女性の毛根の「再生」ではなく「活性化」を目指しましょう


毛根は、そもそも通常の状態では、死んでしまうということはありません。

医療レーザー脱毛や、事故などの深刻な怪我によってダメージを受けてしまった場合は別ですが、それ以外の通常の薄毛では、毛根が「死んでしまった」というほど深刻なダメージを負ってしまうケースはあまりありません。

そのため、薄毛に悩む女性が目指すべきなのは、毛根の再生ではなく、元気がなくなってしまった毛根の活性化です。

毛根が弱ってしまう原因を知っておきましょう

毛根が弱ってしまう原因には、次のようなことが挙げられます。

加齢

肌や骨、筋肉など、人間の体は加齢とともに少しずつ衰えていきます。

残念ながら加齢による衰えを全くなくすということはできません。

毛根も、加齢によってだんだんと力を失い、発毛する力を失っていきます。

髪の毛を美しく保つためには、女性ホルモンの働きが大きく関わっています。

年齢を重ねるにしたがって、こうしたホルモンの働きが弱くなってしまうのです。

頭皮の汚れ

頭皮には、埃や花粉といった外界から付着する汚れや、汗や皮脂、角質などの体内から分泌される汚れがたまっていきます。

頭皮の洗浄が不十分だと、頭皮はどんどん汚れていってしまうのです。

こうした汚れによって、頭皮が荒れたり炎症が起こったりします。

また、汚れが毛穴に詰まってしまうこともあり、毛根にダメージを与える原因となります。

栄養不足

毛根に栄養が行き届かないと、健康を保つことができません。

毛根が栄養不足に陥る原因としては、そもそも摂取している栄養が足りない、血行が悪くて栄養が行き届かないといったことなどがあります。

毛根の元気を取り戻すため、日々の暮らしに気を配りましょう


毛根を健康に保つためには、日々の生活習慣の見直しが大切です。

血行を良くする

血行不良は毛根の酸素不足や栄養不足を引き起こします。

頭皮マッサージを行って、血行改善を心掛けましょう。

運動をして筋肉量を増やすことも血行をよくするために役立ちます。

そのほか、ショウガや根菜などの体を温める食材や、血行促進効果の高いビタミンEを含む食事などを食べるのも効果的です。

和食中心の食事

フライや唐揚げ、ハンバーグなどの洋食は油を多く使っていて、高脂質で栄養も偏りがちです。

一方、和食は野菜や発酵食品が多く使われており、栄養バランスに優れています。

洋食のすべてがよくないというわけではありませんが、細かい栄養計算をせずに手軽に健康的な食事がしたいという人は、和食をメインに献立を考えるのがおすすめです。

ただし、和食は塩分が多い傾向にあります。

出汁やコショウ、シソなどを利用して塩分を控えるようにしましょう。

医療の現場でも毛根の移植が注目を浴びています

薄毛は、日本に限らず、世界の国々で多くの人が悩んでいる問題です。

この問題を解決するために、各国の研究者たちがさまざまな研究を行っています。

毛乳頭細胞と毛包上皮の幹細胞の培養

辻孝東京理科大教授らの研究チームは、マウスの毛包の幹細胞を培養して、生まれつき毛がないマウスに移植して毛を生やすことに成功しています。

毛乳頭細胞の培養

アメリカのコロンビア大と、イギリスのダラム大による共同研究チームが、毛乳頭細胞を培養して移植する実験に成功しています。

実際の人ではなく、マウスの背にはりつけたヒト皮膚組織への移植できたが、実際に髪が生えたことから、今後の研究に期待が高まっています。

iPS細胞を使った毛包の再生

大山学慶応大専任講師を中心とした研究チームが、iPS細胞を使った毛包の部分的な再生に成功したと発表しました。

この技術を応用して、毛乳頭細胞を作る方法などについても研究を進めたいということですから、今後の毛髪再生医療に期待が高まります。

(まとめ)女性の毛根を再生させるにはどうすればいい?

1.女性の毛根の「再生」ではなく「活性化」を目指しましょう

深刻な事故やレーザー脱毛を受けた場合を除き、毛根は、通常「死ぬ」ということはありません。

そのため、薄毛に悩む女性は、毛根の「再生」ではなく「活性化」を目指すようにしましょう。

2.毛根が弱ってしまう原因を知っておきましょう

毛根が弱ってしまう原因には、加齢や頭皮の汚れ、栄養不足などが挙げられます。

頭皮の汚れは頭皮の洗浄が不十分なことで起こり、栄養不足は血行不良や栄養の摂取量不足などがあげられます。

3.毛根の元気を取り戻すため、日々の暮らしに気を配りましょう

毛根を健康に保つために、血行が良くなるように気を配りましょう。

頭皮マッサージや運動、体を温める食事が効果的です。

日々の献立は塩分を控えた和食がおすすめです。

4.医療の現場でも毛根の移植が注目を浴びています

東京理科大学やアメリカのコロンビア大学、イギリスのダラム大学、慶応大学などの研究チームが、髪の毛の再生医療に関する研究を行っています。

iPS細胞を使った毛髪再生医療なども研究されており、今後に期待が高まります。