毛髪を作り続けるにはコラーゲンが重要です


毛包のコラーゲンが減少すると、薄毛になりやすくなるといわれています。

毛包とは毛髪を作る部分で、毛穴の奥にあり毛根を保護し、毛髪の伸長の通り道です。

この毛包が上手く機能できなくなると抜け毛や薄毛になると考えられています。

老化により毛包の細胞のコラーゲン量が低下すると毛包は小さくなっていき薄毛になっていきます

東京医科歯科大学の西村栄美教授らが2016年2月に発表した研究で、老化により毛包の幹細胞には「17型コラーゲン」を分解する酵素が多く分泌され、コラーゲンが減ると毛包が小さくなり加齢に伴い、育ちにくくなるということが判明しました。

50~70代の毛包は20~30代の毛包より小さくなっており、17型コラーゲンの量も減少していたそうです。

今回この研究で、過剰に分泌された男性ホルモンが原因の薄毛ではなく、加齢を重ねることにより毛髪が薄くなっていくメカニズムが解明されました。

毛髪を作る細胞はコラーゲンの一種により保護されており、毛髪を作るときに細胞分裂しDNAを傷つけてしまいます。

年齢が若いうちは自分で修復することができますが、だんだん加齢を重ねていくと修復するために酵素に頼らないといけなくなります。

しかし、この酵素は修復する際に、コラーゲンを分解してしまうことがわかったのです。

毛包はコラーゲンの一種に保護されているため、この保護がなくなってしまった毛包幹細胞は皮膚の表面へと押されていき、次第に毛穴は小さくなっていきます。

表面まで細胞が押し出されてしまうと、細胞として機能することができなくなり、フケや垢となり皮膚から剥がれ落ちてしまいます。

最終的には、毛穴すらなくなってしまうそうです。

これは、毛髪を作る細胞のDNAにダメージが蓄積したことが原因です。

その他マウス実験などにより、年をとっても薄毛になるかならないかは、コラーゲンの有無によるものだったということが解明されました。

コラーゲンは摂取してもそのまま吸収されるわけではありません


毛髪を作るにはコラーゲンの有無が重要と聞くと、「コラーゲンを食べ物やサプリから取ればいいのでは?」と思う人もいるかもしれません。

しかし、結論からいうと毛包細胞に必要なコラーゲンを体外から、摂取することは難しいのです。

17型コラーゲンは豚や鳥の軟骨などに含まれるたんぱく質ですが、これらを食べたりサプリで摂取したりしても、頭皮にそのままコラーゲンが運ばれるわけではありません。

豚や鳥のコラーゲンをそのまま、人間の体でコラーゲンとして使うことはできません。

コラーゲンを摂っても一度アミノ酸に分解され、そこからコラーゲンなどを再度合成していきます。

人のコラーゲンは体外から摂取することは難しく、材料を摂取して自分の体内で「人のコラーゲン」を作り出していかないといけません。

ビタミンCを摂り活性酸素対策を行いましょう

コラーゲンを体外から摂るのが難しいのであれば、加齢による薄毛を対策するにはどうしたら良いのでしょうか。

コラーゲンを作る際にはビタミンCが必要になりますが、体内に活性酸素が過剰に発生してしまうと、それを除去するためにアミノ酸やビタミンCが先に使われてしまいます。

ビタミンCが不足すると毛包細胞は、17型コラーゲンを上手く作ることができなくなるため、薄毛につながります。

そのため、ビタミンCを積極的に摂り活性酸素をできるだけ過剰に発生させないようにしましょう。

また、活性酸素が発生してしまう原因は、次の通りです。

  • ストレス
  • 紫外線
  • 喫煙
  • お酒の飲み過ぎ
  • 食品添加物
  • 激しい運動など

活性酸素は過剰に発生しなければ、悪いものではありません。

適切な対策を行い、過剰に発生しないようにしましょう。

(まとめ)毛髪にはコラーゲンが必要なの?

1.毛髪を作り続けるにはコラーゲンが重要です

東京医科歯科大学の研究により、男女関係なく加齢に伴い薄毛になるのは、コラーゲンが大きく関係していることがわかりました。

毛髪を作る過程やコラーゲンについて知り、薄毛の対策を行っていきましょう。

2.老化により毛包の細胞のコラーゲン量が低下すると毛包は小さくなっていき薄毛になっていきます

研究により加齢による薄毛のメカニズムが解明されました。

老化により毛髪を作る毛包幹細胞が自分で傷つけたDNAを修復する力が衰え、コラーゲンを分解してしまう酵素に頼ることでコラーゲンが減ってしまい毛包細胞が機能しなくなることが原因です。

3.コラーゲンは摂取してもそのまま吸収されるわけではありません

コラーゲンを体外から摂取しても、そのコラーゲンが頭皮に直接使われるわけではありません。

コラーゲンを摂取しても自分の体内でコラーゲンを合成しないといけないため、コラーゲンを食べ物などから摂るのは難しいのです。

4.ビタミンCを摂り活性酸素対策を行いましょう

加齢に伴う薄毛の対策にはコラーゲンを作る際に必要なビタミンCを十分に摂り、ビタミンCを消費する活性酸素を過剰に発生させないようにすることが大切です。

定期的にストレスを解消し、紫外線対策、飲み過ぎやタバコの吸い過ぎなどに注意しましょう。