女性ホルモンの効果を知ると、育毛効果が高まります


薄毛、白髪、抜け毛で悩む方の中には、既に、育毛のために高価なサプリメントやヘアケア商品を使用しているという方もいるかもしれません。

しかし、女性の体の中には自分だけのオリジナル美容液があります。

それが女性ホルモンです。

女性ホルモンは、女性らしい体をつくったり、肌や髪の潤いやツヤを保ったり、気分を落ち着かせる働きがあるなど、女性にとって大きなメリットがある貴重な存在です。

しかし、その分泌量は一生でわずかティースプーン1杯分しかないといわれます。

また、過度なストレスや、不規則な生活を続けることにより、ホルモンバランスは簡単に乱れ、分泌量の低下を招きます。

これらは、生活を整えることでよい方向にもっていくことができます。

女性ホルモンに似た働きをする大豆食品を食べることで、女性ホルモンを補うことができます。

運動や睡眠などの生活習慣を整えることで、分泌量低下を抑えたり、ゆるやかにしたり、といったこともできます。

自分自身もきちんと大切にし、女性ホルモンを意識し、活かして、育毛につなげましょう。

女性ホルモンが一生の間に分泌される量はスプーン1杯

女性ホルモンは、女性の健康や美容に大きく関わり、常に全身を守っています。

では、なぜこのような働きをするのでしょうか。

その最も主要な答えのひとつは、子供を産み育てるためです。

卵巣でつくられるエストロゲンやプロゲステロンは、お互いの作用を妨げないよう協力しつつ働き、毎月、周期的に準備をしつつ、最大限に女性の魅力を引き出しているのです。

エストロゲンには3種類ありますが、全体の10分の1を占めるものは、閉経後も変わらずつくられ続けます。

閉経後も、副腎でつくられた男性ホルモンが末梢脂肪組織へ行き、脂肪組織の酵素が働いてエストロゲンがつくられます。

閉経後の卵巣は、副腎と共に、エストロゲンになる前の形の物質をつくり続けており、骨密度の維持のはたらきをしているといわれています。

髪に関係するといわれる女性ホルモン・エストロゲンですが、さらに、脳の海馬でもつくられていることが分かってきています。

軽運動を行うと、脳海馬で合成される男性・女性ホルモンは海馬の神経を増やし、記憶力を増強することがいわれています。

このように、女性ホルモン・エストロゲンは、いろいろな働きをします。

エストロゲンは、一生の間、継続的に同じだけの量、分泌されるわけではなく、生後1~3か月と、思春期から更年期まで、約40年が、最も活発に分泌される期間となります。

量としては、一生の間にスプーン1杯分、分泌されるといわれています。

生まれてから一生の間、きちんと生活することが、髪のためにも大切です。

女性ホルモン・エストロゲンの働く場面

  • 妊娠、出産
  • アルツハイマー型認知症に対するホルモン補充療法
  • 記憶力増強
  • 女性らしい体型、肌のツヤ
  • 綺麗な髪の毛
  • 脂質の代謝
  • 免疫力の強化
  • 血流改善、動脈硬化の抑制
  • 骨形成

など

女性ホルモンは加齢ともに低下し、髪のトラブルが増えます


女性ホルモンの分泌量は年齢とともに低下し、髪の毛にも影響がでます。

たとえば、髪の毛がパサつく、髪の毛のツヤやコシがなくなる、髪の毛自体が細くなるなどから始まり、徐々に抜け毛や薄毛が気になる状況になってきます。

しかし、このような変化は誰にでも起こる生理的な変化です。

気にし過ぎる必要はありません。

女性ホルモンの変化

  1. 思春期(10代)
    • 女性ホルモンの分泌が少しずつ増える
    • 12歳前後で初潮を迎える
    • 心も体も不安ですが、10年かけて安定する
  2. 性成熟期(20代から40代)
    • 女性ホルモンの黄金期
    • 20代で女性ホルモンの分泌はピーク
    • 肌や髪のコンディションが絶好調
    • 妊娠や出産にふさわしい時期
  3. プレ更年期(30代後半から40代前半)
    • 過度なストレスや不規則な生活でホルモンバランスが崩れる
    • 肌や髪のトラブルが増える
    • 閉経に向けて、女性ホルモンの分泌量が急降下し始める
  4. 更年期(40代後半から)
    • 卵巣の機能が低下する
    • 女性ホルモンの急激な変化で心も体も不安定になる
    • 50歳前後で、閉経を迎える
    • 女性ホルモン分泌量が低下し、下げ止まる

女性ホルモンを意識した生活をスタートさせましょう

現代女性は、いわゆる社会進出をして仕事が忙しかったり、外食が続いたり、体も無理をしがちです。

無理をし続けると、割合簡単に女性ホルモンの分泌量が低下したり、ホルモンバランスが崩れたりして、さらなる不調を招いてしまいます。

最近では20代でも薄毛や抜け毛に悩む方が増えています。

しかし、食事や睡眠などの生活習慣を見直し、ホルモンのバランスを整えることも可能です。

無理をせず自分も大切にし、育毛と健康につながる、女性ホルモンを意識した生活をスタートさせましょう。

食生活

大豆イソフラボン(大豆に含まれる成分)は、女性ホルモンのエストロゲンと化学構造が似ており、エストロゲンと同じような効果が期待できます。

きな粉、豆腐、おから、豆乳、味噌、油揚げなど、大豆食品を含めたバランスのよい食事をしましょう。

運動

低強度運動でよいといわれます。

睡眠

朝起きる時間と、夜寝る時間は、できるだけ決めた範囲内にしましょう。

良質な睡眠は、ホルモンに必要不可欠です。

ストレス

ストレスは、髪の毛にとっても悪影響を及ぼします。

悩みを一人で抱え込まないようにしましょう。

美味しい食事を楽しんだり、エッセンシャルオイルを活用したりするのもおすすめです。

ただ、アルコール類は育毛にとって害になるようだといわれています。

血行を悪くするタバコも避けましょう。

(まとめ)育毛効果があるという女性ホルモンは増やせるの?

1. 女性ホルモンの効果を知ると、育毛効果が高まります

女性ホルモン・エストロゲンは、女性の髪の魅力を最大限に引き出す貴重な存在ですが、自分自身で増やすことができません。

しかし、運動や睡眠などの生活習慣を整えることで、分泌量低下のスピードをゆるやかにすることができます。

2. 女性ホルモンが一生の間に分泌される量はスプーン1杯

女性ホルモンは一生の間、継続的に同じだけの量、分泌されるわけではありません。

一生の間に分泌される量はスプーン1杯分ではないかといわれています。

女性ホルモン・エストロゲンが活発に分泌される期間は、生後1~3か月と思春期から更年期まで、約40年です。

3. 女性ホルモンは加齢ともに低下し、髪のトラブルが増えます

女性ホルモン・エストロゲンの分泌量は、年齢とともに低下し、髪の毛がパサつく、ツヤやコシがなくなるなど、髪の毛のトラブルが増えます。

しかし、このような変化は誰にでも起こる生理的な変化で、気にし過ぎてはいけません。

4. 女性ホルモンを意識した生活をスタートさせましょう

女性ホルモン・エストロゲンの作用を補うといわれる「大豆食品」などを含めたバランスのよい食事を摂り、ホルモンの生成に必要な良質の睡眠、運動、ストレス解消などを行いましょう。

自分も大切にして、女性ホルモンを意識した毎日を過ごすことが育毛につながります。