髪が伸びる速さには頭皮の血行が関係しています


髪が早く伸びるように感じることはありませんか。髪が伸びるのが早いのは、髪や頭皮が健康である証拠です。ここでは、髪が早く伸びる理由や髪の成長をスピードアップさせるための方法について説明します。髪を早く伸ばしたい方はぜひご参考にしてください。

髪が伸びる一般的なスピード

髪は1日に0.3mm〜0.4mm伸びるのが一般的です。健全に成長している場合、髪は1ヶ月で大体1cm伸びます。つまり、3ヶ月前に髪を切った場合には、それから3cmほど伸びた、という目安で考えることができます。

ただし、この数値はあくまでも一般的な目安です。髪が伸びるスピードには、当然個人差があります。髪が伸びるのが遅くても心配しすぎることはありません。

また、夏の方が冬よりも髪が伸びるスピードが早くなります。夏は暑さによって代謝が上がり、頭皮の血行がよくなるためです。女性の場合、閉経後は代謝が落ちるため、髪が伸びるスピードが遅くなったと感じることもあります。

髪が伸びるのが早い理由

髪が伸びるのが早いのはなぜでしょうか。髪が伸びるのが早いと「ヘアカットが大変」と思うかもしれませんが、頭皮環境がよい証拠でもあります。髪が伸びるのが早い理由としては、主に以下の4つが考えられます。

頭皮の血行がよい

髪の成長のためには頭皮の良好な血流が欠かせません。髪の成長には栄養と酸素が必要です。髪の成長が早いのは、栄養と酸素が頭皮へ十分に行き渡っている証拠なので、頭皮の血流がよいと考えられます。

ヘアサイクルが整っている

ヘアサイクルは成長期・退行期・休止期に分けることができます(詳しくは次の見出し「髪が伸びるメカニズム」)。そして、成長期が長く、休止期が短いと、髪が長く頭皮にとどまる分、髪が成長し続けるのです。

睡眠時間が長い

睡眠時に発生する成長ホルモンは、髪を含めた体全体の修復する働きを持っています。髪に対し、ダメージを修復し、成長を促進するため、睡眠を長く取れば取るほど、髪は伸びてくのです。

ストレスを抱えていない

ストレスによる肉体的・精神的な疲れから生じる血行悪化は、抜け毛を引き起こす一因です。また、ストレスによって自律神経が悪影響を受けると、不眠になり、髪の成長が阻害され、ヘアサイクルも狂います。

なお、女性の方が男性に比べ、髪が伸びるのが早いと言われています。しかし、女性ホルモンと髪が伸びる早さとの相関性は、今のところ見つかっていないのが実情です。女性ホルモンであるエストロゲンは、髪を強く、しなやかに保つ働きがあります。そのエストロゲンにより髪が美しくなるということは考えられますが、女性ホルモンが分泌されることで髪が早く伸びるということはありません。あるいは、女性の方が髪を伸ばすので、伸びた長さに気がつきやすいということも考えられます。

髪が伸びるメカニズムとは


頭皮には毛細血管と呼ばれる、細く小さな血管が数多く張り巡らされています。この毛細血管が毛乳頭という、毛根にある細胞に栄養や酸素を届けます。そして、その栄養や酸素を使って、毛母細胞が細胞分裂し、髪の面積が増えていきます。増えた細胞の部分は水分が減って角化していき、この角化した部分が新しい髪として伸びた部分となります。

つまり、髪を伸ばすためには、まず、毛乳頭に栄養や酸素を十分に供給できるだけの良好な血行が大切です。

髪が伸びる周期
成長期 2〜6年 髪が伸び続けてく期間
退行期 2〜3週間 髪が成長せず抜けるための準備期間。
休止期 髪2〜3ヶ月 髪が抜け落ち、生えてこない期間

髪が伸びるサイクルは成長期・退行期・休止期の3つに分けられます。髪を伸ばすには、成長期を長くさせることが大切です。頭皮環境が整っていれば、その分髪が頭皮にとどまる期間を長くさせることができます。最長で6年も髪を伸ばし続けることも可能です。成長期・退行期・休止期のヘアサイクルを整え、成長期の間に髪を成長させることによって、「髪が早く伸びている」と実感することができます。

髪の成長をスピードアップさせる方法


前述したように、髪が成長するメカニズムで最も大切なことは頭皮の良好な血行です。ここでは、髪の成長をスピードアップさせることにもつながる、頭皮の血行をよくする方法をご紹介します。

頭皮をマッサージする

頭皮マッサージは頭皮の血行をよくすることに効果があります。ただし、頭皮はとてもデリケートです。頭皮をマッサージする時は指の腹を使いましょう。爪を立てて、頭皮に傷が付くと、痛みが生じたり、乾燥したりしてしまいます。自分で上手くできない場合には、ヘアサロンやスパなどで、プロによるスカルプマッサージを受けると、気分もリラックスするのでおすすめです。

適度な運動や入浴をする

適度な運動や入浴によって汗をかき、代謝をあげることで全身の血行がよくなります。また血行改善には、瞬発的な筋力トレーニングよりも有酸素運動がおすすめです。有酸素運動とは、長時間継続することができる軽い運動のことで、ウォーキングや水泳、ジョギングやサイクリングなどがあります。

禁煙・禁酒

喫煙・飲酒を控えることは髪を伸ばすために大切です。タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させる働きがあり、頭皮の血行が阻害されます。また、飲酒後のアルコールの分解には大量の酸素を必要とするため、頭皮への酸素の供給が妨げられてしまいます。

質のよい睡眠を確保する

髪を伸ばすためには、質のよい十分な睡眠が不可欠です。寝ている時には、頭と心臓の高さが同じになるため、頭皮への血流がよくなります。髪のダメージを修復する、成長ホルモンが活発に分泌される、夜の22時〜2時の間は寝ているように心がけましょう。

髪の成長を促す栄養素を摂る

髪の成長には、ミネラルやたんぱく質が欠かせません。特に亜鉛は髪に栄養を送る働きをするので、効率よく吸収できるよう、ビタミンBと同時に摂取をすることがおすすめです。肉類、魚介類、海藻などにも、ミネラルやたんぱく質が豊富に含まれています。また、栄養を吸収しやすくするため、腸内環境も整えましょう。

ストレスを溜めない

「ストレスを感じないようにする」ということは難しいため、ストレスを溜め込まないように、その都度解消するように心がけましょう。しかし、ストレス解消の方法として、暴飲暴食や過剰なアルコールの摂取をしてしまうと逆効果です。ヨガやスポーツなど運動によって、気分をリフレッシュさせたり、寝具にこだわって、睡眠の質を向上させたりするのがおすすめです。

(まとめ) 髪が伸びるのが速いのはなぜ?女性の場合の原因と髪を早く伸ばす方法が知りたいです

1. 髪が伸びる一般的なスピード

1日で0.3mm〜0.4mm、1ヶ月で1cmほど髪が伸びます。季節や年齢、個人によって髪が伸びるスピードは変化します。

2.髪が伸びるのが早い理由

髪が伸びるのが早い理由には主に頭皮の血行や環境が良かったり、長時間の睡眠時間が確保できていたり、ストレスがないことがあげられます。髪が伸びるのが早いのは、決して悪いことではなく頭皮環境が良好な証拠です。

3. 髪が伸びるメカニズムとは

頭皮の毛細血管が栄養や酸素を毛乳頭に運び、毛母細胞が分裂することで髪が成長します。このメカニズムは毛周期と言われ、段階ごとに「成長期」「退行期」「休止期」の3つに分けられます。

4. 髪の成長をスピードアップさせる方法

髪の成長をスピードアップは、頭皮をマッサージしたり、生活習慣を改善することで期待できます。いずれの方法も頭皮の血行を促進し、頭皮の環境を良好に保つことに役立ちます。