くせ毛は傷みやすいため、ケアを怠ると抜毛につながります


「湿気で広がる髪」「くせでまとまらない髪」「スタイリングしたのにうねりが出る髪」など女性が抱える悩みといえば、髪のくせやうねりではないでしょうか。

そのなかには、くせ毛やうねりを気にして「ストレートパーマ」や「縮毛矯正」をかけている方もいるかもしれません。

しかしそれらを頻繁に繰り返すと、結果的に髪や頭皮を傷めることになります。くせ毛には、ねじれた部分や折れている部分があります。

その影響から、髪を保護するキューティクルが乱れやすく傷みやすいという特徴があり、手を抜いたヘアケアを続けていると抜毛や切れ毛などダメージヘアにつながるのです。

また30歳以降になると肌と同じように頭皮にも老化が現れます。たとえば毛穴がたるんでくせ毛がひどくなったり髪がやせて細い髪が増えたりするのです。

くせ毛や抜毛を予防するために「シャンプー方法」「ドライヤーの使い方」などヘアケア方法を見直してください。

くせ毛は乾燥するとひどくなるため、シャンプー剤やヘアケア剤は保湿重視のしっとりタイプを選ぶようにしましょう。

とくにおすすめなのが、トリートメント剤です。トリートメント剤には、キューティクルを保護するだけではなく、内部へ栄養補給する役割があります。

ヘアケアを上手に行って、ツヤがあり、まとまり感のある髪を演出しましょう。くせ毛であっても、ツヤが手に入ればヘアアレンジを楽しむことができます。

毛穴や毛根の形の違いからくせ毛になります

ではなぜ「くせ毛」になるのでしょうか。それは、頭皮にある毛穴や毛根の形の違いによるものです。直毛は、毛穴や毛根が頭皮に対してまっすぐにあります。

一方くせ毛は毛穴や毛根が曲がっており、それに沿った状態で伸びた髪は、ねじれたくせ毛になるのです。

なお毛穴や毛根の形は遺伝によって決まる場合もありますが、加齢によって毛穴がゆるみ、くせ毛ができることもあります。

くせ毛の種類と特徴

①捻転毛(ねんてんもう)
・コイル状にねじれている
・太さがバラバラ
・ツヤがなく、乾燥して見える
・ねじれ部分が折れやすいため、切れ毛に注意が必要
・原因は遺伝によるものが多いが、毛穴のトラブルなどの後天的なもの、感染症などの病気によるものもある

②波状毛(はじょうもう)
・日本人に多いくせ毛
・波のようにカールしている
・ボリューム感が出やすい
・湿度に弱く、まとまりにくい
・軽いくせ毛から大きなウェーブのようなくせ毛まで、個人差がある
・原因は毛穴の形などの遺伝によるものと加齢や毛穴トラブルなどの後天的なものがある

③連珠毛(れんきゅうもう)
・日本人に少ないくせ毛
・太い部分と細い部分があり、数珠のように玉状になる
・クシや指通りが悪いため、スタイリングが難しい
・原因は遺伝によるもののほか、生活習慣などの後天的なものがある

髪の内部構造の違いからもくせ毛になります


毛穴や毛根の形以外にも、髪の内部構造の違いからくせ毛になります。髪の内部を見ると中心から「メデュラ」「コルテックス」「キューティクル」という3つの層になっています。

とくに髪の内部はコルテックスの細胞が占める割合が大きく、この密度の差で「直毛」か「くせ毛」かが決まります。

もう少し具体的に説明しましょう。このコルテックスは「水分を吸収しやすいたんぱく質」と「水分を吸収しにくいたんぱく質」の2種類が存在しています。

2種類のコルテックスがバランス良く分布している人は直毛になります。

しかし2種類のコルテックスが偏って分布している人は髪の一部が水分を吸収し伸びます。このように1本の髪に伸びた部分とそうでない部分ができ、歪みができてくせ毛になるのです。

髪の3構造

1、メデュラ(髪の芯、中心部分)

・柔らかなたんぱく質からできており、蜂の巣のように細胞が並んでいる
・太い髪はメデュラが多い
・うぶ毛や赤ちゃんの髪には存在しない

2、コルテックス(中間部分)

・髪の85~90%を占めており、2種類のたんぱく質からできている
・コルテックス細胞のほか、 髪の色を決めるメラニンも含まれている

3、キューティクル(外側部分)

・硬いたんぱく質からできている
・魚のうろこ状のものが平たく4~10枚重なり、髪の内部にあるたんぱく質が流れ出さないようにガードしている
・髪のツヤを左右する

髪を丈夫にするために、生活習慣の改善からはじめましょう

くせ毛はねじれた部分や折れた部分があるため、もともとダメージを受けやすく、抜毛や切れ毛になりやすいという共通点があります。

そのためくせ毛の悩みを解消する前に、髪そのものを丈夫にする必要があります。まずは生活習慣の改善に努め、健康的な髪を育てましょう。

健康を意識した生活習慣を

①睡眠時間の確保

髪を成長させるのに欠かせないものが、成長ホルモンです。この成長ホルモンは、睡眠中に分泌されます。

とくに22時から翌2時までもっとも多く分泌されるといわれています。

②禁煙

血液は健康な髪を育てるために欠かせない酸素や栄養を運んでくれる役割があります。

しかしタバコに含まれるニコチンには血流を低下させる作用があり、髪に必要な酸素や栄養が得にくくなります。

髪のために禁煙しましょう。どうしても、禁煙できない方はタバコの本数を減らしましょう。

③バランスのよい食事

過度なダイエットなどで栄養不足になると、血液の質が低下して、抜毛や薄毛の原因になります。

また、脂っぽい食事・お酒・お菓子などの偏った食事は、髪にも悪影響を及ぼします。「たんぱく質」「ビタミン」「ミネラル」など、栄養バランスのよい食事をしっかり摂りましょう。

④有酸素運動

髪を作るためには、酸素が必要です。

ウォーキングや軽いジョギングなどで体に酸素を取り込むような運動をしましょう。運動は、ストレス解消にも役立ちます。

くせ毛予防のためにトリートメント剤を使いましょう


髪に現れる光のリングを「天使の輪」と呼ぶように、光り輝く髪は女性の憧れです。髪にツヤがあるだけで、健康的で若々しい印象を与えます。

ではくせ毛の場合はどうでしょうか。くせ毛はまとまりが悪くゴワゴワパサパサして、なんとなく疲れているような印象を与えます。

実際くせ毛はうねりやねじれから光をきれいに反射できず、ツヤが出にくいという特徴があるのです。

そこで大切になるのが、ツヤを生み出すキューティクルを整えることです。キューティクルは、根元から毛先に向かってうろこ状に並び髪の表面を覆っています。

透明なキューティクルですが、規則正しく整っていることで光を反射して髪にツヤや弾力を生み出すのです。

逆にキューティクルがはがれたり乱れたりすると、髪の内部にあるたんぱく質が流れ出して切れ毛などを生み出すことになります。

くせ毛予防のために、ツヤを出すようなヘアケアを心掛けましょう。おすすめは、週に数回トリートメント剤を使用することです。

トリートメント剤は、髪の内部に浸透し栄養補給してキューティクルを整えていき、ツヤを出すのに役立ちます。

髪の傷みが激しい方は、アウトバストリートメントという洗い流さないタイプのトリートメントを使うとよいでしょう。

トリートメント剤の使い方

①シャンプー後、タオルドライをする
②トリートメント剤を髪全体に塗布し、両手で髪をはさみながら浸透させる
③傷みやすい毛先は、手のひらで軽く握るようにして念入りに浸透させる
④3~5分程度放置する
⑤根元から毛先に向かってシャワーでしっかりすすぐ

ドライヤーで仕上げれば、女性らしい雰囲気作りに役立ちます

トリートメント剤を使ってツヤを手に入れたら、さらにきれいに仕上げるためにドライヤーを使いましょう。

髪を乾かすだけのものと思われがちなドライヤーですが、機能はそれだけではありません。冷風を使えばキューティクルが引き締まり、好きなヘアスタイルをキープできます。

くせ毛が気になる人や雨で湿度が高い日などは、根元から毛先に向かって温風でブローした後、冷風を当てるようにしてください。

立体感のあるフォルムを作り出せたり、女性らしいヘアスタイルを演出できたりと、くせ毛でもヘアアレンジを楽しめます。

基礎:ドライヤーの使い方

①すばやくタオルドライ

シャンプー後は、タオルで髪の水分を取ります。濡れた髪を放置すると、キューティクルがこすれて髪が傷む原因になります。

また頭皮も雑菌が繁殖しやすくなりニオイの原因になります。

②根元からドライヤーを当てる

手でとかしながら、髪の根元から乾かします。傷みやすい毛先に、高温の風を当てるのは避けましょう。

③冷風で仕上げる

毛の流れに沿って弱風を当て、最後に冷風を当てます。冷風を当てるとキューティクルが引き締まり、ツヤが出るとともにうねりやくせを防ぎます。

応用:くせで分け目ができてしまうケース

①くせがある根元部分を水で濡らす

②くせとは逆方向に、髪を少し引っ張りながらドライヤーの温風を当てる

③最後に冷風でなじませる

応用:うねりでまっすぐにならないケース

①スタイリング剤か水を使用して、髪全体を濡らす

②手ぐしでとかしながら、ドライヤーで根元から毛先に温風を当てる

③髪を軽く引っ張りながら温風を当てストレートに整える

(まとめ)くせ毛は抜毛になりやすいですか?

1. くせ毛は傷みやすいため、ケアを怠ると抜毛につながります

くせ毛はキューティクルが乱れやすく傷みやすいため、手を抜いたヘアケアを続けていると抜毛や切れ毛になります。

くせ毛や抜毛を予防するために、ヘアケア方法を見直しましょう。シャンプー剤やヘアケア剤は保湿重視のしっとりタイプがおすすめです。

2. 毛穴や毛根の形の違いからくせ毛になります

遺伝による毛穴や毛根の形の違いによってくせ毛になります。直毛は毛穴や毛根が頭皮に対してまっすぐです。

一方のくせ毛は毛穴や毛根が曲がっており、それに沿った状態で伸びた髪はねじれたくせ毛になります。

3. 髪の内部構造の違いからもくせ毛になります

髪の内部にあるコルテックスは「水分を吸収しやすいたんぱく質」と「水分を吸収しにくいたんぱく質」があります。

2種類のコルテックスがバランス良く分布している人は直毛になり、コルテックスが偏って分布している人はくせ毛になります。

4. 髪を丈夫にするために、生活習慣の改善からはじめましょう

くせ毛はもともとダメージを受けやすく抜毛や切れ毛になりやすいため、髪そのものを丈夫にする必要があります。

まずは「睡眠」「禁煙」「食事」「運動」といった生活習慣の改善に努め健康的な髪を育てましょう。

5. くせ毛予防のためにトリートメント剤を使いましょう

髪を保護するキューティクルがはがれたり乱れたりすると、ツヤが出ず、くせが目立つようになります。

くせ毛予防のために、週に数回トリートメント剤を使用しましょう。トリートメント剤は、髪の内部に浸透し栄養補給して、ツヤを出すのに役立ちます。

6. ドライヤーで仕上げれば、女性らしい雰囲気作りに役立ちます

ドライヤーの冷風を使うとキューティクルが引き締まり、好きなヘアスタイルをキープできます。

シャンプーの後は、タオルドライして、ドライヤーの温風を使い、根元から毛先に向かってブローします。最後に冷風を当てるようにしましょう。

抜け毛の原因をより詳しく見てみよう

30代女性の抜け毛の原因は何ですか?

女性は30代後半になると、エストロゲンの分泌量が減少し、それを原因として抜け毛や薄毛などの髪の毛の変化が起こります。顔のしわやたるみが気になる、いわゆるお肌の曲がり角と似たような現象は、髪の毛にも存在するのです。髪の毛にも老化があり、これはお肌同様に女性ホルモンの分泌量に関係します。

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