椿油を使った頭皮ケアは適している人と、そうではない人がいます


椿油は、頭皮ケアによいというイメージがありますが、全ての人に椿油を使った頭皮ケアが向いているというわけではありません。

顔の肌にも乾燥肌、脂性肌、混合肌、敏感肌があるように、頭皮のタイプも人によってそれぞれ違いがあります。

椿油は頭皮ケアによいといわれていますが、頭皮のタイプによっては合わない場合があることを覚えておきましょう。

また、椿油は使い方を誤るとかえって頭皮の環境が悪くなることがあるので、正しい使い方を知ることも大切です。

椿油での頭皮ケアが合わない人は、シャンプー選びをより重視して、自分に合った頭皮ケアをしましょう。

椿油には古い歴史があります

椿油の歴史は大変古く、奈良時代にまでさかのぼるといわれています。

「続日本紀」という書物によると、遣唐使が唐へ渡る時に献上品として椿の種を持参したと記録されています。

頭皮や髪、肌をケアするために使うものというイメージが強いですが、身体のケア以外にも、椿油は多様な使い方をされて今に至ります。

食用油としても使われることもあれば、灯りの燃料や鉄製品のサビ防止にも使われ、不老不死の薬として珍重された時代もありました。

椿油には食用に使用するものと、化粧用に使用するものの2種類があります。

2つの椿油の違いは、搾油後のろ過時間の違いです。

椿油は、収穫した椿の実を天日干しにして選別をした後、細かく粉砕して蒸し上げます。

その後、粉砕した椿の実に圧力をかけて搾油し、ろ過して不純物を取り除きます。

このろ過時間を長くすると、椿油が持つ香りや粘り気が抑えられ、頭皮ケアなどに適した化粧用の椿油になります。

食用の椿油と化粧用の椿油には成分の違いはないため、食用の椿油を使って頭皮ケアをすることに問題はありません。

椿油は開封したら、変質を防ぐために1年を目安に使い切るようにし、直射日光と高温を避けて保管しましょう。

椿油にはさまざまな効果が期待されています


椿油は頭皮のケアによいというだけでなく、他にもさまざまな効果が期待されています。

椿油には「オレイン酸」という成分が、とても多く含まれています。

この主成分のオレイン酸は、不飽和脂肪酸のひとつで酸化しにくく、肌を保護する働きがあるといわれています。

椿油の成分は、以下のようになっています。

  • オレイン酸85%
  • パルミチン酸7.9%
  • リノール酸3.8%
  • ステアリン酸2.5%

オリーブ油や菜種油、ごま油などにもオレイン酸は含まれていますが、オレイン酸の含有量が高いことで知られるオリーブ油でも、オレイン酸の割合は70%ほどです。

比較すると、椿油の方が上回っていることがわかります。

このようにオレイン酸をたっぷりと含んだ椿油には、多くの効果が期待されているのです。

皮膚を柔らかくする効果

椿油には、肌が柔らかくする効果があるといわれています。

オレイン酸は肌の基礎力を回復すると考えられているため、相乗効果で肌の軟化作用が期待されています。

ニキビを防ぐ効果

椿油によって肌の皮脂膜が確保されるため、ニキビが発生しにくくなるといわれています。

ニキビは肌のべたつきだけでなく、乾燥によってもできやすくなります。

乾燥が原因のニキビを防止する効果が、期待されています。

紫外線を防ぐ効果

日焼けクリームほどではありませんが、椿油には紫外線を防ぐ効果があるといわれています。

肌を保護し、紫外線によるダメージが残らないようにします。

頭皮のフケや乾燥に悩む人に、椿油でのケアがよいといわれています

椿油のイメージといえば、やはり頭皮ケアによいというイメージになるでしょう。

頭皮ケアによいといわれる理由は、椿油に含まれるオレイン酸が、高い保湿効果を持っているためです。

空気が乾燥する季節はフケが出やすくなりますが、頭皮が乾燥するタイプの人は、季節を問わず、フケに悩まされることがあります。

頭皮の潤いが保たれるのは、皮脂膜が頭皮にバリアを張って、水分が蒸発するのを防いでくれているからです。

頭皮の皮脂が分泌される量は、20代を過ぎたあたりから減り始め、年齢を重ねるごとに頭皮の乾燥やざらつき、フケなどに悩まされるリスクが高くなります。

椿油で頭皮ケアをすると、皮脂膜の代わりに頭皮を保護し、水分を内側に閉じ込めて潤いを守ってくれます。

肩にパラパラと落ちる粉っぽいフケや、乾燥による頭皮のかゆみが気になるのであれば、シャンプーでの頭皮ケアと併せて、椿油での頭皮ケアを取り入れてみるのもよいでしょう。

フケが発生する原因があります


フケが発生してしまうのは、いくつかの原因が考えられます。

頭皮の乾燥がフケを招くことは知られていますが、他の理由でフケが出やすくなることもよくあります。

頭皮の洗いすぎ

頭皮が脂っぽい人に多いのですが、頭皮を洗浄力の強すぎるシャンプーで洗ったり、1日に何度も洗ったりすると、フケが出る原因になることがあります。

頭皮を洗いすぎると皮脂膜が失われて、乾燥したフケが出やすくなります。

頭皮を雑にシャンプーする

頭皮のかゆみが気になる時に、つい爪を立ててシャンプーすることがあるかもしれません。

爪を立てると頭皮に傷をつけて雑菌を繁殖させるので、フケが出ることがあります。

また、シャンプーのすすぎを丁寧に行わず、洗い残しがあるのもフケが発生する原因となります。

シャンプーをした後の自然乾燥も、雑菌が増えやすくなるので頭皮にとっては好ましくありません。

強い力でブラッシングする

頭皮を強い力でブラッシングすると、ブラシの毛先が頭皮の角質層を傷つけ、フケを発生させることがあります。

乾燥してバリア機能が低下した頭皮は刺激に弱いため、毛先の柔らかいブラシを使ってやさしくブラッシングしましょう。

寒暖差や紫外線

季節の寒暖差や紫外線、室内の空調による温度差で頭皮の乾燥が進むと、フケが出やすくなります。

空調の風は気づかないうちに頭皮にダメージを与えるため、風が直接当たらない場所になるべく移動しましょう。

椿油を使った頭皮ケアは正しい方法を知ることが大切です

椿油は頭皮ケアによいものというイメージは持っていても、椿油の正しい使い方がわからないという方は多いものです。

間違った方法で頭皮ケアをすると、かえって頭皮の環境を悪化させることがあります。

椿油は正しい方法で使うからこそ、頭皮ケアの効果を期待できます。

まず、髪が乾いた状態で丁寧にブラッシングをします。

まんべんなく髪全体をブラッシングすることで、髪に付着したホコリなどが浮いてきます。

次に、手のひらに500円玉大に椿油を取り、指先で少しずつ頭皮全体になじませていきます。

この時に指先で円を描くようになじませると、頭皮の毛穴が開いて汚れが取りやすくなります。

椿油は必ず、100%天然のものを使うようにしてください。

椿油が行き渡ったら、蒸しタオルやシャワーキャップで頭全体を覆いましょう。

15~20分くらいそのままにした後で、ぬるま湯で丁寧に洗い流します。

時間がない時は、5分行うだけでも椿油の効果を実感できます。

お湯で一度洗い流した後は、シャンプーを使って頭皮と髪を洗います。

シャンプーは頭皮の上で泡立てず、手のひらで泡立ててから頭皮に乗せましょう。

頭頂部、前頭部、後頭部、側頭部と指の腹を使ってやさしく洗い、泡を頭皮に残さないようにぬるま湯ですすぎます。

頭皮にシャンプーが残っていると、頭皮トラブルの原因になります。

すすぎをしっかり行うのが、正しいシャンプーの基本です。

椿油での頭皮ケアが合わない人もいます

椿油は頭皮ケアに適したアイテムですが、頭皮のタイプによっては椿油でのケアが合わない人もいます。

基本的に、椿油を使った頭皮ケアが適しているといわれるのは、頭皮が乾燥タイプで、フケに悩んでいる人です。

同じフケでも頭皮の乾燥が原因のフケと、頭皮の過剰なべたつきが原因のフケがあります。

脂性フケに悩んでいる人が椿油を使用すると、ますます頭皮がべたついて、フケがひどくなる恐れがあります。

特に、脂漏性皮膚炎を発症している人は、椿油で頭皮ケアをすると炎症の悪化を招くことがあります。

脂漏性皮膚炎はマラセチア菌という常在菌が、異常繁殖することによって引き起こされる皮膚炎です。

治療が難しい症状なので、頭皮が脂性タイプの人は、日頃から発症するリスクを抑えるよう意識しましょう。

椿油で頭皮ケアをする場合は、自分の頭皮がどのタイプなのか知ることが大切です。

頭皮のフケがカサカサしていたら乾燥タイプ、白いねっとりしたカスのようなフケの場合は脂性タイプです。

頭皮ケアの基本はシャンプーです

椿油での頭皮ケアは効果的ですが、全ての人に適した方法ではなく、使う人を選ぶ頭皮ケアでもあります。

頭皮が乾燥タイプであっても、脂性タイプであっても、誰でも行えるのはシャンプーを使った頭皮ケアになります。

シャンプーで頭皮ケアを効果的に行うためには、シャンプー選びが重要になります。

価格の手頃さや香りの良さ、パッケージの華やかさだけでシャンプーを選ばず、頭皮ケアに適したシャンプーを見極めましょう。

頭皮にやさしい洗浄力

シャンプーでは汚れをすっきり落としたいですが、強い洗浄力が頭皮を痛めることがあります。

洗浄成分がアミノ酸系のシャンプーはマイルドな洗浄力ながら、不要な脂分はしっかりと落とします。

頭皮環境が改善される

薬用成分が配合されたシャンプーには、頭皮を改善する働きがあります。

荒れた頭皮では、豊かな髪は育ちません。

シャンプーの成分にも留意して、薬用シャンプーを選びましょう。

育毛効果が期待できる

頭皮の血行促進をうたったシャンプーは、育毛効果が期待できるシャンプーです。

血行が良くなると頭皮全体に栄養が届き、髪が成長しやすい環境が生まれます。

(まとめ)椿油は頭皮ケア以外にも、さまざまな使い方ができるため、古くから日本人に親しまれてきました。


高い保湿力を誇るオレイン酸を85%も含み、頭皮の乾燥やフケを改善する効果が期待されています。

ただし、脂性タイプの頭皮の人には向かない可能性があるため、頭皮のべたつきが気になる人は使用を控えましょう。

頭皮ケアの基本は、自分に合ったシャンプーを選び、シャンプーでしっかりと頭皮を洗うことです。

自分の頭皮が乾燥タイプなのか、脂性タイプなのかを把握し、自分に合った頭皮ケアをしましょう。

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