頭皮ケアに効果的だといわれる食べ物は大豆製品です


頭皮ケアによいといわれる食べ物はいくつかありますが、その中でも大豆製品は頭皮ケアの効果が期待できる食べ物として、関心を集めています。

大豆の胚芽には「イソフラボン」という成分が含まれており、女性ホルモンの「エストロゲン」とよく似た作用を持つことが知られているのです。

頭皮ケアにはエストロゲンの働きが必要だと考えられているため、エストロゲンに着目した頭皮ケア用のシャンプーなども開発も進んでいます。

美容にもよいといわれる大豆製品は、女性に積極的に口にしてほしい食べ物です。

イソフラボンは女性からの関心が高い成分です

大豆に含まれているイソフラボンには、女性にとって嬉しい効果が多くあるといわれています。

イソフラボンにはエストロゲンと似た作用があり、女性の美と健康をサポートする成分として関心を集めています。

「畑の肉」と呼ばれる大豆には、良質な植物性タンパク質が豊富に含まれています。

はるか昔から日本を含むアジア圏内では、貴重なタンパク源として受け継がれてきたという歴史があります。

イソフラボンは大豆の胚芽(芽となって成長する部分)に含まれる、フラボノイドの一種です。

フラボノイドとは植物の葉や皮などに含まれる植物色素の総称で、毛細血管を強化する働きがあるといわれています。

頭皮の健康にとって、血行改善はとても重要です。

「大豆=イソフラボン」のイメージが強いため、大豆には豊富なイソフラボンが含まれていると思われるかもしれませんが、実際には1粒の大豆にわずか0.2~0.4%しか含まれていない、貴重な成分です。

イソフラボンは大豆以外にも、葛根や赤クローバーなどにも含まれていますが、食べ物として摂取しやすいのは大豆だけといってよいでしょう。

イソフラボンには2種類あり、それぞれの特徴に違いがあります。

グリコシド型イソフラボン

イソフラボンには「イソフラボン配糖体」と呼ばれる糖と結合したものと、結合していないものがあります。

グリコシド型は糖と結合しているため、胃ではなく腸で分解・吸収されます。

吸収されるまでに、6~8時間ほどかかるといわれています。

アグリコン型イソフラボン

糖と結合していないため、腸内細菌によって分解される必要がありません。

アグリコン型は、胃や腸で速やかに吸収されます。

イソフラボンはエストロゲンと似た働きを持っています


イソフラボンの構造はエストロゲンとよく似ているため、「植物性エストロゲン」や「フィト・エストロゲン」とも呼ばれています。

効力の強さをエストロゲンと比較すると、1000分の1から10000分の1ほどだといわれており、漢方のように穏やかで自然な効き目であるといえます。

頭皮ケアで注目されているエストロゲンには、次のような効果があるといわれています。

  • 頭皮と髪の健康を維持する
  • 頭皮や肌の新陳代謝を促進する
  • 皮下脂肪を発育させ、女性らしい身体をつくる
  • 卵巣内の卵胞を育てて、排卵に備える
  • 子宮内膜を厚くして、着床に備える
  • 生理周期を正常にする
  • コレステロールの値を下げて、動脈硬化を防ぐ
  • 丈夫な骨をつくる
  • 自律神経のバランスを整える

イソフラボンは、このようなエストロゲンの働きをサポートするといわれています。

年齢や体調によって体内のエストロゲンが不足すると、イソフラボンがエストロゲンに代わって働くといわれています。

  • 頭皮や肌の再生
  • 更年期障害の症状の緩和
  • 骨粗しょう症の予防
  • 生活習慣病の予防
  • ガンのリスクを下げる
  • 記憶力の向上

頭皮にとってイソフラボンがよいといわれるのは、頭皮のコラーゲンを増やして、保湿力や弾力を高める働きがあるからです。

細胞の新陳代謝も活性化されるため、ターンオーバーが正しく行われ、フケや乾燥が気にならない、健やかな頭皮へと導いてくれます。

イソフラボンを効率よく摂る方法があります

イソフラボンを食べ物から摂る時は、効率よく摂取できる方法を考えましょう。

大豆製品を大量に食べただけでは、イソフラボンを摂取できているとはいえません。

頭皮ケアに効果的な食べ物でも、大豆製品に偏った食事では栄養バランスが崩れる原因になります。

食べ物での頭皮ケアは、栄養に偏りが出ないように注意しましょう。

イソフラボンの1日あたりの理想的な摂取量は、70~75mgだといわれています。

この摂取量を基準にして、1日に数回に分けてイソフラボンを摂取するのが効率のよい摂り方です。

朝、昼、夜の食事に大豆製品を加えると、3回に分けてイソフラボンを摂取することができます。

1回の食事で摂りたい場合は、1日のスタートである朝食の時、もしくは就寝時間が近い夕食の時に取るのがよいといわれています。

頭皮と髪の健康を意識するのであれば、イソフラボンはビタミンCと一緒に摂るのがおすすめです。

ビタミンCにはコラーゲンの生成をサポートする働きがあるため、イソフラボンと一緒に摂取することで、頭皮のハリや潤いを保つ効果が期待できます。

ビタミンCを含む食べ物は、身近なところにたくさんあります。

柑橘類、イチゴ、キウイ、パプリカ、ブロッコリーなど、果物や野菜に多く含まれています。

ビタミンCもイソフラボンと同じく、複数回に分けて摂った方がよいとされています。

一度に大量に摂取しても、吸収できない分は尿と一緒に排出されてしまうからです。

イソフラボンだけではなく、ビタミンCの摂取も効率のよさを重視しましょう。

1日あたりの推奨摂取量は100㎎ですが、頭皮ケアなど美容を意識するのであれば、1000㎎を目安としましょう。

イソフラボンを多く含む食べ物を積極的に食べましょう


イソフラボンを食べ物から摂取する場合は、手に入りやすい大豆製品から摂りましょう。

大豆製品は、私達の身近なところに数多くあります。

豆乳

豆乳には100g中、12mgのイソフラボンが含まれています。

液体なので摂取しやすく、そのまま飲むだけでなく、料理やお菓子づくりにも使えます。

豆腐

豆腐には100g中、25㎎のイソフラボンが含まれています。

絹ごし豆腐や木綿豆腐など、さまざまな豆腐があるので、気分によって食べ分けてみましょう。

納豆

納豆には100g中、51㎎のイソフラボンが含まれています。

大豆製品の中では比較的、イソフラボンの含有量が高いのが特徴です。

蒸し大豆

蒸し大豆には100g中、120㎎のイソフラボンが含まれています。

レトルトパウチになって売られていることが多く、常温保存ができるのでストックしておいてもよいでしょう。

どんなに身体によいといわれる栄養や成分でも、摂り過ぎはかえって害となることがあります。

しかし、イソフラボンについては厚生労働省から、食べ物から摂取する分には健康上の問題がないという見解が出されているのです。

日本人は長い間、大豆と慣れ親しんできた食文化があるため、健康への悪影響はまず心配がないと考えられています。

30代後半が「頭皮と髪の曲がり角」といわれています

20代後半を過ぎると、エストロゲンなど体内の女性ホルモンは、緩やかに減少していくと考えられています。

女性ホルモンが減る年齢には個人差がありますが、早い人では30代後半くらいで頭皮が老化し、髪のボリュームが気になる人が増えてきます。

エストロゲンが減少すると、頭皮や髪には次のような影響が出るといわれています。

  • 髪が細くなる
  • 髪のコシがなくなる
  • 髪がうねりやすくなる
  • 頭皮や髪の乾燥が気になる

頭皮や髪に必要なのは、女性ホルモンだけではありません。

就寝中に頭皮が髪を育てることがわかっていますが、これは成長ホルモンの働きによるものです。

成長ホルモンは、深い眠りに落ちている間に分泌量が多くなります。

もし、夜更かしが習慣化していて眠りが浅く、睡眠時間が短いようであれば、睡眠の質を改善しましょう。

食べ物で身体の内側から頭皮ケアをしても、充分な睡眠がとれていないと、成長ホルモンが分泌されず、頭皮が髪を育てにくくなります。

睡眠不足になって得することは、何ひとつありません。

成長ホルモンだけでなく、エストロゲンなど女性ホルモンの減少を招く原因にもなります。

ホルモンバランスを整えるといわれる食べ物は、やはり大豆です。

大豆は頭皮ケアをする上で、欠かせない存在だといえます。

頭皮ケアに適したシャンプーを選びましょう

シャンプーと聞くと「髪を洗うもの」と思いがちですが、シャンプーの本来の目的は頭皮を洗い、頭皮ケアすることにあります。

新陳代謝と皮脂の分泌が盛んな頭皮は、しっかりと汚れを落として清潔を保つことが大切です。

顔の肌と頭皮は、同じ皮膚で繋がっています。

化粧水などで顔のお手入れはしても、頭皮ケアがおざなりになってしまう人は、意外と多いでしょう。

正しい頭皮ケアをするには、自分の頭皮の状態を知り、頭皮に合ったシャンプーを選ぶ必要があります。

頭皮にも顔の肌と同じく、普通肌、脂性肌、乾燥肌など、人によってタイプが異なります。

頭皮が脂っぽいからといって洗浄力の強いシャンプーを選んだり、乾燥が気になるからといって洗浄力の弱すぎるシャンプーを選んだりするのは、正しい頭皮ケアとはいえません。

シャンプーは髪の手触りや香りの好みだけで選ばず、頭皮ケアができるものを選びましょう。

(まとめ)頭皮ケアによいといわれる食べ物は、豆乳や豆腐、納豆などの大豆製品です。


大豆に含まれるイソフラボンには、女性ホルモンであるエストロゲンに似た働きがあることがわかっています。

頭皮を健やかに保ち、美しく豊かな髪を育てるには、イソフラボンやエストロゲンの働きが欠かせないといわれています。

イソフラボンは女性にとって有効な作用を多く持ち、健康と美容によい成分として女性から高い関心を集めているのです。

頭皮ケアの効果が期待できると注目され、さまざまな研究・開発が進められています。

頭皮ケアをするには、自分の頭皮に合ったシャンプーを選ぶことも大切です。

顔の肌と同じように頭皮にも気を配り、正しい頭皮ケアを続けていきましょう。

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