お酢をリンスとして活用すれば、髪のきしみを解決できます
髪や頭皮によいといわれている湯シャン。
しかし、湯シャンをすると髪がきしむと悩んでいる人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなときは、お酢やクエン酸を溶かしたお湯を髪につけてから流すと、サラサラになります。
これはキューティクルがお酢などの酸性のものに触れると閉じる性質があるからです。
基本的に湯シャンの場合は、お酢でリンスをする必要はありませんが、髪のきしみやゴワつきが気になるときは、リンス代わりに活用してみてはいかがでしょうか。
お酢リンスの作り方と使い方
お酢でリンスをすれば、キューティクルを引き締めてサラサラになり、指通りもなめらかな髪になります。
そんな便利なお酢リンスは簡単に手作りすることができます。
ここではお酢リンスの作り方と使い方、そして注意点も合わせてお伝えします。
用意するのはお酢だけ、そして作り方も2ステップだけなので、とても簡単です。
- 洗面器にお湯を入れる
- お酢大さじ1~2杯を加えて混ぜる
これだけで完成です。
お酢リンスは使い方も非常にシンプルです。
湯シャンをした後、お酢リンスを手ですくって髪になじませます。
ロングヘアの場合は、洗面器に直接、髪を浸しても構いません。
そして、シャワーで十分にすすぎます。
これでお酢リンスを使ったヘアケアはおしまいです。
簡単なので湯シャンで髪のきしみやゴワつきが気になる方は試してみてください。
お酢リンスを使う場合は、以下の点に注意しましょう。
- お酢は、砂糖などが入っていないシンプルなものを使用しましょう
- お酢の濃度が高くならないように、分量に注意しましょう
- すすぎ残しがないようにしっかりすすぎましょう
- 敏感肌の人には刺激が強い可能性があるので注意しましょう
- お酢リンスは作り置きできないので、その都度作りましょう
石鹸シャンプーと組み合わせて使うのがおすすめ
湯シャンの場合は、お酢リンスは必須ではありません。
しかし、石鹸シャンプーを使用するときにはお酢やクエン酸でリンスするのが一般的です。
頭皮や髪がアルカリ性に傾いてしまう、髪がゴワつき、まとまりにくくなってしまうという石鹸シャンプーならではの悩みを解消することができるからです。
使い方は、石鹸シャンプーで洗髪した後に、先程紹介したように、お酢リンスを髪になじませて洗い流すだけです。
これだけのことですが、キューティクルが引き締まり、サラサラとした仕上がりになります。
また、お酢リンスにはすすぎ残した石鹸カスを酸で中和する効果があります。
これも、石鹸シャンプーと組み合わせて使用するメリットです。
使いにくいと避けられがちな石鹸シャンプーも、お酢リンスと一緒に使えば仕上がりが良くなるのでおすすめです。
「酢シャン」という使い方もあるようです
今回は、お酢をリンスとして使うことをお伝えしましたが、巷では湯シャンの際にお酢を薄めたお湯で髪や頭皮を洗う、「酢シャン」というものも話題になっています。
酢シャンを実際におこなった人の中には、頭皮の臭いやフケが改善したといった声もあります。
しかし、効果については確たるデータなどはなく、酢シャンの効果を担保するものはありません。
また、お酢に殺菌作用や消臭作用があるのは確かですが、お酢が作用するのはアルカリ性の汚れや臭いに対してです。
ところが頭皮の汚れや臭いの主な成分は酸性で、アルカリ性ではありません。
そのため、お酢の力で頭皮の皮脂汚れや臭いを解消できるとは考えにくいといえそうです。
とはいえ、実際に酢シャンを実践して効果を感じる人がいるのも事実なので、完全に否定することはできません。
しかしながら、話題になっているからといって酢シャンは必ずしも良い効果があるとは限らないので、過度な期待はしないようにしましょう。
(まとめ)湯シャンのときに、お酢を使うといいって本当?
湯シャンの際にはリンスは必要ありませんが、髪のきしみが気になる場合は、お酢を薄めたお湯をリンス代わりにすると、髪がサラサラになります。
これは、お酢が酸性であることを利用した方法で、キューティクルを引き締める効果が期待できるものです。
お酢を使ったリンスは、洗面器一杯のお湯に大さじ1~2杯のお酢を加えて混ぜるだけで作れます。
使い方も、作ったお酢リンスに髪を浸したり、髪にかけてなじませたりするだけなので非常に簡単。
ただし、分量に気をつけるなどの注意点を守って使うことが大切です。
お酢リンスは、石鹸シャンプーと組み合わせて使用するのが一般的な使い方です。
石鹸シャンプーでアルカリ性に傾いた頭皮や髪を中和する役割があります。
また髪のゴワつきやきしみを緩和したり、石鹸カスを中和したりする働きもあるのです。
巷にはお酢を加えたお湯でシャンプーする「酢シャン」が話題になっています。
しかし、お酢には皮脂を落としたり、頭皮の臭いを解消したりする効果は薄いと考えられます。
酢シャンをおこなう際は、過度な期待をしないようにしましょう。