早期に正しい対処を行えば、十分改善は見込めます。まずは、自分の症状を知りましょう!

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女性の抜毛症(ばつもうしょう)は適切な処置や治療をすることにより改善できます。抜毛症改善に重要なことは、疾患の原因を正しく把握し、できるだけ早急に改善策をとることです。
そのタイミングが遅れると、抜毛症は合併症をおこし長期化することも十分考えられます。女性の抜毛症について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

抜毛症(ばつもうしょう)とは?

抜毛症とは、強いストレスや緊張を感じたときに自ら自分の髪や体毛を抜いてしまう行為です。抜毛症患者の9割が女性、残りの1割が男性と圧倒的に女性患者が多く、年齢層は幅広いです。抜毛症を発症する平均年齢が10代前半というデータがあり、繰り返し髪を抜いてしまう癖が取れにくい分、長期化する傾向が強い疾患といえます。

抜毛症の具体的な症状

ストレスを感じたときや緊張が高まったときに、恥ずかしいもしくは良くないことと分かっていても髪の毛や体毛を抜いて解放感や満足感を得ます。そのため、一度抜毛症になると患者はその行為を繰り返してしまいます。毛を抜いてしまうことにより生じる症状は次の通りです。

脱毛が改善しない

毛を抜く癖が治らないことにより、毛は徐々に細くなったり毛質が変わったり、毛が生えなくなります。毛を繰り返し抜く行為の抜毛症が完治しても、毛が生えないという薄毛の悩みを長期にわたり抱えている人も少なくありません。

毛以外の損傷する

抜毛症は毛を抜いてしまうだけでなく、ほかの体の一部を痛めてしまうなどが合併症を引き起こすことがよくあります。その一つとして、頭頂部を円形に脱毛したり、襟足以外の髪を全部抜くなどかなり広範囲の毛を抜いてしまう過剰な行為により、指に紫色のあざや手首、肩、首など傷めてしまいます。また、女性の場合でも眉毛やまつげを全て抜き、目に炎症を引き起こしてしまうケースもあります。

さらには、抜毛症患者の35~40%は毛食症になるという報告もあります。毛食症とは抜いた毛を噛んだり、飲み込んだり、消化管に毛玉がたまり栄養失調や腸閉塞、毛髪胃石を引き起す疾患です。この行為がエスカレートすると、噛みすぎによる歯を損傷まで引き起こしてしまうこともあります。

女性が抜毛症になる理由

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女性が抜毛症になる理由は様々です。抜毛症を発症するきっかけの1つとして、月経周期の変化や閉経のタイミングなど女性ホルモンがあります。これは、女性ならではの原因です。その他の発症原因として、遺伝があげられます。遺伝の一例としてはチックや衝動制御障害、強迫症状です。

そして最も多い抜毛症の原因はいじめやストレスによる精神的な問題です。抜毛症患者の1/4はこれを理由にあげています。よってホルモンなど体質的に女性が抜毛症になりやすいのではなく、女性はストレスを溜めやすい傾向あるため、抜毛症を引き起こしやすいと考えられます。

女性の抜毛症セルフチェック

・女性であるにもかかわらず、髪や眉毛、まつげなど美容に重要な毛を引き抜いてしまう
・毛を抜くことをやめようと何度もチャレンジしているが繰り返してしまう
・毛を抜く行為を制御できず、恥辱感や当惑感などの苦痛や生活などに障害を感じている
・毛を抜いて当惑感や恥辱感などの苦痛や生活に支障を感じている

これらに1つでも当てはまる場合は、抜毛症の可能性あります。まずは医師に診断を受け、治療が必要な状態かを診察してもらうのが良いでしょう。

女性が抜毛症を発症した場合の治療方法

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先述にもあるように抜毛症を引き起こす原因はいくつかあります。そのため、治療法もそれぞれの原因にあった治療をすることが重要です。

投薬治療

患部への直接的な治療としては、局所へのステロイドや水酸化塩酸塩を投与する治療。ストレスなど精神的理由の場合は、抗ヒスタミン特性をもつ抗不安薬や抗うつ薬、抗精神病薬などの内服薬を処方される場合があります。

抜毛症が初期症状の場合、選択的セロトニン再取り込み阻害薬のSSRIと呼ばれる薬を投与されることもありますが、万が一SSRIの効果がない場合は、ピモジド(オーラップ)などのドパミン受容体拮抗薬を追加して投与します。

心理療法

ストレスなどの精神的な問題の場合は、薬の服用だけでなく専門の医師により心理カウンセリングで心のケアを行います。また、薄毛の治療と精神的な治療が必要なため、皮膚科医と精神科医など連携して複合的に治療を行うことが望ましいです。

どの治療をするにあたっても、治療効果の有無や効果を感じられるタイミングには個人差がでます。治療効果がすぐに表れなくても、治療をやめず、担当の医師にその不満や不安を相談しながら焦らず治療を続けましょう。

セルフケアでできる女性の抜毛症対策

抜毛症の場合、毛を抜く精神的改善と毛を生やすための薄毛対策が必要です。

毛を抜く行為に対しての対策

抜毛症患者の1/4はストレスが原因です。できる限りストレスをためないようにすることが1つの改善策です。適度なストレス発散を心がけると良いでしょう。

加えて、バランスよい食事や睡眠など規則正しい生活を送ることも重要です。1つの対策で満足せず、複数の対策を同時に実施することでより相乗効果を感じることができるでしょう。

毛を生やすための対策

重要なのは規則正しい生活です。風邪薬を服用しても、睡眠不足や栄養不足であれば風邪は治りにくいです。同様に薄毛を改善するにあたり重要なことは、体と頭皮環境が健康であることです。その上で、育毛シャンプーや育毛剤を使い、育毛を促すケアをしましょう。

いくら高い育毛剤を使っても、頭皮が健康でない限り効果は半減してしまいます。このように、より効果的な結果を得るためには、相乗効果の期待できるセルフケアを心がけましょう。

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1.抜毛症の症状

抜毛症は自覚症状がある場合とない場合があります。毛を抜くことによりストレスや緊張から解放され、自覚している場合でもくり返し毛を抜いてしまう疾患です。抜毛症の特徴として、毛を抜く行為だけに留まらず、抜毛行為を繰り返すことによる手や指の損傷や、抜いた毛を噛んだり食べてしまったりする食毛症。食べ過ぎによる歯の損傷など様々な合併症を引き起こすことがあるため、早めの対策がとても重要になります。

2.抜毛症は改善できるのか。

正しい対策を行えば、改善できます。ただし、症状が進行するほど治療期間は長期化したり、合併症を引き起こしたり可能性があり早めの治療がおすすめです。まずは治療が必要な状態か医師に診断してもらうことからはじませんか。

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