毛髪には、芯であるメデュラが必ずあるわけではありません


メデュラは、乳児の毛髪、細い毛髪、産毛にはほとんど見られません。

毛髪の太さが「0.06ミリ未満」の細い髪には、メデュラが約10パーセントしか含まれていないといわれています。

メデュラが多い毛髪は太い、という特徴があるようです。

メデュラ、という言葉自体、初めて聞いたという人のために、毛髪の仕組みについて説明しましょう。

メデュラは毛髪の中心にある部分であり、別名「毛髄質」とも呼ばれています。

毛髪というのは、大きく分けて3つの層からできています。

一番外側の層が「キューティクル」、次に「コルテックス」、中心が「メデュラ」となっています。

巻きずしを想像すれば分かりやすいかと思います。

海苔がキューティクル、ご飯がコルテックス、具の芯の部分がメデュラです。

「メデュラ」の成分は、柔らかいタンパク質と脂質です。

メデュラは、毛髪の外からの刺激により、空洞が起こりやすくスポンジ状・蜂の巣状になり、メデュラ内部の隙間が多くなると毛髪は白っぽく見えるといわれています。

キューティクルやコルテックスと違い、メデュラについては、まだ分かっていないことが多いのが現状です。

メデュラは、髪の強度や潤いに関係しています

毛髪によりますが、メデュラには空洞が少なくてつながっている状態のものや、毛髪の中で途切れ途切れとなっているもの、また全くないものもあります。

寒いところに生息している動物の毛には、メデュラが多くあり、そのメデュラの中に、空気をたくさんためて寒さを和らげているそうです。

人間の毛髪のメデュラも、動物のように空気をためて、太陽などの熱から頭皮を守っていると考えられます。

メデュラは、年齢とともに太くなりますが強度は落ちていくため、毛髪の弾力や強度に関係しているのではないかといわれています。

また、メデュラの多さで、毛髪の太い細いが決まりますが、まだ、何のためにメデュラがあるのか、はっきりとした役割は明確になっていません。

最近の研究では、メデュラは水溶液を伝達する働きをしており、毛髪の潤いにも関係しているのではないかと考えられているようです。

強いキューティクルで、毛髪の内部を守りましょう


キューティクルは毛髪の表面にあるうろこ状の組織で、髪が乾いているときは閉じ、濡れているときは開くという特徴があります。

キューティクルはかなり丈夫な組織ですが、いったんダメージなどにより、はがれてしまうと、その部分は二度と再生することはありません。

ドライヤーの熱、パーマ、ヘアカラー、摩擦などのダメージが積み重なることで、キューティクルがはがれてしまうと、内部から、水分やタンパク質がどんどん流れ出てしまいます。

その結果、毛髪は、だんだんと艶やハリを失ってしまうことになるのです。

毛髪をダメージから守り健康に保つため、また、毛髪の内部のコルテックスやメデュラまでダメージが進まないようにするために、このキューティクルをしっかりとケアすることが、とても大切なのです。

コルテックスを丈夫にして、強い髪を作りましょう

コルテックスは、毛髪の85%~90%を占めています。

毛髪の強度や硬さを左右するコルテックスは、タンパク質やメラニン色素、水分や脂質を含んでいる重要な部分です。

パーマやヘアカラーが髪を変化させることができるのは、このコルテックスが化学反応を受けやすい性質を持っているからです。

丈夫で健康な毛髪を作るには、コルテックスの量を増やすことが重要ですが、そのためには、まず、頭皮が健康な状態であることが大切です。

年齢を重ねるうちに、くせ毛になったという人は、このコルテックスが変化をしていることも考えられます。

コルテックスのもとになるタンパク質をはじめ、バランスのとれた食事をとりましょう。

また、血行を良くするための頭皮マッサージなども効果的です。

(まとめ)毛髪の芯といわれるメデュラとは必ずあるわけではないの?

1. 毛髪には、芯であるメデュラが必ずあるわけではありません

メデュラは、乳児の毛髪、細い毛髪、産毛にはほとんど見られません。

毛髪の太さが0.06ミリ未満の細い髪には、約10パーセントしかメデュラが含まれていないといわれています。

2. メデュラは、髪の強度や潤いに関係しています

メデュラは年齢とともに太くなりますが、強度は落ちていくため、毛髪の弾力や強度に関係しているのではないかといわれています。

メデュラの多さで毛髪の太さが決まりますが、メデュラのはっきりとした役割は明確になっていません。

3. 強いキューティクルで、毛髪の内部を守りましょう

キューティクルは丈夫な組織ですが、はがれてしまった部分は二度と再生することはありません。

毛髪を健康に保つため、また、毛髪の内部のコルテックスやメデュラまでダメージが進まないようにするため、キューティクルをしっかりケアすることは非常に重要です。

4. コルテックスを丈夫にして、強い髪を作りましょう

毛髪の85%~90%を占め、毛髪の強度や硬さを左右するコルテックスは、パーマやヘアカラーで化学反応を起こす部分です。

丈夫で健康な毛髪を作るにはコルテックスの量を増やすことが重要です。

タンパク質をはじめ、バランスのとれた食事をとりましょう。

頭皮のマッサージなども効果的です。