めんげんによって一時的に女性の抜け毛が増えることがあります
めんげんの症状としてよく知られているのが湿疹です。
しかしめんげんの反応は実に多種多様で、下痢や発熱・抜け毛などが起こることもあります。
こうした症状は一時的なものですが、場合によっては半年以上の長期間にわたって起こることもあります。
めんげんは基本的に心配する必要のないものですが、それ以外の疾患との見分けがつかない場合もあるため、注意も必要です。
めんげんは、冷え取りをすることによって起こります
めんげんは、「瞑眩」という漢字を書き、冷え取りを行うことで起こります。
「冷え取り」というのは、その名の通り、冷えを改善するために体を温めるショウガなどの食事を摂取したり、保温ソックスなどを利用したりすることを指す言葉です。
体を冷やすことは、万病のもとです。
こうした冷えをなくすために、「冷え取り」を行うのです。
お風呂にゆったりと浸かって血行を良くすることも、冷え取りの一種です。
しかしお風呂につかったのに体がだるくなった、なんとなく体が痒い、といった症状が出ることがあります。
これも「めんげん」の一種です。
足の指を冷やさないようにするというのが、冷え取りの考え方です。
靴下を重ねばきしたり、5本指ソックスを穿いたりすることで冷え取りを行います。
この時、湿疹や痒みが出ることもありますが、これは汗をかいたりかぶれたからではなく、めんげんである可能性があります。
ショウガや根菜を使った温かいスープなど、体を温める食事を摂りましょう。
反対に、冷え取りをしている間は、ジャンクフードや糖分の多い食べ物、カフェイン類などは避ける必要があります。
冷えを放置することで、抜け毛やむくみなどが起こります
冷えを放置すると、一体どのようなことが起こるのでしょうか。
女性の大敵である冷えの問題について理解し、改善していくようにしましょう。
足などの辛いむくみは、冷えを改善させることで起こらなくなる場合があります。
むくみの原因は血行不良ですが、冷えることによって血行が悪くなってしまうことがあるのです。
肩こりや首のコリ・腰痛なども、冷えの影響で悪化します。
コリの解消のために肩を温めるためのパッドなどが販売されているのは、温めることで肩こりが改善できるからなのです。
冷えは抜け毛も引き起こします。
頭皮が冷えて冷たくなっている女性は、血行が悪い可能性が高く、頭皮や髪の毛に栄養や酸素がいきわたりません。
頭皮や、頭と繋がっている首・肩を温めることによって、抜け毛の改善が期待できます。
冷えは女性ホルモンの働きとも密接な関わりがあります。
冷えを改善することで月経痛が楽になったり、女性ホルモンの乱れが改善されたりする場合があるのです。
めんげんは好転反応です
マッサージをすると、体がだるくなったりすることがあります。
これもめんげんである可能性があります。
めんげんというのは、「好転反応」のことで、体に溜まった悪いものが急激に流れだしたり、よくなったりすることで起こります。
マッサージのめんげんなどは、1日から2日程度で収まることもありますが、湿疹や抜け毛が長く続く場合もあります。
めんげんを早く良くするためには
めんげんで抜け毛が起こってしまうと、抜け毛を改善させるために冷え取りを中止したいと思ってしまうかもしれません。
しかし冷えも結局は抜け毛の原因となるものです。
めんげんによる抜け毛よりも、冷えによる抜け毛の方が長期化する可能性が高いため、軽率に冷え取りをやめてしまうのは危険です。
めんげんを解消するためには、冷え取りを継続して体を温め、体全体の調子を整えることが大切です。
めんげんが長期化してしまったら
発疹や抜け毛が長期間続くと、どうしてもストレスになってしまいます。
ストレスも冷えの要因となるものですし、髪の毛のためにもよくありません。
またあまりに長い発疹や抜け毛は、めんげんとは関係のない原因によるものである可能性もあります。
めんげんが長期化している場合は病院にかかるようにしましょう。
(まとめ)「めんげん」で抜け毛が起こる? それとも収まる?
めんげんの症状としては湿疹が有名ですが、下痢や発熱・抜け毛など、さまざまな症状が起こり得ます。
こうしためんげんは一時的なものですが、中には長期化する場合もあります。
めんげんは、万病の元である冷えをなくすことを目的とした「冷え取り」を行うことで起こります。
冷え取りとは、半身浴や冷え取りソックス、冷えによい体を温める食事を摂ることなどを指します。
冷えを放置すると、むくみや肩こり、抜け毛などが起こります。
また冷えは女性ホルモンの乱れとも密接に関わっています。
冷えを改善して健康的な体を手に入れましょう。
めんげんは好転反応ですから、それほど心配する必要はありません。
めんげんを早期改善させるためには、冷え取りをやめるのではなく、体を冷やさないように意識し続けることが大切です。
また長期化した場合は医者の受診も検討しましょう。