貧血で髪の色が薄くなり白髪が増えることがあります


貧血状態では血液中のヘモグロビンが減少し、髪をはじめとして全身に栄養がいきわたらなくなります。

その結果、髪の色のもとであるメラニン色素が作られなくなってしまい、髪の色が薄くなって白髪が増えてしまうといわれているのです。

貧血を改善すればメラニン色素を作る栄養素も運ばれるようになり、白髪の改善が見込まれます。

白髪になるメカニズムにはメラニン色素の生成が関係しています

白髪ができてしまうメカニズムとはどのようなものでしょうか。

毛母細胞から髪が生成されたばかりのときは、まだ色素がない白い状態です。

そこにメラニン色素が入っていき、頭皮から生えるころには黒く変化しています。

メラニン色素が生成されるためには、メラノサイトと呼ばれる細胞の存在が不可欠です。

メラノサイトは皮膚や目、粘膜などに存在しており、髪の色を作るメラノサイトは毛根の下部にあります。

メラノサイトからメラニン色素が生成されるには、チロシナーゼという酵素が必要です。

このチロシナーゼの働きが鈍れば、メラニン色素を生成することができないのです。

チロシナーゼは、加齢によって体内にある量が減少します。

加齢による白髪の増加はチロシナーゼの減少が原因と考えることができます。

それ以外にも白髪が増える原因はいくつかあり、そのひとつに貧血も考えられるでしょう。

貧血によってチロシナーゼを活性化させる栄養素がメラノサイトにいきわたらなくなるのです。

チロシナーゼの活性化にはミネラルが深く関係しているといわれます。

貧血によりミネラルが運ばれなくなると、メラニン色素が生成されず白髪になる可能性が高くなるといえるでしょう。

貧血の白髪は若くても増えることがあります


白髪は老化のサインのひとつと見られることもありますが、前述のように貧血でも髪の色が保たれなくなり白髪が増える原因となります。

貧血は若い年代の人にも起こりうることであり、それにより若白髪が増えることにもなりかねないのです。

例えば、無理なダイエットを続けていると栄養不足や血行不良などが起き、貧血のリスクも高くなります。

忙しさなどを理由に、不規則な食事や栄養バランスが偏った食事をしていても同様です。

鉄分不足だけではなく、鉄分から血液を作るタンパク質やビタミン類などが不足し、貧血になってしまう危険があります。

日常生活でストレスをためこんでいる人も、貧血になりやすい傾向があります。

ストレスがあることで、食事で摂った鉄分の吸収が悪くなり、結果的に鉄分不足になって貧血を引き起こしてしまうのです。

また、ストレスで自律神経のバランスも乱れ、メラニン色素の生成ができなくなることも考えられます。

このように、若い人でも貧血を起こすリスクはあり、それにより白髪を増やしてしまう危険性があります。

貧血を防ぐためにもきちんとした食生活を送ること、できるだけストレスをためないようにすることが大切です。

貧血を改善すれば髪の色も濃くなります

髪の色が薄くなり白髪が増えている原因が貧血によるものであれば、貧血を改善することで白髪も減っていくと考えられます。

貧血は鉄分欠乏によるヘモグロビンの減少が原因ですから、鉄分を補う食事を心がけることで白髪も少なくなることが期待されます。

しかし、鉄分のみをたくさん摂るだけでは不十分です。

ヘモグロビンは鉄分に加えてタンパク質などによって構成されています。

そのため、ヘモグロビンを含んでいる赤血球を作るにはビタミンB12や葉酸といった栄養素が必要です。

これらの栄養素をバランスよく含んだ食事をすることが大切なのです。

その他、貧血を引き起こす可能性のある要素もできるだけ排除したほうがいいでしょう。

ダイエットによる無理な食事制限を行っている人は、バランスが取れた食事に切り替えて運動などで痩せるようにするのが無難です。

また、ストレスをためていると鉄分が吸収されにくいですから、何かストレス解消になる方法を見つけることもおすすめです。

貧血が改善されれば、栄養素が毛根にいきわたるようになり、メラニン色素も正常に生成されていきます。

最近白髪が増えてきたという人でも、徐々に白髪を減らすことが期待できます。

白髪をあまり気に病むとストレスにつながるため、まずは生活習慣を見直して貧血状態を改善することから始めてみましょう。

(まとめ)貧血で髪の色が薄くなることはあるの?

1.貧血で髪の色が薄くなり白髪が増えることがあります

貧血は、血液中のヘモグロビンが減少しているものであり、髪に栄養がいきわたらなくなっている状態です。

結果、メラニン色素が作られなくなり、髪の色が薄くなって白髪が増えるのです。

しかし、貧血を改善することで白髪を減らす効果が期待できます。

2.白髪になるメカニズムにはメラニン色素の生成が関係しています

髪が生成されたばかりのときはまだ白く、メラニン色素が入り込むことで髪が黒くなります。

メラニン色素を生成するにはチロシナーゼという酵素が不可欠です。

貧血によりチロシナーゼを活性化させる栄養素がいきわたらないことが白髪の原因です。

3.貧血の白髪は若くても増えることがあります

白髪は老化だけではなく、若くても起こる可能性があります。

無理なダイエットなどで貧血を起こすほか、栄養不足になってメラニン色素の生成が上手くいかなくなります。

また、ストレスによる自律神経の乱れでも白髪になることがあるのです。

4.貧血を改善すれば髪の色も濃くなります

貧血からくる白髪であれば、貧血を改善することで白髪を減らすことが期待できます。

鉄分をはじめとして栄養バランスの取れた食事をし、血液を作るのに必要な栄養素を摂取しましょう。

貧血が改善できればメラニン色素が正常に生成されていきます。