髪の毛の基準は、0.08 mm未満だと細いといわれるようです


よく「髪が細い」、「髪が太い」などと人と比べるような話がでますが、そもそも細いといわれてしまう基準はどれくらいでしょうか。

日本人女性の場合、平均の髪の太さが0.08 mmといわれています。

ただし、赤ちゃんの頃は柔らかく細い髪が、大人に成長する過程で次第に太くなっていき、女性だと30代を境に今度は細くなりだす傾向があります。

そのため、高齢者ほど髪が細くなって、ボリュームがなくなるといった悩みを抱えがちに。

これは加齢に伴う現象なので、ある程度は仕方のない部分ともいえるかもしれません。

しかし、良質なタンパク質、ミネラル、ビタミン群を摂取して、髪を太くしていく努力をすると改善される可能性があります。

髪の毛が細くなってきたら、意識的に食生活や生活スタイルを見直していきましょう。

髪の毛は3層構造になっています

髪の毛は、中心になるメデュラ、その周りを囲んでいるコルテックス、そして表面を覆っているキューティクルの3層構造でできています。

  • 芯となるメデュラ

    メデュラは髪の芯となる中心組織で、細毛の人はメデュラが存在していないことあります。

    まだまだ未知の部分が多い組織です。

  • 髪の太さに影響するコルテックス

    コルテックスは主成分であるケラチンタンパク質と、脂質、水分、メラニンから構成されています。

    髪の毛の85~95%を占めており、髪の太さを左右する重要な部分です。

    パーマやヘアカラーは、このコルテックスの部分に作用することで効果を発揮します。

    コルテックスは刺激に弱いため、外部へ流出しやすく失われやすいです。

  • 髪を保護するキューティクル

    髪の一番外側にあるキューティクルは、コルテックスを守るバリアのような機能を持っている組織です。

    摩擦に弱く、乱暴なブラッシングやシャンプーで傷つくと剥がれやすくなります。

    その結果、剥がれた部分から内部のコルテックスが流出しやすくなるのでヘアケアに注意しましょう。

この3層のうち、髪の太さを決めるのは「コルテックス」と呼ばれる部分。

コルテックスの量で髪の太さが、脂質や水分の量で髪の硬さやしなやかさが、メラニンの量で髪の色が決まるとされています。

コルテックスによって、髪質が決まります


コルテックスは、紡錘形の皮質細胞(コルテックス細胞)が繊維の束のように縦につながって作られています。

そして、このコルテックス細胞の中に、更に「マクロフィブリル」、2種類の間充物質「マトリックスタンパク質」と「非ケラチンタンパク質」、髪の色を決める「メラニン色素」が存在しているのです。

皮脂細胞の中にあるマクロフィブリルはケラチンタンパク質で作られており、繊維状で硬いものです。

そして、それぞれのマクロフィブリルをつなぐ間充物質は柔らかいもので、この間充物質の柔らかさが髪に弾力やしなやかさを与えています。

しかし、間充物質であるマトリックスタンパク質は水に溶けてしまうほど環境や刺激に弱いもの。

そのため、外的な刺激が加わると失われて、髪にツヤや潤いがなくなってしまうのです。

髪の毛は、このコルテックスの量が少ないと細くなってしまいます。

遺伝で元々の量が少ないという人もいますが、ダメージや不規則な食生活が原因で減少してしまっている可能性が高いです。

コルテックスを流出させないようにヘアケアをしていくことと、髪内部のコルテックス量を増やしていくことが、しなやかで太くハリのある髪の毛を作るコツです。

コルテックスの量を増やすために、良質なタンパク質を摂取しましょう

コルテックスの量が髪の太さに大きく影響を及ぼすので、髪内部のコルテックス量を増やしてあげることが髪の毛を太くしていくために重要です。

コルテックスの主成分であるタンパク質は体内で生成することができませんので、意識的に食事から摂取する必要があります。

卵、肉、魚などの動物性だけでなく、大豆などの植物性もバランスよく摂取しましょう。

また、体内に取り込まれたタンパク質は一旦アミノ酸に分解してから、亜鉛の力を借りて改めてケラチンタンパク質を作り出します。

そのため、亜鉛が不足するとケラチンの生成がうまくできなってしまうのです。

亜鉛は育毛効果もありますので、併せて摂取するとよいでしょう。

(まとめ)髪の毛が細いとされる基準はあるの?

1. 髪の毛の基準は、0.08 mm未満だと細いといわれるようです

日本人女性の平均的な髪の太さの基準は0.08 mmといわれており、それ以下だと細いとされます。

髪が細くなる原因は、髪内部にあるコルテックスの量が少ないこと。

食事や生活スタイルを改善して、コルテックスの量を増やすことが大切です。

2. 髪の毛は3層構造になっています

髪の毛は芯となるメデュラ、その周りを囲むコルテックス、外側を守るキューティクルの3層構造です。

この3層のうち、髪の太さに関わるのはコルテックス。

コルテックスの量で髪の太さ、脂質や水分量でしなやかさが決まります。

3. コルテックスによって、髪質が決まります

コルテックスの中にある皮質細胞は、「マクロフィブリル」とその隙間を埋める2種類の「間充物質」と「メラニン」で構成されています。

これらの量のバランスで、髪の太さはもちろん、弾力やしなやかさが決まっているのです。

4. コルテックスの量を増やすために、良質なタンパク質を摂取しましょう

コルテックスの主成分はケラチンタンパク質です。

食事で摂取したタンパク質は、一度体内でアミノ酸に分解され、亜鉛の力を借りてケラチンに生成されます。

そのため、タンパク質だけでなく亜鉛やビタミン群も必要です。