切れ毛が原因で、髪の毛が伸びないと感じることがあります


髪を洗ったときやドライヤーを使用した後、明らかに切れた毛や抜け毛が落ちていませんか。

通常、成長期~退行期~休止期というヘアサイクルが繰り返されて、髪は健康な状態を保っています。

しかし、何らかの原因により、髪がしっかり成長しないうち、成長期の途中で、退行期に移る前に切れてしまうと、髪が伸びないと感じることがあるのです。

髪の毛は、本来、人によって伸びるスピードに差があり、季節によっても、冬の寒い時期には髪が伸びにくいことがあるものです。

ですので、春になって暖かくなっても髪の毛が伸びないと感じている場合は、切れ毛の症状に合った対策をしてみましょう。

切れ毛の原因は、外部からの刺激のダメージによる場合と、内部からの例えば病気による場合の2つです。

外部からのダメージが原因となる切れ毛は、パーマやヘアカラーなどの強い薬剤や、紫外線などにさらされること、あるいはドライヤーの当てすぎによる乾燥によって、キューティクルがはがれ、割れることによって、起こります。

内部からの場合、栄養不足も切れ毛の原因になります。

遺伝子突然変異による結節性裂毛症という病気である場合は、治療をしなくても年齢とともに改善するといわれますが、乾燥対策などをせず放置しておくと悪化することがあるので、注意が必要です。

ダメージによる一般的な切れ毛の予防には、ていねいな生活を

ダメージが切れ毛の原因である場合には、そのダメージをつくり出した原因を取り除くことが大切です。

パーマやヘアカラーなどは、髪に大きなダメージを与えるので、過度に施術しないようにしましょう。

シャンプー前にはブラッシングをして、地肌をていねいに、髪をこすらないように洗います。

タオルドライをしたらヘアオイルなどを使用した後、早めにドライヤーを使用して80パーセントほどを目安に乾かしましょう。

濡れた髪は、とても弱く、切れやすいので、濡れたまま寝るのはNGです。一度ダメージを与え、傷んでしまった髪は、生え変わるまで元には戻りません。

定期的に美容院でカットしたり、トリートメントをしたりして、しっかりケアすることが必要です。

髪が栄養不足にならないよう、バランスの良い食事をとりましょう。

切れ毛には、病気が隠れていることもあります


結節性裂毛症(別名:竹状毛)はその一つです。

結節性裂毛症になると、髪の毛に、白い、竹の節のようなものがみられるようになります。

この白い部分は、とても弱くなっており、その部分で髪の毛が折れてしまうことで切れ毛になるのです。

原因は、後天的に、ヘアカラーやパーマあるいは冬のひどい乾燥などによる外傷からできてしまう場合と、先天的に毛髪が弱いため、僅かな外傷によりできる場合があるといわれています。

先天的な場合は、ネザートン症候群という遺伝子突然変異による病気の症状の一つとして表れることが多く、これは原因を取り除くことはできません。

ほかに、各種の代謝異常症があります。

後天的な場合は、概して、乾燥のひどい冬に増えるのが特徴で、内因性の原因には、鉄欠乏性貧血、甲状腺機能異常などがあり、外因性の原因には、ドライヤー、カラーリング、パーマ、プールの塩素などがあります。

髪の毛だけでなく眉毛やまつげにも影響を及ぼすことがあり、髪の毛が生えても数センチで切れてしまうとか、結節のようなものがある場合には、この病気を疑いましょう。

結節性裂毛症かどうかは、皮膚科などで顕微鏡を使い観察していただけばすぐに診断がつきますが、遺伝子突然変異によるものかどうかの診断は、皮膚生検などが行われます。

切れ毛への対処には、パーマを避けて、保湿しましょう

髪の毛の成分はケラチンというタンパク質でとても丈夫なもので、通常健康な髪の毛は、途中で切れることはまずありません。

後天的な結節性裂毛症には外因性と内因性がありますが、内因性の甲状腺機能低下症や鉄欠乏性貧血などが隠れている場合には病院での治療が必要です。

後天的な結節性裂毛症が外因性で、髪の毛のダメージや乾燥によるものであれば、しっかりとその原因を取り除けばいいですし、先天的なものであったり、内因性のものであったりしたとしても、以下のケアで「切れ毛」を最小限にすることができるでしょう。

切れ毛は、頭皮や髪の毛の保湿をしっかりして十分なケアをすれば直すことができます。

白くなっている部分の周辺は傷んでいる状態なので、できれば白くなっている部分から髪の毛の根本側5センチ程度をカットするのが望ましいところです。

5センチもカットするのが無理な場合は、ヘアオイルなどを使用して、保湿をしっかりとしましょう。

ひどい切れ毛に悩む方でパーマをかけない方は、ヘアマニキュアを毎月連続して重ねていくという手段もあります。

ロングヘアの方でブリーチやストレートパーマ(縮毛矯正)などをされている方は、結節性裂毛症になる可能性がたかくなるので、普段からとくに保湿を十分にするよう心がけましょう。

(まとめ)「髪伸びない!」と感じるのは切れ毛のせい?

1. 切れ毛が原因で、髪の毛が伸びないと感じることがあります

髪がしっかり成長しない成長期の途中で、退行期に移る前に切れてしまうと、髪が伸びないと感じることがあります。

冬の寒い時期には髪が伸びにくいことがあるため、春になって暖かくなっても髪の毛が伸びないと感じるなら、切れ毛の症状に合った対策をしてみましょう。

栄養不足も切れ毛の原因になります。

2. ダメージによる一般的な切れ毛の予防には、ていねいな生活を

シャンプー前にはブラッシングをして、地肌をていねいに、髪をこすらないように洗います。

乾かすときには、ドライヤーを使用して80パーセントを目安に乾かしましょう。

濡れたまま寝るのはNGです。

髪が栄養不足にならないよう、バランスの良い食事をとりましょう。

3. 切れ毛には、病気が隠れていることもあります

髪の毛が生えても数センチで切れてしまい、髪の毛に白い竹の節のようなものがみられる場合は、結節性裂毛症(別名:竹状毛)かもしれません。

原因は、先天的に毛髪が弱い場合と、後天的に、内因性の鉄欠乏性貧血、甲状腺機能異常があったり、外因性のヘアカラーやパーマによる外傷などからできたりする場合があるといわれています。

4. 切れ毛への対処には、パーマを避けて、保湿しましょう

後天的な結節性裂毛症が外因性で、髪の毛のダメージや乾燥によるものであれば、しっかりとその原因を取り除きましょう。

先天的なものであったり、内因性のものであったりしたとしても、頭皮や髪の毛の保湿で「切れ毛」を最小限にすることができます。