くせ毛と直毛では、毛髪内部の構造が異なります


くせ毛と直毛の違いは、見た目だけではなく、毛髪の内部の構造が異なっているということが分かっています。

では、まず、髪はどのような構造になっているのかみていきましょう。

毛髪内部は、3層構造になっています

毛髪内部は、3つの層に分けることができます。

  1. キューティクル

    髪の一番外側にある層で、髪の内部構造を保護する働きがあります。

    キューティクルが整っているかどうかで見た目の美しさが決まります。

  2. コルテックス

    キューティクルの内側にあり、毛髪全体の8~9割を占めています。

    コルテックスが多い髪は、丈夫で切れ毛や枝毛になりにくい髪です。

  3. メデュラ

    毛髪の中央、芯の部分です。

    非常に柔らかい性質があり、細い髪や未熟な髪の場合は、存在していない場合もあります。

コルテックス内の細胞の分布に違いがあります

くせ毛と直毛では、コルテックスの構造が異なります。

コルテックスには2種類の細胞があり、これらが均等に分布していると直毛になります。

また、毛髪の断面は、きれいな丸になっています。

これに対してくせ毛の場合は、コルテックスの細胞の分布に偏りがあり、毛髪の断面も、楕円形やいびつな形をしているのです。

毛髪の構造は、毛穴の形状で決まります

直毛とくせ毛では、毛髪の構造が異なります。

では、この違いはなぜ生まれてしまうのでしょうか?

さまざまな研究により、毛穴の形状によって変化することが分かっています。

頭皮内部の毛穴がまっすぐであれば、髪はまっすぐ均一に伸び、直毛となります。

毛穴が歪んでいたり、曲がっていたりすると、そこを通る過程で髪の成長が不均等になり、髪にうねりやねじれなどが起こるのです。

すると生えてきた髪はくせ毛になります。

この毛穴の形状や髪質は、遺伝によって生まれた時からある程度決まっています。

そのため、生まれつきくせ毛の人は、根本的に改善するのが難しいといえるでしょう。

直毛の人も、加齢によって毛穴の形状や髪質は変化するため、あとからくせ毛になる可能性もあります。

生活スタイルによって、くせ毛になる可能性もあります


もともと直毛の人でも、年齢を重ねるにつれて、くせ毛になるケースもあります。

これは、さまざまな要因によって、髪のうねりが強く出てくるようになってしまうためです。

というのも、くせ毛の原因は、毛穴の形状以外にも、次のようなものがあります。

  • 頭皮のたるみ、汚れの詰まり
    この2つは、毛穴の形を歪ませる原因になり、歪んだ毛穴からはうねったり、ねじれたりしている髪が生える可能性があります。
  • 生活習慣の乱れ、ストレス
    ホルモンバランスの乱れを引き起こし、毛髪の成長を阻害し、でこぼこした髪やうねった髪の原因になります。
  • 髪のダメージ
    髪がダメージを受けると、毛髪内部の水分バランスが乱れ、さらにコルテックス内の細胞のバランスが崩れたり、偏ったりして、くせ毛になってしまうことがあります。

このように、直毛の人であっても、生活スタイルや頭皮環境の変化によって、くせ毛になる可能性があるので、注意が必要なのです。

くせ毛を目立たなくするブロー方法があります

近年では、くせ毛風ヘアなども流行っており、くせ毛の種類によってはそのままでも十分素敵に演出することができます。

しかし、ストレートヘアに憧れるのも女心というものです。

そんな時は、くせを目立たなくするブロー方法を試してみましょう

  1. まず、しっかりと根元を濡らします。
    くせ毛は根元から起こっていることが多いので、毛先だけでなく根元をしっかり濡らしましょう。
  2. 温風を上から当てながら、手グシで下に引っ張るように乾かします。
    決して、ドライヤーの風が、下から上にならないように注意しましょう。
  3. 最後に冷風でスタイルを固定します。
    冷風を当てて、髪の熱をとることで、スタイルがしっかり固定されます。

これだけで、くせ毛はある程度抑えることができます。

また、ストレートアイロンなどを使ってもいいでしょう。

その場合は、ヘアスタイリング剤やヘアアイロン用のケア用品を使って、髪を熱から守るのを忘れないようにしてください。

(まとめ)くせ毛と直毛、毛髪内部の構造が違うって本当ですか?

1. くせ毛と直毛では、毛髪内部の構造が異なります

毛髪は、キューティクル、コルテックス、メデュラの3つの層からなっています。

くせ毛と直毛の違いは、この3つ層のうちのコルテックスの細胞分布です。

直毛の場合は、コルテックス内の細胞分布が均一で、くせ毛は不均等になっています。

2. 毛髪の構造は、毛穴の形状で決まります

毛髪の構造は、毛穴の形状によって変わります。

まっすぐな毛穴からは、毛髪構造が整った髪が生えてきます。

また、毛穴が歪んでいたり、曲がりくねっていたりすると、毛髪内の細胞に偏りができ、うねった髪が生えてきます。

3. 生活スタイルによって、くせ毛になる可能性もあります

くせ毛の原因は、毛穴の形状によるものもありますが、生活スタイルによってくせ毛になることもあります。

加齢による頭皮のたるみ、汚れの詰まり、生活習慣の乱れやストレス、髪のダメージなどによって、たとえ生まれつき直毛の人でも、くせやうねりがひどくなるケースもあります。

4. くせ毛を目立たなくするブロー方法があります

くせ毛を完全に治すことは難しいものです。

しかし、ブローのしかたを工夫すれば、くせを軽減することができるので試してみましょう。

また、ヘアアイロンなどを活用すれば、ひどいうねりやくせも、ある程度落ち着かせることができます。