毛髪の休止期が長くなると、抜け毛が増え薄毛になります


本来人間の髪は、4~6年間の成長期、2~3週間の退行期、3~4カ月の休止期のヘアサイクルで生え変わっています。

髪の毛が一気に生え変わり、全くなくなってしまうことがないのは、髪の1本1本のヘアサイクルが違うためです。

しかし、何らかの原因によりヘアサイクルが乱れてしまうと、成長期が短くなることや休止期が長くなることがあります。

休止期に入った髪は、毛母細胞で細胞分裂が行われていない、いつ抜けてもおかしくない状態の髪です。

人間の頭髪のうち、休止期である髪の毛の割合は頭髪全体の約10%~15%といわれています。

割合から見ると一見少ないようですが、本数にすれば1万から1万5千本という数なのです。

休止期が長くなることによって、このいつ抜けてもいい状態の髪が抜けてしまうと、一気に髪全体が少なくなってしまい薄毛の状態になります。

抜け毛や薄毛が気になる人は、休止期が長くなるなどヘアサイクルの乱れが起きている可能性があるので、早期に抜け毛を改善し、育毛を心がけましょう。

病気が原因で、休止期脱毛症になることがあります

ヘアサイクルの乱れにより休止期脱毛症になることがあります。

髪が抜け薄くなってきている状態で、体のだるさ、疲れ、皮膚がやたらに乾燥する、むくみが出ている、体重が減っているなどの症状があれば、もしかしたら甲状腺の機能が低下しているかもしれません。

甲状腺のホルモンは、細胞の分裂や活動を活発にし、体温維持、骨の成長、皮膚再生など体の様々な部分に影響を及ぼしています。

その甲状腺の機能が低下すると、頭皮にも影響を及ぼします。

成長期である毛根が休止期になってしまい、休止期脱毛症になる可能性があるのです。また、貧血や栄養不足、過度のストレスなども脱毛の原因になります。

これらをなくすことで、休止期脱毛症は次第に改善され髪は生えてきます。

産後は女性ホルモンが原因で脱毛します


妊娠中は女性ホルモンが急激に増加するため、髪が抜けにくくなります。

妊娠中には毛が濃くなる、という人もいるほどです。

ところが出産すると、女性ホルモンは急激に減少してしまいます。

ホルモンバランスが変化するため、これまでに抜けていなかった毛髪が一気に抜けるようになるからです。

これも休止期脱毛症の一種で、別名「分娩後脱毛症」、「産後脱毛症」と呼ばれることもあります。

急激に脱毛するため、かなり驚く人もいるようですが、特に何もしなくてもいずれ生えてくるので心配いりません。

産後の脱毛症は数カ月から、長い人でも1年ほどで症状が落ち着いてきます。

ただ、あまりにも抜け毛が気になるようでしたら、髪をカットして短くしておくと気になりにくいです。

皮膚の疾患が原因の休止性脱毛症

頭皮がべたつく、かさつく、かゆい、フケが出るなどの症状はないでしょうか。

接触性皮膚炎や、慢性湿疹などがあると、休止期性脱毛症になることがあります。

頭皮の様子がおかしいと感じたら、皮膚科や発毛専門医などを受診しましょう。

自己判断は難しいことが多く、違う病気でも同じような症状が出ることもあるので、注意が必要です。

こじらせてしまうと、脱毛につながり、治るまでに時間がかかってしまいます。

特に、脂漏性皮膚炎は慢性化することが多いです。

脂漏性皮膚炎にかかったからといって必ず脱毛が起きるわけではありませんが、治療には4週間から6週間の期間を要します。

抜け毛が気になる、薄毛になったという人で頭皮に違和感を覚える方は、なるべく早く医師に相談し判断を仰ぎましょう。

(まとめ)毛髪の休止期が長くなると薄毛になるの?

1. 毛髪の休止期が長くなると、抜け毛が増え薄毛になります

何らかの原因によりヘアサイクルが乱れてしまうと、成長期が短くなることや休止期が長くなり、一気に髪全体が少なくなってしまい薄毛の状態になります。

2. 病気が原因で、休止期脱毛症になることがあります

甲状腺ホルモンは、細胞の分裂や活動を活発にし、体の様々な部分に影響を及ぼしています。

甲状腺の機能が低下すると、頭皮にも影響を及ぼし成長期である毛根が休止期になり休止期脱毛症になる可能性があるのです。

3. 産後は女性ホルモンが原因で脱毛します

妊娠中は女性ホルモンが急激に増加するため、髪が抜けにくくなりますが出産すると、女性ホルモンは急激に減少しこれまでに抜けていなかった毛髪が一気に抜けます。

別名「分娩後脱毛症」、「産後脱毛症」と呼ばれることもあります。

4. 皮膚の疾患が原因の休止性脱毛症

接触性皮膚炎や、慢性湿疹などがあると、休止期性脱毛症になることがあります。

頭皮の様子がおかしいと感じたら、皮膚科や発毛専門医などを受診しましょう。

特に、脂漏性皮膚炎は慢性化することが多いので注意しましょう。