毛髪は3つの層からなる構造をしています


毛髪は3層構造になっていて、毛髪の芯となる部分が真ん中のメジュラ(毛髄)、その周りを覆うのがコルテックス(毛皮質)、一番外側がキューティクル(毛小皮)です。

そして、頭皮から外に出ている目に見える部分が毛幹部、頭皮の中に埋もれている部分を毛根部といいます。

毛幹部は、一度ダメージを受けると治癒力がないので傷ついたままになります。

毛髪はたんぱく質が線維状に結合したケラチンによって構成されています

毛髪の主成分は、約18種類ものアミノ酸が結合してできたたんぱく質ですが、硫黄も5%含んでいます。

毛髪は、このたんぱく質が線維状に組み合わさってできたケラチンでできており、水分を含んでいるため弾力があります。

健康は髪には、12%前後の水分がありますが、最大で30%前後まで水分を溜めることが可能であり、保水力のある髪は丈夫で、切れたり抜けたりしにくいのが特徴です。

毛髪を構成する3つの層についてさらに詳しく見ていきましょう。

髪の中心を通るメジュラは、髪の太さを決める空気層であり、毛髪の保水力を高める役割を担っています。

メジュラを囲むコルティックスは毛髪の9割を占め、内部には髪の色を決めるメラニン色素が含まれています。

メラニン色素内にメラニン顆粒には、黒褐色系のユーメラニンと赤黄色系のフォメラニンの2タイプがあって、どちらのタイプの顆粒が大きいか、または多いかなどによって髪の色が決定されるのです。

そして、メジュラを取り囲むのがうろこ状に並んだキューティクルです。

1000分の1mmというかなり薄い膜であり、外部の刺激からメジュラやコルティクスを守る役割を担っています。

毛髪が傷むのは紫外線やカラーリングなどが原因です


健康な毛髪は、メジュラが太く内部にはたっぷりに水分が含まれ、キューティクルのうろこが綺麗に並び、ハリや艶、コシがある状態です。

しかし、毛髪が傷んでしまうと内部の構造が乱れて、枝毛や抜け毛が増えたり、成長途中で脱落したりしてしまうこともあります。

毛髪が傷む原因は様々ですが、まず紫外線と乾燥があげられます。

紫外線を浴びた毛髪は酸化して色素が薄まり、さらに紫外線が髪の内部にまで浸透するため、たんぱく質が破壊されて内部がボロボロの状態になってしまうのです。

そして乾燥により、水分不足になると弾力性を失い、洗髪などの外部からの刺激で簡単に切れたり、抜け落ちたりしてしまうのです。

また、パーマやカラーリングなどは、髪に無理な力や熱を加えてダメージを与えます。

薬液がキューティクルを溶かして、コルティックスなどの内部層をむき出しにしてしまうため、バサバサの状態になってしまうのです。

他にも洗髪後にタオルでごしごし拭いたり、スタイリング剤などを頻繁に使用したり、髪をきつく結んだりピンで留めるといった行為も、毛髪の構造を破壊し髪にダメージを与える原因となるのです。

毛髪が傷むと皮膚炎や抜け毛が進むリスクが高まります

紫外線や乾燥などで髪の構造が乱されて、成分が変性してしまうと頭皮や髪に大きなダメージを与えます。

髪内部のメジュラやコルティクスを囲み防御壁の役割を担っている一番外側のキューティクルは、通常ならうろこ状に綺麗に並んでいます。

そこへ、強い刺激が加えられるとキューティクルがバラバラになり、やがて剥がれ落ち、コルティクスがむき出しになってしまうのです。

その結果、毛髪は水分を急速に失って、パサパサの状態になって絡まり、ブラシが通りにくくなるため無理にとかそうとすると毛が抜け落ちます。

また、パサついた髪は途中から切れたり、枝分かれして枝毛を作り出したりします。

紫外線や乾燥により頭皮が炎症を起こしたり、水分不足で表皮が剥がれたりしてフケが増えかゆみが起こることもあるでしょう。

フケや皮脂を栄養分とする雑菌も増えるため、嫌な臭いが発生したり、皮膚炎を発症して頭皮環境が悪くなったり、毛髪の成長が妨げられて発毛にも悪い影響を与えるリスクが高まるのです。

(まとめ)毛髪の構造ってどんな風になっているの?

1.毛髪は3つの層からなる構造をしています

毛髪は、内側からメジュラとコルテックス、キューティクルという3つの層からなっています。

目に見える部分が毛幹部、頭皮の中に入りこんだ部分が毛根部と呼ばれています。

2.毛髪はたんぱく質が線維状に結合したケラチンによって構成されています

毛髪はたんぱく質が結合したケラチンからできており、水分が含んで弾力性があります。

毛髪の3つの層は、それぞれ髪の太さや色を決めたり、外部の刺激から守ったりといった役割を担っています。

3.毛髪が傷むのは紫外線やカラーリングなどが原因です

毛髪は紫外線や乾燥などにより、外側にキューティクルが剥がれることが原因で傷みます。

さらにパーマやカラーリングの熱や薬液も、毛髪の構造を破壊する原因となる場合があります。

4.毛髪が傷むと皮膚炎や抜け毛が進むリスクが高まります

頭皮がダメージを受けると、頭皮が皮膚炎を発症して育毛、発毛しにくい環境をもたらす場合があります。

さらに、毛髪が傷むと成長途中で抜けたり切れたりして、薄毛が進行するリスクも高まります。