髪の毛の成分のうち、ほとんどはタンパク質です


人間の体の60%から65%は水でできているといわれています。

しかし、これは血液があるからで、筋肉や骨などの体を構成する部分は、主にタンパク質から作られています。

これは、髪の毛も例外ではありません。

髪の毛のうちの80%から85%程度は、タンパク質によって作られているのです。

そのため、タンパク質を摂ることは、髪の成長のためにとても大切なことです。

髪の毛の成分はタンパク質や水などです

髪の毛を構成している成分のうち、80%から85%がタンパク質です。このタンパク質のうちのさらに80%から90%が、ケラチンと呼ばれるタンパク質で、残りがケラチン以外のタンパク質です。

ケラチンというのは、お肌や爪を作っているタンパク質と同じものです。

このケラチンの成分をさらに見てみると、これは、18種類のアミノ酸によってできています。

この中で、一番多く含まれているのが、シスチンというアミノ酸です。

アミノ酸というと、「元気のためのサプリ」というような漠然とした印象があるかもしれませんが、このように、アミノ酸はタンパク質の構成物質のひとつなんです。

また、髪の毛を構成するその他の成分は、髪を黒くするメラニンや、髪に潤いを与えて保護する水分、脂質となっています。

このうち、タンパク質の次に多いのが、11%から13%を占める水分です。

髪の水分が不足すると、乾燥して切れてしまったり、パサついた髪になってしまいます。

髪の毛を健康に保つためにタンパク質を摂りましょう


肉や魚、卵には動物性タンパク質が、豆などには植物性タンパク質が多く含まれています。

これらのタンパク質を食べることで、髪の毛の材料を得ることができます。

ただし、食事によって体に取り入れられたタンパク質が、そのまま髪の毛になるわけではありません。

こうしたタンパク質は、体の中でアミノ酸に分解されて、その後、ケラチンに再度合成しなおされるのです。

タンパク質が含まれる食品

タンパク質は、肉や魚、卵などの他、蕎麦や豆などにも含まれています。

なお、髪の毛に多いアミノ酸であるシスチンは、赤身の肉やカツオ、ナッツなどに多く含まれています。

タンパク質の再合成を助ける食品

いくらタンパク質をたくさん摂取しても、再度合成することができなければ、髪は作れません。

髪に良いといわれることの多い「亜鉛」は、アミノ酸をケラチンに再度合成するときに役立ちます。

つまり、体内に亜鉛がないと、ケラチンを作ることができないのです。

亜鉛は、レバーや牡蠣などに多く含まれています。

また、豚肉に含まれるビタミンB群は亜鉛の働きを助けてくれるので、こちらも髪にとっては大切な成分です。

摂取した成分を活かすためには、睡眠と血行促進が大切です

いくら髪を構成している成分を摂取しても、それを活かしきれなければ意味がありません。

健康な髪の毛を育てるためには、栄養を摂ることだけでなく、それを活用することについても気を配る必要があります。

睡眠

髪の毛に対して、「成長しなさい」という指令が出されるのは、深い眠りについているときです。

つまり、睡眠が不足していると、成長するための材料があっても、実際に成長させるための指令がうまく出ない恐れがあるのです。

睡眠の不足には、単純な睡眠時間の不足と、睡眠の質が悪いことによる不足の2種類があります。

睡眠時間の不足は自覚症状があって当たり前ですが、睡眠の質は、低下していることに自分で気付けないこともあります。

夜中に何度も目が覚めたり、十分に寝たはずなのに眠気や疲れが取れない場合は、睡眠の質が低下している恐れがあります。

血行促進

血行が悪いと、折角摂取した栄養が毛根まで行き届きません。

全身の血行を良くするようにしましょう。

ストレッチは、体を温めてコリをほぐすのに効果的です。

ゆっくり全身を伸ばして、血行促進をするようにしましょう。

(まとめ)髪の毛は一体どんな成分でできているの?

1.髪の毛の成分のうち、ほとんどはタンパク質です

人間の体のうち、筋肉や骨など、体を構成する部分の多くがタンパク質でできています。

髪の毛もこれと同様で、構成成分の80%から85%がタンパク質によって占められています。

2.髪の毛の成分はタンパク質や水などです

髪の毛は、80%から85%がタンパク質でできており、このタンパク質のうち、80%から90%をケラチンが占めています。

また、残りの成分のうちタンパク質の次に多いのが、11%から13%を占めている水分です。

3.髪の毛を健康に保つためにタンパク質を摂りましょう

髪の毛の健康のためには、髪を構成しているタンパク質を食事から摂取することが大切です。

また、タンパク質を再合成するために必要な亜鉛や、亜鉛の働きをサポートするビタミンB群も摂るようにしましょう。

4.摂取した成分を活かすためには、睡眠と血行促進が大切です

タンパク質などの成分をしっかり活かすために、十分な睡眠をとることと血行を促進することを心がけましょう。

睡眠は、時間を確保するだけでなく、質の向上を意識することも大切です。