「粉っぽい=乾燥」「洗ってもベタつく=脂性」皮脂量が目安


「パサつく髪」「うねる髪」「ベタつく髪」など、一目見れば髪の状態は確認できます。

では頭皮はどうでしょうか。
髪に隠れている頭皮は直接確認することができず、自分の頭皮タイプを知らない方が多いようです。

自分の頭皮を鏡でよく見てみましょう。
まずは頭皮の色をチェックします。

健康な頭皮は青白い色、一方で日焼けや炎症などダメージがある頭皮はピンク色や赤茶色です。

次は、頭皮脂をチェックします。
粉っぽい状態であれば、それは皮脂量が少ない乾燥タイプです。

逆にシャンプー後でもすぐにベタつく状態であれば、それは皮脂量が多い脂性タイプになります。

このように頭皮の状態を確認することが大切です。
頭皮にダメージがある場合は、カラーリングやパーマを繰り返さないようにします。

そして「乾燥タイプは保湿ケアを」「脂性タイプは余計な皮脂をとるようなケアを」します。
髪は、もともと頭皮で生まれつくられるものです。

丈夫な髪を育てるためにはその土台となる頭皮が健康であってこそです。
頭皮タイプを見極めて、自分にあったヘアケアをしましょう。

頭皮脂が少ない、乾燥タイプは保湿ケアを

皮脂分泌が少なくなると頭皮は乾燥して、かゆみやフケが出やすくなります。
そのようなときは、頭皮の潤いを保ちながら汚れを落とすことができるシャンプーを選びましょう。

おすすめは、アミノ酸系シャンプーです。
パッケージの裏側に「ココイルグルタミン酸ナトリウム」「ココイルグリシンナトリウム」「ヤシ油脂肪酸」などの成分表示があるものです。

わたしたちの体にも存在するアミノ酸からできているため、肌に優しく洗浄力がマイルドで、アレルギー体質や頭皮が弱ってる方に向いています。

また髪が乾燥すると静電気を起こしやすくなり、摩擦によってますます水分が抜けて指通りが悪くなります。
そのままにせず、髪にはオイルをつけて保湿しましょう。

ダメージヘアにはシリコン配合シャンプー

シリコンには、髪をコーティングするはたらきがあり、髪にツヤが出て指通りもスムーズになります。
切れ毛や枝毛などダメージヘアに向いてるシャンプーです。

最近は「ノンシリコンシャンプー」が流行していますが、シリコンは決して悪いものではありません。

シリコンは安全性が高く、薄毛や脱毛の直接的な原因にはなりません。

ただしシリコン配合シャンプーは頭皮に付着したシリコンを丁寧に洗い流すことが大切です。
すすぎ残しが、ないように注意しましょう。

頭皮脂が多い、脂性タイプは余計な皮脂を落とすケアを


皮脂分泌が多くなると頭皮は脂っぽくなり、ベタつきや嫌なニオイが出やすくなります。
そのようなときは、しっかり皮脂や汚れを落とすことができるシャンプーを選びましょう。

おすすめは、高級アルコール系シャンプーやせっけん系シャンプーです。

高級アルコール系は「ラウレス硫酸ナトリウム」「ラウレス硫酸アンモニウム」「ラウリル硫酸ナトリウム」などの成分表示があります。

もっともポピュラーなシャンプーで、ドラッグストアやスーパーにたくさん置いてあります。
泡立ちが良く、洗浄力が強い特徴がありますが、肌が弱い人にはあまり向いていません。

一方のせっけん系は「せっけん素地」「脂肪酸ナトリウム」などの成分表示があります。
せっけんを主成分にしているため、安全性が高く洗浄力が強いのが特徴です。

ただしせっけんカスが残りやすいため、洗ったあとはしっかりすすぐことが大切です。
また皮脂をとりすぎる傾向があるため、髪がきしみやすくロングヘアにはあまり向いていません。

せっけん系シャンプーを使うときは、専用のリンスも使うとよいでしょう。
どちらのシャンプーも洗いすぎて皮脂を落としすぎてしまうと、頭皮を守るためにますます皮脂の分泌が高まります。

余計な皮脂は洗い落とし、同時に適度に保湿しておくことが、過剰な皮脂を抑えるポイントです。

頭皮の保湿ケア

お風呂上がりの頭皮に、ミネラルウォーターをスプレーしてみましょう。
簡単に保湿ケアができます。

もちろん、そのあとはドライヤーで乾かしましょう。
濡れた状態の頭皮は、菌が繁殖してニオイの原因になります。

また薄毛や抜け毛が気になる人は育毛剤を使うのもよいでしょう。

女性は頭皮タイプが揺らぎやすいものです

頭皮は、顔のTゾーンの約3倍も皮脂腺があるためベタつきやすく、もともと敏感な場所です。
さらに「季節」「食生活」「ストレス」などさまざまな影響を受けます。

とくに女性の場合は、女性ホルモンの変化によって肌の状態や体調に変化を感じることがあり当然、頭皮や髪も影響を受けます。

この女性ホルモンとは「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という2種類のホルモンのことです。

エストロゲンは女性らしい体をつくるのに欠かせないホルモンです。
月経が終わる頃から排卵に向けて分泌量を増やしていきます。

この時期は、体調が良くなり、頭皮や髪の状態も安定しています。
一方のプロゲステロンは妊娠や出産を助けるホルモンです。

月経の約14日前、エストロゲンが減少した頃から分泌量を増やしていきます。
この時期は、便秘やむくみなど体調不良が起こりやすいものです。

さらにプロゲステロンには皮脂分泌を促すはたらきがあり、頭皮がベタつきやすく髪もしっとりするような感じがします。

エストロゲンのはたらき
  1. 女性らしい体をつくる
  2. 髪にツヤが出る
  3. 肌がきれいになる
  4. 体調が安定している
プロゲステロンのはたらき
  1. 妊娠を維持しようとする
  2. 皮脂分泌が増え、吹き出物ができやすい
  3. 頭皮や髪がベタつきやすい
  4. 水分や栄養を溜めこみ、むくみや便秘になりやすい

頭皮や髪の健康のためにカラーやパーマは控えめに


イメージを変えたりおしゃれをしたりと、カラーリングやパーマを楽しむこともあるでしょう。

しかしカラーリングやパーマは頭皮や髪によいものとはいえません。
頻繁に繰り返すと髪のツヤやハリを失ったり、薬剤によって頭皮トラブルを起こしたりする場合もあります。

カラーリングを継続したい方は、月1回程度にして気になるときは負担の少ないヘアマニキュアなどを利用しましょう。

① ヘアカラー

薬剤で髪のキューティクルを開いて脱色し、好きな色を入れます。
色は、2~3ヶ月継続します。

強い薬剤を使用するため頭皮や髪への負担が大きく、人によってはアレルギー反応を起こすケースもあります。

② ヘアカラースプレー&ヘアマスカラ

一時的に、髪の表面に色を付着させます。
髪の内部に色が入らないため、シャンプーすると色が落ちます。

髪への負担は軽く、アレルギーの心配も少ないものです。
パーティーやイベントなど、1日だけ色を変えたいときは便利です。

③ ヘアマニキュア

髪のやや内側まで色を浸透させます。
色は2~3週間程度継続しますが、シャンプーの度に少しずつ色が落ち、元の色に戻ります。

髪への負担は軽く、アレルギーの心配も少ないものです。

④ パーマ

薬剤で髪の内側の状態を変えて、ウェーブやストレートなどの形をつくります。
薬剤の刺激が強いため、頭皮や髪への負担はかなり大きくなります。

頭皮自身が健康になろうとする力を引き上げましょう

しっかりヘアケアをしているのに、頭皮状態が安定しないという方はいませんか。
もしかしたらヘアケア製品を使いすぎたり、マッサージが強すぎたりと頭皮を傷めているのかもしれません。

頭皮トラブルや敏感肌が気になるときは、シャンプーの量を減らすなどヘアケアを少し休むという方法もあります。

このようにヘアケアは、たくさんすればその分だけきれいになるというものではありません。

頭皮や髪にはもともと、ダメージを受けても自分自身の力で健康的になろうとする力があるからです。
これをホメオスタシス(恒常性)といいます。

小さな傷であれば自然と治ることもホメオスタシスのはたらきです。

つまりヘアケアはホメオスタシスをサポートするものであり、美しくなるために必要なのは頭皮自身の力ということです。

その力を引き上げるためには、まずは生活習慣を整えることです。
具体的にはバランスのよい食事・運動習慣・十分な睡眠・ストレスの解消などです。

悪い習慣をやめて、シンプルに!

なんとなく繰り返している習慣が、実は頭皮や髪によくないケースがあります。
さっそく、確認してみましょう。

① 朝シャン

朝の慌ただしい時間にシャンプーすると、汚れが落としきれない場合があります。
シャンプーは1日1回、その日の汚れを落とすように夜にしましょう。

② 早食い

早食いは、噛む回数が減るため満腹感が出ず消化にもよくありません。

③ エスカレーターやエレベーターを使う

エスカレーターやエレベーターを使うのをやめて、階段を使いましょう。
運動が苦手な方にもおすすめです。

④ 寝る前のスマホやパソコン

スマホやパソコンは、脳を興奮状態にして寝付きを悪くします。

(まとめ)わたしの頭皮脂は乾燥と脂性どっちですか?

1. 「粉っぽい=乾燥」「洗ってもベタつく=脂性」皮脂量が目安

頭皮は髪に隠れているため頭皮タイプを知らない方が多いようですが、頭皮の状態を見極めて自分にあったヘアケアをすることが大切です。

皮脂量を目安に、頭皮が粉っぽい状態は乾燥タイプ・シャンプー後もすぐにベタつく状態は脂性タイプです。

2. 頭皮脂が少ない、乾燥タイプは保湿ケアを

皮脂分泌が少なくなると頭皮は乾燥して、かゆみやフケが出やすくなります。
頭皮の潤いを保ちながら汚れを落とすことができるアミノ酸系シャンプーがおすすめです。

またダメージヘアにはシリコン配合シャンプーもよいでしょう。

3. 頭皮脂が多い、脂性タイプは余計な皮脂を落とすケアを

皮脂分泌が多くなると頭皮は脂っぽくなり、ベタつきや嫌なニオイが出やすくなります。

しっかり皮脂や汚れを落とすことができる高級アルコール系やせっけん系シャンプーがおすすめです。
ただし肌が弱い人は注意しましょう。

4. 女性は頭皮タイプが揺らぎやすいものです

女性は女性ホルモンの変化によって頭皮や髪も影響を受けます。
月経の約14日前から増えるプロゲステロンは皮脂分泌を促すはたらきがあります。

この時期の頭皮は、皮脂が多くなり髪もしっとりするような感じがします。

5. 頭皮や髪の健康のためにカラーやパーマは控えめに

カラーリングやパーマは頭皮や髪によいものとはいえません。
繰り返すと髪のツヤやハリを失ったり頭皮トラブルを起こしたりする場合もあります。

カラーリングを継続したい方は月1回程度にして、ヘアマニキュアなども利用しましょう。

6. 頭皮自身が健康になろうとする力を引き上げましょう

ヘアケアは、たくさんすればその分だけきれいになるというものではありません。
生活習慣を整え、頭皮自身の力を引き上げてあげましょう。

頭皮や髪にはホメオスタシスというダメージを受けても、健康的になろうとする力が備わっています。