女性の頭皮のピリピリした痛みには、日焼けや乾燥、ニキビなどさまざまな原因が考えられます


女性の頭皮がピリピリと痛む原因は、日常生活の中にあると考えられています。
頭皮は髪の毛の中に隠れているため、ついケアを忘れてしまうことがあるかもしれませんが、顔の肌と同じように毎日のケアが大切になります。

頭皮と顔の肌は、実は同じ構造になっています。表皮、真皮、皮下脂肪の層になっており、皮脂膜によって頭皮を保護し、外部からの刺激を防いでいます。

さらに頭皮は顔よりも皮膚が薄いので、日焼けや乾燥、ニキビなどによってピリピリとした痛みが発生することがあります。

日焼けや乾燥、ニキビは放置すると抜け毛に繋がります

頭皮の日焼けや乾燥、ニキビは放置すると抜け毛が起こりやすくなります。ピリピリとした痛みがあると、必ず抜け毛に繋がるとは限りませんが、頭皮のダメージは髪の成長に悪影響を及ぼす可能性が高いです。

頭皮の乾燥

女性の頭皮は男性よりも皮脂が少なく、乾燥しやすい状態です。乾燥すると角質がはがれて、白い粉のような乾性フケが出やすくなります。

頭皮に合わないシャンプーを使用したり、1日に何度も洗髪をしたりすることで、頭皮の乾燥が進んでしまいます。頭皮が乾燥してしまうのは、頭皮から分泌される皮脂の量が関係しています。

皮脂は頭皮を保護する働きを持っていますが、分泌量が適切でなければ、反対に頭皮の環境を悪化させることがあります。頭皮に必要な皮脂が失われると、皮脂を補おうと分泌が過剰になります。

皮脂が過剰に分泌されることにより、皮脂をエサとする常在菌が異常繁殖します。

常在菌であるマラセチア菌が繁殖すると、脂肪酸が大量に排出されます。この脂肪酸が酸化することによって、ノネナールという物質が発生します。

「加齢臭」と呼ばれる独特の臭いは、ノネナールが原因になっています。

頭皮のタイプによっては、脂肪酸に刺激を受けやすいことがあります。刺激により頭皮のターンオーバーが乱れ、未成熟な細胞がはがれ落ちやすくなります。

頭皮の乾燥は、フケの増加やバリア機能の低下を招く原因となります。

頭皮の日焼け

髪で隠れているため、頭皮の日焼けは気づきにくいという特徴があります。しかし他の皮膚と同じように、太陽光を浴びると日焼けが起こります。

特につむじや、分け目などは要注意です。

頭皮が日焼けすると乾燥によるフケを招くだけでなく、ひどくなると炎症を起こすことがあります。頭皮は太陽光を垂直に浴びるため、実はとても日焼けしやすい場所です。

紫外線が強い日は日傘や帽子などを使用すると、頭皮の日焼けを防ぐことができます。

頭皮の日焼けによる炎症は、治るまでに時間がかかります。日差しが強い夏だけに限らず、普段から日焼けをしないようにすることが大切です。

頭皮のニキビ

頭皮は顔に比べて毛穴が多くありますが、体調や気候の変化などで毛穴に皮脂がつまりやすくなります。毛穴に皮脂がつまるとアクネ菌が繁殖し、炎症が起きてニキビが発生します。

汗をかきやすい場所でありながら、髪がフタとなって蒸れやすく、アクネ菌が好む環境になりやすいです。ブラシの毛先などで傷つけて、悪化させてしまうこともあります。

さらに頭皮に合わないシャンプーを使用することで、ニキビが治りづらくなります。

しっかりと保湿をすることで頭皮の乾燥を防ぎましょう


顔のお肌と違って頭皮の保湿は難しいと感じるかもしれませんが、頭皮に合ったシャンプーを選ぶと、頭皮の保湿に繋がります。
髪の手ざわりをよくする効果よりも、頭皮に栄養を与える効果の高いシャンプーを選びましょう。

頭皮と髪には、土と植物のような関係性があります。シャンプーの成分で頭皮や髪の表面だけをコーティングしてみても、本当に頭皮や髪の乾燥が改善されているわけではありません。

豊かで健康な髪を育てるには、頭皮の保湿力を高めてくれるシャンプーが適しています。シャンプーと併せて、頭皮用のエッセンスなども使うとより効果的です。

頭皮を乾燥から守り、ピリピリとした痛みなどを防いでいるのは、毛穴から分泌される皮脂です。

頭皮に合わないシャンプーを使うと皮脂だけでなく、角質層にあるセラミドや、天然保湿因子が洗い流されてしまう可能性があります。

間違ったシャンプー方法が原因になることもありますが、多くの人が自分の頭皮に合ったシャンプーを選べていません。かわいいパッケージデザインや、華やかな香りは気分を上げてくれますが、頭皮の乾燥を改善する効果は期待できません。

日々使用するシャンプーは頭皮を育て、やさしく洗い上げるものを選びましょう。
薬用効果のある、スカルプケア系のシャンプーがおすすめです。

正しいシャンプー方法を実践していても、シャンプー選びを間違えてしまっていては、頭皮の乾燥を防いで、髪を育てることが難しくなります。

日焼けをしたら患部を冷やして保湿をしましょう

シミを防ぐために日焼けした後の肌をケアする女性は多いですが、頭皮の日焼けはあまり重視されていません。頭皮は顔の肌の一部でもあるので、本当は日焼けの後のケアが大切になります。

もし日焼けをしてしまったら、よく冷やしてから保湿をするようにしましょう。濡らした冷たいタオルを患部にあて、日焼けした頭皮の熱を冷まします。

炎症が治まったら、頭皮用のローションなどで保湿を行います。

日焼けが頭皮に与える影響は、思いのほか重大です。頭皮を含めた肌の老化のほとんどは、太陽光によって引き起こされているといわれています。

肌の老化が加齢によって進むことは知られていますが、実は肌の老化の8割近くは、太陽光による「光老化」が原因になっています。太陽光は紫外線(UV)、可視光線、赤外線に分かれており、最も老化を起こしやすいのが波長が短い紫外線になります。

太陽光には波長が長いものほど、肌の奥に届きやすいという性質があります。紫外線に含まれるC波、B波、A波のうち、B波が最も人間の皮膚の表面に届きやすい波長になっています。

頭皮がピリピリと痛んだり、赤くなったりするのは、B波による影響が大きいと考えられます。

C波は波長が短すぎるため、オゾン層に遮られて、頭皮まで届くことはありません。一方でA波はB波よりも波長が長く、肌の奥まで達してしまいます。

頭皮がA波を浴びてしまうと、頭皮の奥にあるコラーゲンやエラスチンが壊れやすくなります。A波によって頭皮の弾力が失われて、頭皮の老化が進むと、刺激に弱くなってピリピリしたり、脱毛が起こりやすくなったりします。

食事や睡眠など生活習慣に注意してニキビを改善しましょう


頭皮のニキビを改善するには、生活習慣を一度見直してみましょう。思春期のニキビと違って、大人のニキビができる原因は複雑です。

顔にできるニキビと比べて、頭皮にできるニキビは悪化しやすいという特徴があります。頭皮のニキビを放置すると、治りにくくなるので注意が必要です。

顔のニキビと頭皮のニキビは、いずれも皮脂が毛穴につまった状態です。頭皮の毛穴は顔の毛穴と比べて大きいため、皮脂が出る量も多い分、流れ出る量も多くなります。

皮脂が出る量が多くても、排出がきちんと行われていれば、頭皮にニキビができる頻度は顔よりも少なくなります。しかし、生活習慣の乱れなどによって頭皮のターンオーバーが崩れると、毛穴に皮脂がたまり、ニキビができてしまいます。

ニキビが悪化すると、毛穴をふさいで脱毛の原因になります。

頭皮に傷が付いている場合は速やかに病院に行きましょう

もし頭皮に傷がある場合は、自分で対処しようとはせず、病院を受診しましょう。たとえ傷が治っても、傷跡ができた毛穴では髪を育てる力が弱まります。

発毛させる力を失った毛穴からは、髪が生えてくることはありません。手遅れにならないうちに、速やかに医師に診せることが望ましいです。

頭皮のためにはシャンプー方法の見直しも大切です

どんなに効果に優れたシャンプーを使っていても、自己流のシャンプー方法では、せっかくのシャンプーの効果を引き出せないことがあります。

長年続けたシャンプー方法を変えるのは簡単ではないかもしれませんが、以下の要点をおさえて、頭皮のためのシャンプー方法を習得しましょう。

シャンプーの種類はさまざまありますが、スカルプケアや育毛をうたったものがおすすめです。頭皮を洗うのは清潔を保つだけでなく、頭皮全体の血行を改善し、栄養を届きやすくする目的もあります。

正しいシャンプー選びとシャンプー方法が、髪を育てるのに効果的といわれるのは、頭皮環境を整えて髪の成長を早めると考えられているからです。

1.シャンプーをする前に髪をよくとかす
2.40℃以下のお湯で頭皮全体を洗い流す
3.手のひらの上でシャンプーを泡立てる
4.爪を立てずにやさしく頭皮を洗う
5.泡が残らないようによくすすぐ
6.やさしくタオルドライし、ドライヤーで頭皮を中心に乾かす

朝よりも、なるべく夜に洗髪した方がよいといわれています。育毛を助ける成長ホルモンは、睡眠中に分泌されるため、頭皮を清潔にした方が効果的だと考えられるからです。

頭皮を健やかに保つためにマッサージをしましょう

シャンプー方法と同じく、頭皮のマッサージも自己流だと効果が得られにくいことがあります。間違ったマッサージが頭皮を傷つけることもあるので、正しい方法でマッサージを行いましょう。

頭頂部には百会(ひゃくえ)と呼ばれるツボがあります。耳から頭頂部に向かった線と、顔の中心線が交差する場所が百会です。

このツボを垂直に押すと、血行改善の効果が期待できます。

押す際は指の腹を使い、あまり力を入れすぎないようにしましょう。事前に指を温めておくと、マッサージの効果を高めやすくなります。

自分で頭皮をさわって硬いと感じるのは、血行が滞っているからです。頭皮をほぐして血行をよくし、健康な髪が育つ環境に整えましょう。

まとめ

女性の頭皮がピリピリと痛む原因は、環境による影響や生活習慣など、さまざまなものが挙げられます。
頭皮は顔の皮膚の一部であるにも関わらず、行き届いたケアがされていないというケースが多く見られます。

頭皮は髪がフタとなっているため、トラブルが起こると治りにくく、慢性化しやすいという特徴があります。事前にトラブルを防ぐ意識を持つことが、頭皮ケアの第一歩です。

頭皮に適したシャンプーを選び、正しいシャンプー方法で、頭皮を健やかに保ちましょう。

女性らしい豊かな髪は、健康な頭皮から育ちます。

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