女性の抜け毛をみれば、それが正常な毛根であるか、異常な毛根であるかどうかが判断出来ます。
一本の髪が抜けるまでには、生えてから約4年から6年の歳月があり、これをヘアサイクルと呼びます。
通常、ヘアサイクルが正常な場合、髪の本数はほぼ一定に保たれ、寿命まで抜け落ちることはありません。
すべての髪が一度に抜けてなくなってしまうことがないのは、この抜け落ちる時期にずれがあるからです。
通常は1日に100本程度抜けていますが、それ以上の抜け毛が気になっていたら、ヘアブラシや排水口などにある抜け毛を採集しチェックをしてみてください。
寿命で抜けた髪の正常な毛根は、毛根の形が丸みを帯び、楕円でマッチ棒の先のような形をしています。
また、ゆがみがなく根元から毛先までの太さが同じです。
ちょっと抜け毛が多くても、ヘアサイクルで寿命となった髪が抜けるのは当たり前のことですし、このような正常な毛根が確認できればそれほど心配しなくてもよいでしょう。
体調や季節によっても抜け毛の量には変化があります。
異常な毛根の見分け方
髪は寿命でなく、何らかの原因で抜けてしまうことがあります。
そういった髪の毛根は、異常毛根であることが多く、見れば簡単に判断することが出来ます。
正常な毛根は白っぽい色か、透明な色をしていることが多く、マッチ棒のように根元がふっくらとしています。
異常な毛根は、先細りしていて、触った時に膨らみを感じることが出来ません。
また、毛根の端にしっぽのようなものがついている状態になることがあります。
ほかにも毛根がない状態、白い膜のようなものがついている、くびれがある、毛根が黒くなっているなどの場合は髪が弱く脆くなっている状態といえます。
このような異常な毛根が見られた場合には、放置しておくと薄毛になってしまう可能性があります。
髪のボリュームがなくなってきた、抜け毛が多いという方は、毛根をチェックしてみましょう。
この際の理想は、正常な毛根が8割あることです。
異常な毛根になる原因
その時の体の状態は毛根をみればわかるといわれることもあるように、毛根は健康と密接につながっています。
この項目では毛根の状態で、おもに考えられる原因を挙げてみました。
抜け毛や薄毛で悩んでいる方、思い当たる節はないでしょうか。
また、毛根は正常でもかみが太く短いうちに抜けてしまうことがあります。
若くして死んでしまった毛で、毛先が細くなっています。
これは薄毛の前兆といえますので、毛根に関係なく注意が必要です。
- ふくらみがない(栄養不足により毛母細胞の細胞分裂が正常にできていない)
- しっぽのようなものがついている(頭皮の乾燥・栄養不足・血行不良・ホルモンバランスの乱れ)
- 毛根がない、委縮している(円形脱毛症・ストレス・内分泌異常・自己免疫疾患・栄養不足)
- 白い膜がついている(皮脂の過剰分泌・炎症)
- 毛根が黒い(栄養不足・ストレスによりメラニン色素の凝集が起こる)
抜け毛の対策方法
自分の毛根を観察すれば、その原因がつかめるかと思います。
毛根を異常な状態にさせないためには、今後様々な対策をとっていくことが大切です。
たとえば、バランスがよい食事を規則正しくとる、アミノ酸のサプリメントなどを摂取する、適度な運動をする、質のよい睡眠をとるなど、これまでの生活習慣を見直してみましょう。
また、髪にとってストレスは最大の敵です。
上手にストレスを発散し解消できるよう心掛けることが大切です。
定期的な頭皮のマッサージは血行を良くするためお勧めです。
育毛剤などを併用ししっかりと毛根に栄養を届けましょう。
異常毛根の原因が自己免疫疾患や内分泌異常などの場合には、放置せず専門の医療機関に行くことをお勧めします。
(まとめ)女性の抜け毛をみれば正常な毛根かどうかがわかる?
ヘアサイクルが正常に行われていれば、通常は1日に100本程度の髪が抜けています。
寿命で抜けた髪の正常な毛根は、毛根の形が丸みを帯び、楕円でマッチ棒の先のような形をしています。
また、ゆがみがなく根元から毛先までの太さが同じです。
異常な毛根は、先細りしていて、触った時に膨らみを感じることが出来ません。
毛根の端にしっぽのようなものがついている、毛根がない、白い膜のようなものがついている、くびれがある、毛根が黒くなっている場合は、毛根が異常な状態といえます。
栄養不足により毛母細胞が細胞分裂が正常にできていない、頭皮の乾燥・栄養不足・血行不良・ホルモンバランスの乱れ、円形脱毛症・ストレス・内分泌異常・自己免疫疾患、皮脂の過剰分泌・炎症などです。
バランスがよい食事を規則正しくとる、アミノ酸のサプリメントなどを摂取する、適度な運動をする、質のよい睡眠をとるなど、これまでの生活習慣を見直してみましょう。
また、上手にストレスを発散し解消できるよう心掛けることが大切です。