静電気は髪を傷め、切れ毛の大きな原因になります


冬場にブラッシングをしていると、バチバチッとはねる静電気。

嫌だなあと思いつつ、そのままにしている方が多いようです。

でもこの静電気、放っておくと切れ毛の原因になってしまうので注意が必要です。

なぜ髪をとかすと静電気が起きるかというと、原因は「乾燥」にあります。

髪の毛には乾燥するとプラスに帯電する性質があり、空気が乾燥した状態で髪をとかすと、ブラシとの摩擦で静電気が生じやすくなるのです。

乾燥した髪の毛にブラシをかけた場合、じつに数万ボルトもの電気が生じることもあるそうです。

指先が痛くて飛び上がりそうになるくらいですから、当然その刺激はキューティクルにダメージを与えます。

そしてキューティクルが剥げた部分から、髪内部の水分やタンパク質が流出してしまうのです。

乾燥した髪の内部はスカスカになり、切れ毛が生じやすくなります。

たかが静電気……とあなどっていると、やがて髪全体が傷んでしまいかねません。

冬場の乾燥した時期はもちろん、そのほかの季節でも油断は禁物です。

ブラッシング中に頻繁に静電気が起こるようなら、保湿力の高いシャンプーを使用する、ブラッシングの方法を変えるなど、対策をとりましょう。

髪に静電気が起こるのは放電しやすい環境のため

人体の中でも、髪は特に静電気が起きやすい場所だといわれます。

なぜなら、髪は乾燥しやすい部位だからです。

通常、物質にはプラスとマイナスの電気が存在していますが、物質同士がこすれて摩擦が起きると、プラス電気の多い「帯電状態」となります。

この帯電した状態で、ナイロンやプラスチックのブラシなどと接触すると、「プラス電気」は、そこにある「マイナス電気」と結合しようとして、電子の移動(放電)が起きます。

この放電時に「バチッ」とするのが、いわゆる静電気の正体です。

しかも、静電気には「狭い場所に集まりやすい」という性質があります。

ドアノブに触れたときに静電気が走るのは、全身に帯電した電気が狭い指先から放電しようと集まってくるためです。

髪の毛同士は常に狭い場所でこすれあっているわけですから、髪の毛に静電気が起きやすいのも当然ですね。

静電気が髪に与える「ダメージの悪循環」


ブラッシング時に静電気が起きると、髪はどんな状態になるのでしょう。

まず、静電気の刺激でキューティクルが壊れ、髪の内部の水分やタンパク質が流出しやすくなります。

必要な水分が失われた髪はパサパサに乾燥した状態となります。

乾燥した髪はからまりやすく、さらに静電気を起こしやすい状態となります。

つまり

  • 静電気で髪が傷む
  • 傷んで水分を失った髪が乾燥する
  • さらに静電気を起こしやすくなる

という悪循環が起こってしまうのです。

この悪循環が繰り返されると、やがて毛乳頭にもダメージがおよび、切れ毛や抜け毛ができやすくなります。

また、パサパサに乾燥した髪は帯電して、空気中のホコリや雑菌類を引きつけやすくなり、これが頭皮にダメージを与え、切れ毛の原因につながっていきます。

髪の静電気を抑えるのに使える身近な帯電防止剤

外出先などで、今すぐ静電気を抑えたいという場合は、

  • 髪を少し水で濡らす
  • ハンドクリームを軽く髪につける

という方法で手っ取り早く対処できます。

また、「静電気が起きにくい髪=潤いのある髪」ですから、乾燥した季節には髪の保湿ケアを念入りにしておくとよいでしょう。

加湿する

加湿器や霧吹き、濡れタオルを干すことで部屋の湿度が保たれていれば、電気は空気中に放電され、静電気が発生しにくくなります。

髪に最適な湿度は40~60%。

ブラッシング前に蒸しタオルやヘアミストなどで髪を湿らせておくだけでも、静電気は抑えられます。

洗浄力がマイルドなシャンプーを使う

適度な潤いが残るアミノ酸系シャンプーがおすすめです。

洗い流さないトリートメントでケア

しっかりトリートメントをすることでキューティクルが整い、水分が逃げるのを防ぎます。

椿油や馬油なども効果的です。

ドライヤーはイオン機能を搭載しているものを

乾燥しやすい毛先にあてるドライヤーはできればイオン機能付のものにし、乾かす時間は短く済ますようにしましょう。

ブラシや櫛を天然製品に替える

静電気が起きにくいのは、柄の部分が木製で豚毛・猪毛のブラシです。

つげや木製の櫛も有効です。

(まとめ)静電気が切れ毛の原因になっている?

1. 静電気は髪を傷め、切れ毛の大きな原因になります

乾燥した髪にブラシをかけたときの静電気は、数万ボルトにもなることがあります。

その刺激はキューティクルにダメージを与え、髪の内部の水分やタンパク質が流出します。

これが続くと頭皮にまで影響がおよび、髪全体が傷んで切れ毛が生じやすくなります。

2. 髪に静電気が起こるのは放電しやすい環境のため

髪は人体の中でも静電気が起きやすい場所。

乾燥した髪はプラス電子が過剰になり、そこにブラシとの摩擦があると、電子の移動(放電)が起きて、静電気となるのです。

しかも静電気は狭い場所に集まる性質があるため、冬場の髪は静電気が非常に起きやすい状態といえます。

3. 静電気が髪に与える「ダメージの悪循環」

静電気の刺激でキューティクルが壊れ、髪の内部の水分が流出します。

水分が失われパサパサに乾燥した髪はからまりやすく、さらに静電気を起こしやすくなるという悪循環が起こります。

やがて毛乳頭にもダメージがおよび、切れ毛を起こしやすくなります。

4. 髪の静電気を抑えるのに使える身近な帯電防止剤

出先で静電気を抑えるには、髪を水で濡らしたり、ハンドクリームを軽く髪につけたりすることで対処できます。

ブラシや櫛は豚毛・猪毛・つげや木製などの天然製品に替えましょう。

アミノ酸系シャンプーを使う、洗い流さないトリートメントを使うなど、日常の保湿ケアも重要です。