パントテン酸は、育毛に必要不可欠な名脇役です


最近注目されている「パントテン酸」をご存知ですか?

あまり聞きなれない名前ですが、ビタミン群の一種で、糖質・脂質・タンパク質の代謝や動脈硬化の予防など、健康維持に役立つ栄養素です。

肌や髪を健康に保ち、皮脂の代謝にかかわる働きがあることから、育毛のために欠かせない存在でもあります。

毛髪に対して具体的にどういった効果があるかというと

  • 髪の主成分であるケラチンの代謝の促進
  • 新陳代謝をスムーズにし、コラーゲンの生成を助け、髪のダメージを改善する
  • 皮脂分泌のコントロールをし、頭皮の正常な皮脂分泌を促す
  • 血中コレステロールのバランスを整えて血流を改善、頭皮に必要な栄養素を送る
  • ストレスを緩和してくれる

などなど、ざっとあげただけでもこれだけあります。

要するに髪を育てるために必要な活動のほとんどを補助してくれる、いわば「育毛の名脇役」というポジション。

パントテン酸はさまざまな食品に含まれており、よほど偏食をしない限りは不足するようなことにはなりません。

しかし、残念なことに、水溶性のため、多く摂取しても体外に流れ出てしまいます。

できることなら積極的に、毎日取り入れるようにしておきたい栄養素です。

多方面から髪を守ってくれるパントテン酸

「育毛に必須」といわれるパントテン酸の、中でも特に重要な働きをご紹介しましょう。

  1. 毛母細胞を活性化させる

    髪がやせる、パサつく、うねるといった、髪ダメージの原因のひとつが毛母細胞の衰えです。

    パントテン酸は頭皮に必要な栄養素を届ける働きを持っていて、毛母細胞に活力を与え細胞分裂を促してくれます。

  2. 頭皮の状態を整える

    過剰な皮脂が毛穴に詰まることで、毛髪の成長が妨げられたり、脂漏性脱毛症の原因になったりします。

    逆に皮脂が不足すると乾燥した頭皮にはフケが増えてしまいます。

    毛髪にとって頭皮はいわば畑の土のようなもの。

    皮膚の保湿力を高め、皮脂の分泌量を適度に保つパントテン酸は、髪に必要な土壌を守ってくれています。

  3. ストレスを緩和する

    人はストレスを感じると身体が凝って血行不良を起こしたり、睡眠不足になったり、食欲がなくなって栄養状態が悪くなったりします。

    ストレスはいわば髪の最大の敵。

    パントテン酸には副腎皮質ホルモンの合成を助け、ストレスを軽減する働きがあります。

    そのほかにも、髪の主成分であるケラチンの代謝を促進させたり、髪に潤いを与えるビタミンCの働きを助けたりと、髪のための働きは多方面にわたります。

パントテン酸の不足は育毛を阻害します

パントテン酸の語源はギリシャ語の「どこにでもある」という言葉。

その名の通り、いろいろなものから摂取できるパントテン酸は通常の食生活をしている限り、不足するケースはあまりないようです。

しかし、抗生物質を摂取していたり、腸内の働きが弱っていたりすると、パントテン酸が不足してしまう場合もあります。

また、水溶性ビタミンであるため、野菜を水洗いしたときに流れ出てしまったり、熱や酸、アルカリに弱く調理や加工段階で壊れてしまったりするという弱点があります。

エネルギー代謝やストレス耐性への働きを持つパントテン酸が不足した場合、抜け毛や白髪が増えるなど、さまざまな症状が出る可能性があります。

また、パントテン酸はカフェインやアルコール摂取によって消費されるため、コーヒーやお酒の飲みすぎには注意が必要です。

食事やサプリで意識的に摂取しましょう

食事から摂取

パントテン酸の1日当たりの必要量は、男性で6mg、女性で5mgとされています。

肉、魚、野菜、納豆、卵など、さまざまな食材に含まれていますので、できれば動物性、植物性のものをバランスよく摂取しましょう。

代表的なものは

  • 肉類
    レバー(牛・豚・鶏)、鶏肉
  • 魚類
    うなぎ、いくら、たらこ
  • 野菜類
    干しシイタケ、アボカド、カリフラワー、モロヘイヤ
  • きのこ類
    エリンギ、なめこ、マツタケ

そのほか納豆、卵黄などにも多く含まれています。

サプリメントで補充

忙しくて食事での摂取が難しい場合や、不足ぎみの場合にはサプリメントを利用しましょう。

日本のサプリではビタミンB群など、複合タイプのサプリに含まれているものが多く、パントテン酸単体の製品はあまりみられません。

海外からの輸入品には単体のものがありますが、価格はさほど高くなく、ひと月、数百円から一千円のものがほとんどなので、気軽に試すことができます。

ただし、輸入品の場合は品質をチェックするようにしましょう。

(まとめ)毛髪によいといわれる「パントテン酸」ってどんなもの?

1. パントテン酸は、育毛に必要不可欠な名脇役です

「パントテン酸」は最近注目されているビタミン群の一種。

髪の主成分ケラチンをつくる補助や、髪のダメージ改善、ストレスの緩和、そして皮脂をコントロールする働きがあり、育毛のために欠かせない存在なのです。

意識的に取り入れるようにしておきたい栄養素です。

2. 多方面から髪を守ってくれるパントテン酸

育毛にかかわるパントテン酸の働きにはさまざまな面があります。

  • 毛母細胞に活力を与え細胞分裂を促す
  • 皮脂の分泌をコントロールし頭皮の状態を整える
  • 副腎皮質ホルモンの合成や免疫力をアップさせる働きでストレスを緩和する
3. パントテン酸の不足は育毛を阻害します

通常の食生活をしていれば必要なパントテン酸は摂取できます。

しかし、抗生物質の摂取や腸内活動の低下、水洗いや過熱調理で不足してしまう場合もあります。

その場合、抜け毛や白髪が増えるなどの症状が出る可能性があります。

コーヒーやお酒の飲みすぎも要注意です。

4. 食事やサプリで意識的に摂取しましょう

パントテン酸の1日当たりの必要量は、男性で6mg、女性で5mg。

レバーなどの肉類や干しシイタケ、納豆、卵黄などさまざまな食材に含まれていますので、バランスよく摂取しましょう。

食事での摂取が難しい場合や、不足ぎみの場合にはサプリメントでの補充も有効です。