女性の育毛には亜鉛の適切な摂取が効果的です


亜鉛には、体内に取り入れたタンパク質を髪の毛を構成するタンパク質に合成しなおす働きがあります。
そのため亜鉛が不足すると髪の毛が作れなくなり、薄毛に繋がってしまうのです。

しかし亜鉛には摂取量の上限があるため、やみくもに摂取すればよいというものではありません。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、成人女性は1日35mgが摂取上限となっています。
これに収まる範囲で亜鉛を摂取するようにしましょう。

日本人は亜鉛の摂取量が不足しています

厚生労働省が発表した「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、成人女性の場合、亜鉛の摂取目安量は1日に8mgです(70歳以上は7mg、妊娠中は10mg、授乳中は11mg)。

また同じく厚生労働省の「平成25年国民健康・栄養調査報告」によると、成人女性の亜鉛の摂取量平均は1日7.2mg、中央値は6.9mgと、やや不足している傾向が出ています。

亜鉛が多く含まれている食品は、牡蠣やアワビ、牛肩ロースなどです。
しかし多いと言っても、牛肩ロースのみで8mgの亜鉛を摂取するためには、160g以上食べる必要があります。

これはステーキに相当する量であり、毎日食べるには現実的ではありません。
牡蠣の場合は4粒程度で摂取可能ですが、こちらも毎日食べるのは難しいでしょう。

このように亜鉛は、「食べるときは食べるけれど、継続的に摂取することはあまりない」という食物に多く含まれています。

そのため意識して食べないとどうしても不足しがちになってしまうのです。

亜鉛の摂取量が不足すると薄毛に繋がります


亜鉛の摂取量が不足すると、主に次のような要因から薄毛が引き起こされます。

髪の毛の材料不足

髪の毛はタンパク質で出来ていますが、食事から摂取したタンパク質がそのまま髪の材料となるわけではありません。

髪の毛を構成するケラチンというタンパク質を作りだすためには、亜鉛が必要となるのです。

そのため、亜鉛が不足すると髪の毛を作る材料が足りなくなり、薄毛が引き起こされます。

新陳代謝の抑制

髪の毛は細胞分裂によって成長します。

この細胞分裂は、新陳代謝が活発であればあるほど盛んに起こるため、育毛のためには新陳代謝を活発化させることが大切です。

ところが亜鉛が不足すると、新陳代謝が緩やかになってしまい、髪の発育が抑制されてしまいます。

ストレスの増大

亜鉛はイライラ感を抑える働きがあるため、ストレスによる抜け毛リスクを軽減させることもできます。

一方で、ストレスが溜まると亜鉛を消費してしまうため、イライラしていると感じた時は、意識して亜鉛を摂るようにしてください。

食事やサプリで亜鉛不足を解消しましょう

亜鉛を含む食事を意識して摂ったり、サプリで補ったりしながら、適正量を摂取する様に心がけましょう。

【亜鉛を摂取する献立例】

洋食
  • 朝 ココア・トースト・サラダ
  • 昼 牛肩ロースステーキ・ライス・スープ
  • 夜 トマトスパゲティ(パルメザンチーズトッピング)・バーニャカウダ
和食
  • 朝 油揚げと大豆入りの切り干し大根・海苔・ご飯・卵
  • 昼 ニシン蕎麦
  • 夜 たらこ・ご飯・とろろこんぶのお吸い物・煮物

なおビーフジャーキーや煮干し・カシューナッツなどにも亜鉛が含まれているため、間食で利用するとよいでしょう。

亜鉛を摂取するためには、何に亜鉛が含まれているかを知ることが大切です。

多量に含まれる食材は限られていますが、微量の亜鉛はスパゲッティの乾麺や海苔・あずき・小麦粉・芋類などさまざまな食品の中に含まれています。

亜鉛をたくさん含む食材を知った上で、バランスのよい食事を目指すことが、亜鉛の摂取にも繋がります。

また食事の中で亜鉛を推奨量摂ることができないと感じている人は、サプリを併用するのもよいでしょう。

(まとめ)女性の育毛には亜鉛が効果的って本当?

1.女性の育毛には亜鉛の適切な摂取が効果的です

亜鉛には体内のタンパク質を髪の毛の材料に構成しなおす働きがあるため、不足すると薄毛の原因になります。

成人女性の場合、亜鉛の摂取上限は1日35mgですから、この範囲内で摂取するようにしましょう。

2.日本人は亜鉛の摂取量が不足しています

亜鉛は、牡蠣やあわび・牛肩ロースなどに多く含まれています。
こうした食べ物は、摂取することもしないこともあるものでしょう。

そのため、毎日継続して亜鉛を摂るということは意識しなければ困難なことなのです。

3.亜鉛の摂取量が不足すると薄毛に繋がります

亜鉛の摂取量が不足すると、髪の毛の材料不足や新陳代謝の抑制が起こり、薄毛の原因となってしまいます。

また亜鉛にはイライラ感を軽減させる働きがあるため、ストレスによる薄毛リスクの回避にも役立ちます。

4.食事やサプリで亜鉛不足を解消しましょう

亜鉛をふくむ食事には、ココアやステーキ・蕎麦・たらこなどが挙げられます。

多量に含む食材は限られているものの、さまざまな食材に少しずつ含まれているため、バランスのよい食事を心がけましょう。

摂取量に不安がある場合はサプリの併用もおすすめです。