フケは頭皮の炎症が原因で起こることがあります


フケは、原因によって2種類に分けることができます。

乾燥によって皮膚のターンオーバーがうまくいかなくなり、頭皮が剥がれ落ちる乾性フケと、皮脂の過剰分泌によってマラセチア菌という常在菌が異常繁殖することで起こる脂性フケです。

このうち、脂性フケについては、皮脂の過剰分泌によって古い皮脂が酸化したり、角質と混ざって毛穴に詰まったりすることで頭皮の炎症が同時に起こる場合があります。

また、乾燥が原因の場合も、アトピーなどの皮膚炎が起こっていることがあります。

フケの原因によって頭皮の炎症を抑える方法は変わります

頭皮の炎症やフケが皮脂によるものなのか、乾燥によるものなのかによって、解決方法も変わります。

それぞれの場合に心がけるべきポイントについて見てみましょう。

皮脂の過剰分泌が原因の場合

皮脂の過剰分泌が原因の場合は、毎日1回か2日に1回程度、きちんと頭皮を洗うことが大切です。

また、ストレスや睡眠不足などによって自律神経が乱れることによって、皮脂の過剰分泌が起こることもあります。

毎日の生活を見直してみましょう。

乾燥が原因の場合

洗浄力が強過ぎるシャンプーを使っていると、どんどん乾燥が進んでしまいます。

保湿力の高いシャンプーを選ぶようにしましょう。

また、保湿ローションなどを利用するのもおすすめです。

どちらにも当てはまる注意点

頭皮に炎症が起こると、強いかゆみなどが症状として現れることがあります。

しかし、かゆいからといってむやみに頭皮を掻きむしってしまうと、より一層炎症が悪化してしまいます。

かゆみがひどいときは、頭皮を冷やすなどしてかゆみを散らすようにしましょう。

頭皮の炎症を抑えるシャンプー方法と選び方を覚えましょう

頭皮の炎症を起こしづらいシャンプーの選び方と、シャンプー方法について説明します。

シャンプーの選び方

人それぞれ、その人に合うシャンプーというのは異なります。

Aさんにとって最適なシャンプーが、必ずBさんにも合うとは限らないのです。

そのため、シャンプーを選ぶ時は、少な目の量のものから選んで、ためしに数日使ってみるようにするとよいでしょう。

また、強い香料が配合されているシャンプーや、洗浄力の高いシャンプーは、トラブルの元になる可能性が高いと考えられます。

シャンプーの方法

シャンプーは、なるべく泡立ててから頭皮に乗せるようにしましょう。

直接大量のシャンプー液を頭皮にべったりつけると、洗浄力が強すぎてしまいます。

また、リンスは髪のためにするもので、頭皮のためにつけるものではありません。

傷みやすい毛先を中心につけるようにして、頭皮にはなるべく付着しないようにしましょう。

シャンプーもリンスも、すすぎ残しがないように十分洗い流すことが大切です。

シャンプー後は、十分にタオルドライをしてからドライヤーで完全に乾燥させるようにしてください。

炎症が納まらない場合は治療が必要なこともあります

アトピーは、皮膚科に定期的にかかってもなかなか治すことができないこともある、難しい病気です。

そのため、アトピーが原因で頭皮の炎症が起こり、フケが出ている場合などは、自分で対処しようとせずに皮膚科を受診するようにしましょう。

また、皮脂の過剰分泌も、脂漏性皮膚炎という皮膚炎に発展することがあります。

この場合は、同様に皮膚科で薬を処方してもらって治療するのが解決への近道です。

さらに、頭皮の炎症やフケが出る原因は、このふたつ以外にも存在しています。

感染症などにかかっている恐れもあるため、なかなか治らない場合や、症状が激しくてつらい場合などには、我慢せずに病院で治療を受けることをおすすめします。

また、中には、アレルギーが原因で頭皮に炎症が起こる場合もあります。

この場合は、皮膚科だけでなく、内科やアレルギー科などにかかる可能性もあります。

何にせよ、素人判断ではわからない部分ですから、専門家に相談することが大切です。

(まとめ)フケは頭皮の炎症が原因で出ることがある?

1.フケは頭皮の炎症が原因で起こることがあります

2種類のフケ症のうち、皮脂の過剰分泌が原因の脂性フケは皮脂が毛穴に詰まることなどが原因で頭皮の炎症を同時に発症することがあります。

また、乾燥が原因の乾性フケについても、アトピーなどが起こっていることがあります。

2.フケの原因によって頭皮の炎症を抑える方法は変わります

フケの原因が皮脂の過剰分泌の場合は、適度な洗髪と生活習慣の見直しが大切です。

また、乾燥が原因の場合は保湿力の高いシャンプーを選び、保湿剤などで頭皮の水分を補給しましょう。

ただし、どちらの場合でも、頭皮を掻くのはおすすめできません。

3.頭皮の炎症を抑えるシャンプー方法と選び方を覚えましょう

頭皮の炎症対策のためには、香料や強い洗浄成分が含まれない肌に優しいシャンプー剤を選ぶことと、しっかり洗い流すことが大切です。

また、リンスは頭皮のためにはならないので、毛先に付けるようにしましょう。

4.炎症が納まらない場合は治療が必要なこともあります

頭皮の炎症やフケは、アトピーなど、個人で治療するのは難しい病気が原因で起こっている可能性もあります。

ある程度の対処を行っても改善が見られない場合などは、医者の診察を受けるようにしましょう。