります。

ひとつ目はかゆみを伴うできもの、もうひとつは痛みを伴うできものです。

かゆいできもの

かゆいできものは、つい指でかいてしまうことにより、悪化する危険性があります。

代表的な症状は、「脂漏性皮膚炎」です。

脂漏性皮膚炎は「マラセチア菌」というカビ菌の異常繁殖によって、引き起こされます。

頭皮だけでなく、額や首などにも症状が出ることがあり、乾燥してフケっぽくなったり、赤く炎症を起こしたりします。

また、「接触性皮膚炎」によって、かゆいできものが生じることもあります。

接触性皮膚炎とは、いわゆる「かぶれ」のことで、刺激の強いカラーリング剤や、頭皮に合わないシャンプーなどを使うことにより、強いかゆみや腫れを伴います。

痛いできもの

頭皮にできる痛いできものは患部が化膿することがあり、治るまでに時間がかかります。

最も発生率が高いできものは「頭皮ニキビ」ですが、炎症がある部分に黄色ブドウ球菌が侵入すると、悪化して「毛包炎」になってしまうことがあります。

かゆみのあるできものを引っかいてしまうと、化膿して毛包炎になるケースも見られます。

毛穴が赤く腫れて、痛みを伴います。

頭皮はターンオーバーによって生まれ変わります


頭皮は顔の肌と同じように、ターンオーバーによって新しい頭皮へと生まれ変わります。

頭皮は下から「基底層(きていそう)」、「有棘層(ゆうきょくそう)」、「顆粒層(かりゅうそう)」、「角質層(かくしつそう)」の4層に分かれています。

基底層の細胞が分裂し、角質層まで押し上げられるサイクルのことを、「角化」と呼んでいます。

古い角質はフケとなってはがれ落ち、その後に新しい頭皮がつくられます。

ターンオーバーの正常な周期は28日間になりますが、ターンオーバーのサイクルが乱れると古い角質がはがれないので、次のターンオーバーの邪魔をします。

頭皮のターンオーバーは一度乱れると、悪循環が起きて元に戻るのが難しいといわれています。

古い角質のせいでフケが多くなったり、できものが増えたり、頭皮のバリア機能が低下したりします。

頭皮のターンオーバーは、髪の成長にも大きく影響しています。

周期の乱れた頭皮では健康な髪が育たず、抜け毛などのトラブルの原因になります。

頭皮にやさしいシャンプーを心がけましょう

頭皮をシャンプーで洗う時は、よく泡立てて、たっぷりの泡で洗うようにしましょう。

正しいシャンプー方法が頭皮のターンオーバーを助け、できものなどのトラブルが起きにくい頭皮環境を築いてくれます。

ホコリや汚れを事前に落とす

シャンプーをする前に、ブラシで髪をとかしておくと、頭皮や髪に付着した汚れが浮きやすくなります。

髪の指通りもよくなるので、シャンプーが泡立ちやすくなり、ホコリや不要な脂がすっきりと落とせます。

38~40℃のお湯で予洗いする

シャンプーをつける前にお湯で予洗いをしておくと、汚れの8割を落とせるといわれています。

熱すぎるお湯は頭皮や髪にダメージを与えるので、適温を心がけましょう。

シャンプーで頭皮をやさしく洗う

シャンプーをそのまま頭皮に乗せると、毛穴に流れ込んで負担をかけることがあります。

手のひらで泡立ててから、頭皮をやさしく洗っていきましょう。

頭皮との相性がよいアミノ酸系シャンプーがおすすめです。

すすぎを丁寧にする

シャンプーの成分が頭皮に残らないように、ぬるま湯で頭皮をすすぎます。

すすぎ残しは頭皮のできものや、炎症の原因になります。

5分すすぐと、すすぎ残しの心配がなくなるといわれています。

頭皮は自然乾燥せず、ドライヤーを使用しましょう

頭皮にできものがある時や、ドライヤーをするのが面倒な時は、自然乾燥で乾かすことがあるかもしれません。

自然乾燥はドライヤーを使わないため、頭皮へ熱によるダメージを与えずに済むと考えてしまいがちです。

しかし、自然乾燥は頭皮にとって決してよい方法ではありません。

頭皮を濡れた状態で放置すると、雑菌が繁殖して臭いやかゆみ、できものなどの原因になることがあります。

多少億劫に感じても、シャンプー後の頭皮はドライヤーで速やかに乾かすようにしましょう。

頭皮や髪は熱に弱いので、ドライヤーを至近距離から当てず、適度な距離を保って風を当てます。

一か所を集中的に乾かすのではなく、ドライヤーの位置をこまめに変えながら、頭全体を均一に乾かしていきます。

長時間ドライヤーの風を当て続けると、頭皮や髪が乾燥し、頭皮がカサついてフケが出たり、髪のキューティクルが壊れたりすることがあります。

ぐっしょりと濡れた状態でいきなり乾かすと、ドライヤーを使用する時間が長くなります。

ドライヤーを使う前にしっかりとタオルドライをし、水分を拭ってからドライヤーをかけましょう。

シャンプー後のドライヤーを徹底すると、頭皮が健やかな状態に保たれるようになります。

(まとめ)頭皮の脂の分泌が過剰になると、頭皮にできものが発生しやすくなります。


できものが化膿すると毛包炎になって痛みを伴うこともあれば、脂漏性皮膚炎となって、かゆいタイプのできものになってしまうこともあります。

生活習慣や環境による影響、頭皮のターンオーバーの乱れなどが、頭皮のできものの原因になります。

頭皮環境を整えるためには、頭皮にやさしいシャンプーを選び、頭皮をやさしく洗って、しっかりすすぐことを習慣としましょう。

シャンプー後は自然乾燥ではなく、ドライヤーを使って速やかに頭皮を乾かします。

濡れた頭皮は雑菌が繁殖しやすい状態なので、面倒に感じてもドライヤーを使いましょう。

この抜け毛の原因をチェックしましたか?

中高年女性の抜け毛にはホルモンバランスが関係するの?

中高年の女性で抜け毛に悩まされている方は多くいます。更年期をはじめとしてホルモンバランスが崩れやすいことと関係があるのかについて説明します。

続きを読む