発毛を促すには頭皮の血行を改善するケアをしましょう


発毛を促して髪を育てていくには、頭皮の血行を改善するケアをするのが効果的です。

頭皮の毛細血管から運ばれてくる栄養を吸収して、髪は育ちます。

抜けた髪を見てみると、毛根がふくらんでいるのがわかりますが、この部分で髪の毛がつくられています。

頭皮の血液の流れがよければ、毛根から栄養を吸収しやすくなりますが、頭皮の血行が悪いと栄養が届かず、髪は衰えて発毛しにくくなったり、抜けやすくなったりします。

頭皮も生活習慣の影響などによって、首や肩と同じようにコリを生じます。

コリがあると頭皮が硬くなり、血行不良となって毛根に栄養が行き渡らなくなります。

頭皮ケアをする前に髪の構造を理解しましょう

発毛を促す頭皮ケアをする前に、抑えておきたいポイントがあります。

髪の構造を知り、髪が頭皮で育つ流れを把握しておきましょう。

人間の皮膚は頭皮を含め、「表皮層」と「真皮層」の二重構造になっています。

さらに頭皮の場合は、真皮層の下に「脂肪層」があり、この層の部分に発毛のメカニズムが隠されています。

頭皮の脂肪層には「毛乳頭」と呼ばれるものがあり、毛細血管や神経がここに集まっています。

私達が普段「髪」と呼んでいるのは、次のような構造になっています。

毛幹

頭皮から上に出ている部分を「毛幹」といいます。

「髪」と呼ばれる部分は、この毛幹のことを指しています。

毛根

頭皮に埋もれて見えない部分は「毛根」と呼ばれています。

毛根の最も深いところにある、ふくらんだ部分が「毛球」です。

毛乳頭

毛乳頭は毛球の根っこの部分にあり、「毛母細胞」に包まれています。

毛細血管から運ばれてきた栄養と、毛乳頭からの発毛を促す指令によって、毛母細胞は細胞分裂をします。

髪は常に伸び続けているのではなく、「毛周期」というサイクルに沿って、発毛や脱毛を繰り返します。

発毛のメカニズムは毛周期が関係しています


発毛は毛周期によって、発毛→休止→脱毛というサイクルを繰り返しています。

毛周期とは、発毛して髪が育ち、抜け落ちるまでの周期のことを指しています。

女性の場合は、4~6年ほどでサイクルが一巡するといわれています。

成長期

発毛して髪が伸びる時期を、成長期といいます。

毛母細胞が細胞分裂して「ケラチン」というタンパク質と結びつき、髪になります。

毛周期の中で最も長い期間であり、頭皮に生えている髪の8割近くが成長期の髪に該当します。

  • 栄養が毛細血管から毛乳頭に運ばれる
  • 毛母細胞が毛乳頭から栄養を吸収する
  • 毛母細胞が分裂して発毛し、つくられた髪が頭皮の上に押し出される
退行期

発毛や髪の成長が弱まり始める時期になります。

髪全体の中で1%ほどが退行期にあたり、2~3週間程度、成長が止まります。

休止期(脱毛期)

発毛や髪の成長が完全に止まった状態が、休止期です。

休止期を迎えた髪は寿命となり、抜け落ちていきます。

一般的に人間の髪は10万本あるといわれていますが、このうち約1万本が休止期の髪となります。

発毛の遅れや抜け毛が気になる場合は、何らかの理由により成長期が短く、休止期が長くなっていると考えられます。

発毛が阻害されて抜け毛が増える原因があります

発毛が遅れたり、抜け毛が増えたりする原因として考えられるのは、生活環境の影響などです。

人間の髪は通常でも1日あたり100本ほどが抜け落ちるといわれていますが、明らかにそれ以上の髪が抜けていると感じる場合は、毛周期が乱れている可能性があります。

頭皮の乾燥

頭皮にかゆみを感じたり、指で触れるとカサカサするのは、頭皮が乾燥している証拠です。

乾燥が進むと角質がはがれ落ち、白い粉のようなフケがポロポロと落ちるようになります。

潤いを失った頭皮では、健やかな髪は育ちにくくなります。

合わないシャンプーを使っている

シャンプーの本来の目的は頭皮を洗うことなので、頭皮に合ったシャンプーを選ぶべきです。

頭皮に合わないシャンプーを使い続けていると、抜け毛が起きやすくなるだけでなく、頭皮が臭ったり、皮脂が過剰に分泌されたりすることがあります。

ドライヤーの熱によるダメージ

ドライヤーの風を頭皮の至近距離から当ててしまうと、頭皮の水分が蒸発し、バリア機能が失われる原因になります。

熱によるダメージを防ぐには、ドライヤーと頭皮の距離を20~30cmほど保つのが理想です。

ストレス

ストレスによる健康被害には、さまざまなものが報告されていますが、抜け毛の原因になるともいわれています。

ストレスの影響で自律神経のバランスが崩れると、毛周期のサイクルが乱れやすくなります。

頭皮の血行が悪くなっているかどうかチェックをしましょう


頭皮に栄養を与えて発毛を促すには、頭皮の血行を改善するのが効果的です。

まずは自分の頭皮をセルフチェックしてみて、血行が悪くなっていないかどうか調べてみましょう。

頭皮が硬い

ボールをつかむように頭皮を鷲づかみにした時に、頭皮に石のような硬さを感じるのであれば、頭皮の血行が悪くなり、コリが生じている状態です。

発毛を促進するには、頭皮のコリを解消する必要があります。

特に事務作業が多い人は、肩から首にかけてコリを感じることが多く、首肩のコリが頭皮のコリに繋がっています。

頭皮がブヨブヨしている

頭皮が硬すぎるのはよくありませんが、ブヨブヨと柔らかすぎるのも健やかな状態だとはいえません。

頭皮に弾力がない人は血液の流れだけでなく、リンパの流れも悪くなっていると考えられます。

ブヨブヨとした感触は、頭皮に老廃物がたまっていることを示しています。

頭皮に触ると痛い

頭皮に触れた時に痛みを感じるのは、血液がドロドロになっている可能性があります。

発毛を促す環境としては、かなり悪い状態だといえます。

運動や入浴の後に頭皮が赤くなる

一時的に頭皮の血行がよくなった時に、頭皮が赤くなる人がいます。

これは滞った血流によって起きたもので、頭皮が鬱血や充血しているために頭皮に赤みが生じます。

発毛を促すにはマッサージで頭皮ケアをするのがおすすめです

頭皮の血行を改善するには、頭のツボを意識した頭皮マッサージを行いましょう。

人間の血液量は、体重の8%に相当するといわれています。

食べ物などから摂取した栄養は血液によって運ばれて全身を巡り、頭皮にも届きます。

血行が悪くなると頭皮に栄養が行き渡らず、発毛のメカニズムが崩れる原因になります。

発毛がスムーズに行われるかどうかは、血行にかかっているといえます。

風池(ふうち)

うなじから後頭部に向かって指を滑らせ、行き止まりになった部分が風池のツボです。

指の腹を使って、円を描くようにもみほぐしましょう。

首筋から肩にかけてのコリが和らぎ、頭皮のコリも解消されていきます。

頭皮の血行が改善されるので、発毛の効果が期待できるだけでなく、頭痛の緩和にもよいといわれています。

天柱(てんちゅう)

風池と同じくうなじ付近にあるツボで、風池よりも指1本分内側のところにあります。

自律神経を整える働きがあるとされており、首から背中にかけてのコリを解消するので、デスクワークが多い人におすすめのツボです。

百会(ひゃくえ)

頭頂部にあるのが、百会と呼ばれるツボです。

中指の腹を使って、やや強めの力でグッと押し込んでみましょう。

頭皮の血行を改善し、リンパの流れをスムーズにしてくれます。

角孫(かくそん)

耳の上の生え際にあり、耳を折りたたんだ時に耳の一番上にあたるのが、角孫というツボです。

頭皮の血行改善に、高い効果があるといわれています。

抜け毛を防止する他、頭痛、目や耳などの疾患にも効果があると考えられています。

頭皮に合ったシャンプーを選びましょう

発毛を促して健康な髪を育てていくには、シャンプーの選び方がとても重要になってきます。

シャンプーは頭皮の汚れや余分な皮脂を洗い流すために使いますが、頭皮の皮脂を落としすぎてしまうと、頭皮のトラブルを招くことがあります。

皮脂には不潔なものというイメージがつきまとっていますが、頭皮や肌を保護するという大切な役割を持っています。

皮脂は汗と脂が混じり合ってできた薄い膜のようなもので、肌のバリア機能を果たし、水分が蒸発するのを防ぐ働きをしています。

頭皮は身体の中で最も皮脂が多いため、ついシャンプーですべての皮脂を洗い流してしまいたくなります。

しかし、皮脂が不足すると頭皮が乾燥したり、反対に皮脂が増えすぎたりすることがあります。

水分を失った頭皮では健やかな発毛は期待できませんし、べたつきの多い頭皮では「活性酸素」が発生して、発毛を妨げてしまいます。

汚れを落とすことも大切ですが、必要な皮脂まで洗い流さないようにしましょう。

頭皮ケアにおすすめしたいのは、次のようなシャンプーです。

  • 頭皮ケア効果の高い薬用シャンプー
  • アミノ酸系の頭皮にやさしい洗浄力のシャンプー
  • 植物性由来など、刺激の少ないシャンプー

自分の頭皮に合ったシャンプーを選んだら、頭皮の洗い方にも注意が必要です。

せっかく頭皮にやさしいシャンプーを使っても、間違った洗い方では頭皮にダメージを与えることになります。

  • 髪が乾いた状態でブラッシングをし、汚れが落ちやすくする
  • ぬるま湯で頭皮の予備洗いをする
  • シャンプーは頭皮ではなく、手のひらの上で泡立てる
  • 爪を立てて洗わない
  • すすぎはしっかりと、ぬるま湯で行う

発毛の要といえる頭皮をやさしくケアし、髪が育つ環境をつくっていきましょう。

(まとめ)発毛しやすい頭皮環境に整えていくには、頭皮の血行を改善するのが効果的です。


頭のツボを意識した頭皮マッサージを行い、頭皮全体に栄養が行き渡りやすくしましょう。

発毛を促す頭皮ケアには、頭皮に合ったシャンプーを選び、頭皮にやさしい洗い方をすることも大切です。

頭皮を洗いすぎると皮脂膜が失われ、頭皮の水分が蒸発して、発毛の妨げとなります。

また、生活環境やストレスによる毛周期の乱れも、抜け毛を招きます。

発毛のサイクルを意識し、頭皮を健やかに保つ取り組みをしましょう。

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