湯シャンにすべきかどうかは意見が分かれます


アトピーの人にとっては、髪をシャンプーで洗ってもいいのか、湯シャンがいいのか悩むところですよね。

これについては、医師の中でも2つの意見に分かれます。

1つは、アトピーの場合は、洗剤を使ってしっかり洗浄するべきという考え方。

もう1つは、刺激になるから、湯シャンのように、洗剤は使わずに洗うのがよいとする意見です。

そこで、こちらでは2つの意見について紹介します。

2つの考え方を参考にして、自分に合ったシャンプー方法を見つけましょう。

アトピーの場合、洗剤で、黄色ブドウ球菌を洗浄するべき

こちらは、アトピーの場合は感染を避けるためにも、洗剤を使って、体を清潔に保つことが大切だとする考え方です。

というのも、アトピーの人は、肌のバリア機能が弱くなっていることが多いため、細菌感染しやすいといわれています。

また、研究でも黄色ブドウ球菌を含む細菌が起因でアトピー性皮膚炎が起こることがわかってきました。

このアトピーを悪化させる細菌は、お湯だけの洗浄では十分に落とせない可能性があるため、洗剤を使ってしっかり落とす必要があるといわれているのです。

ただし、アトピーの人の肌は、非常にデリケートで乾燥しやすく、傷つきやすい肌です。

そのため、シャンプーなどの洗剤は何を使ってもよいということではなく、できるだけ無添加で低刺激のものを選び、しっかり泡立てて優しく洗い上げることが重要になります。

また、洗浄成分が肌に残らないように、時間をかけて丁寧にすすぐことも必要だと主張されているのです。

アトピーには、お湯のみで洗浄するのが望ましいとする考え方


洗剤を使用して、体の洗浄をすべきとする考え方とは反対に、洗剤はなるべく使わずお湯のみで洗うことを推奨する考え方もあります。

この意見は、ボディーソープやシャンプーなどに含まれる界面活性剤が皮膚の油分を洗い流してしまうことを危惧しており、洗浄剤を使わずに洗うべきと主張しています。

また、体に付着するほとんどの汚れが水溶性であることも、お湯だけで洗えば十分とする根拠の1つです。

実際にボディーソープを使わずに体を洗い、頭は湯シャンで洗うようにした結果、皮膚の乾燥が落ち着き、症状が緩和された人もいるそうです。

しかし、頭皮は皮脂の分泌が盛んな部位であるため、湯シャンではベタつきが気になるという人もおり、シャンプーと湯シャンを組み合わせて実践する人もいます。

大事なことは洗い過ぎないことと医師に相談することです

今回は、アトピー体質の場合、湯シャンをすべきかシャンプーを使うべきかについて、2つの意見を紹介しました。

2つの意見から見えてくる大事なことがあります。

洗い過ぎないことが大切

どちらの意見にも、根底にあるのはアトピーの肌は、乾燥しやすく、傷つきやすいという特徴です。

そのため、低刺激のシャンプーを使う、もしくは湯シャンを勧めることで、肌のバリア機能の低下や乾燥を防ごうとしているのです。

どちらの方法でシャンプーをしたとしても、洗い過ぎは乾燥を招き、頭皮環境の悪化につながります。

これは、肌質に関わらず、シャンプーをするときの重要なポイントなので、忘れないようにしましょう。

医師に相談しながら自分に合う方法を選びましょう

2つの意見のうち、どちらが正しいのかは、確かなデータがないので判断できないというのが現状です。

しかし、それぞれの方法を試した結果、症状が緩和したという意見があるのも事実。

このことから考えると、湯シャンか、シャンプーを使う洗髪方法を実際に試して比べてみるしかありません。

そして、かかりつけの医師に相談しながら自分に合う方法を見つけていくのが、より的確な判断につながるのではないでしょうか。

(まとめ)アトピー体質の人は、湯シャンにすべき?

1. 湯シャンにすべきかどうかは意見が分かれます

医師の中でもアトピーの場合に、湯シャンのように、洗剤を使わずに洗うべきという考えと、洗剤を使ってしっかり洗うべきとする考えがあります。

大切なのは、どちらの意見も知った上で、自分に合ったシャンプー方法を見つけることです。

2. アトピーの場合、洗剤で、黄色ブドウ球菌を洗浄するべき

アトピーの人は、肌のバリア機能が衰えているため、細菌感染のリスクがあります。

また、アトピー性皮膚炎を引き起こす可能性のある黄色ブドウ球菌などの細菌は、お湯だけでは落としきれない可能性があるので洗剤を使用して洗うべきだとしています。

3. アトピーには、お湯のみで洗浄するのが望ましいとする考え方

アトピーの人は、肌が乾燥しやすい傾向にあるため、界面活性剤が含まれる洗剤で洗うと、さらに乾燥して肌を傷つける恐れがあります。

これを避けるためには、シャンプーなどの洗剤を使わず、お湯だけで洗浄するのがよいといわれています。

4. 大事なことは洗い過ぎないことと医師に相談することです

どちらの意見にも共通しているのは、洗い過ぎに注意しなければならないという点です。

そして、湯シャンにすべきか、シャンプーを使用すべきかを判断するのは、データが乏しいため難しいといえるでしょう。

大切なのは、医師と相談し、湯シャンかシャンプーを使うかを決めることです。