頭皮脂の多さも、むくみも、代謝の低下が原因かもしれません


頭皮の脂っぽさが気になったのと同じ時期に、顔や足のむくみを感じた経験はありませんか。

一見関連のなさそうなこの2つ、実は、体の代謝の低下という同じ原因によるものかもしれません。

皮脂の過剰な分泌は、頭皮の新陳代謝が低下することで起こることがあり、体の巡りが悪くなっていることが考えられます。
老廃物の排出機能や体内の水分バランスの調節機能が下がっているということです。

年齢による代謝の低下は避けられないことでもありますが、毎日の何気ない習慣からでも、体の巡りは悪くなることがあります。

気づいた時に改善したり工夫したりすることで、年齢を重ねても体の巡りをよくする生活習慣を身につけていきましょう。
血行やそのほかの体の巡りをよくするために、頭皮マッサージやツボ押しも効果的です。

また食生活の面でも、食材選びを工夫したりビタミンを積極的に摂取したりして、体を温め、巡りをよくしていきましょう。

ストレスを軽減できるような趣味や楽しみを見つけ、睡眠の質を上げることも重要です。
心身ともに健康な状態を目指すことで、頭皮の脂っぽさや、むくみを改善していきましょう。

頭皮の過剰な皮脂は、滞りのサインであることも

漢方や薬膳に興味のある女性も多いと思いますが、漢方の基本では「腎」が体の水分のバランスや代謝をつかさどっているとされており、この働きが弱まると体内の水分が停滞してむくみが起こるといわれています。

そしてこの「腎」は、脳や髪にも通じているとされており、その意味では頭皮や髪の健康とむくみの現象との関係は、かなり深いといえそうです。

頭皮はターンオーバーのリズムが整っている場合、適度な量の皮脂を分泌して表面を保護し、内部では老廃物を排出して髪に酸素や栄養を届ける役割をしてくれます。

ターンオーバーのリズムが崩れると新陳代謝が悪くなり、老廃物が溜まったり、皮脂の過剰分泌が起こったりして、フケやかゆみなど頭皮トラブルの症状があらわれることもあります。

頭皮の過剰な皮脂分泌は、このように代謝の低下のサインである可能性も高く、同じ時期に顔や足のむくみを感じることがあるかもしれません。

頭皮トラブルを、一部分だけの現象としてではなく、同時に起こっている体の不調と合わせて考えることで症状を改善して、より健康な毎日を過ごすきっかけにしていきましょう。

頭皮トラブルやむくみを引き起こしやすい5つの生活習慣


毎日のなにげない繰り返しで、一時的に体の巡りは悪くなってしまうこともあります。

睡眠不足

知らず知らずのうちに疲れとともに老廃物が溜まり、新陳代謝の低下を招いているかもしれません。
最低6時間以上の睡眠時間を確保しましょう。

運動不足

デスクワークや家事の時間が多く、汗をかかない生活をしていませんか。

軽く汗ばむくらいのストレッチや、自宅でできるエクササイズを、10分から20分程度おこなうことで体の軽さを感じられるかもしれません。

栄養バランスの偏り

お肉ばかりでも、野菜ばかりでも栄養は偏ってしまいます。

体の代謝をよくしてエネルギーも補給してくれるタンパク質とともに、体のバランスを整えてくれるビタミンやミネラル類の摂取を意識した食生活を工夫しましょう。

体の冷え

夏はとくに冷たいものや生ものといった、食べやすいメニューを選びがちですが、暑さを感じていても実は体内は冷えているかもしれません。

とくに体の巡りが悪いと感じた時は、水分は温かいものを少しずつ摂取するとよいようです。

過剰なストレス

ストレスをゼロにするのは難しいことですが、心の負担を溜めすぎるのはよくありません。

音楽を聴くお風呂でリラックスタイムを設けるなど、ささやかなことからストレスを軽減する方法を見つけましょう。

体の巡りをよくするために効果的なマッサージとツボ押し

シャンプー時に頭皮マッサージをする習慣を身につけると、血行不良や代謝の低下を改善するのに役立つかもしれません。

シャンプー時に一通り頭皮や髪を洗った後、あるいはコンディショナーを塗布する際におこなうと指通りがスムーズです。

髪の生え際(下)から頭頂部(上)に向かって、指の腹でゆっくり頭皮を押し上げていく動作が基本となります。

首筋から、耳の横から、額の際から、この3箇所をスタート地点に、指をくるくると動かしながらマッサージしていきます。

爪を立てたり、ゴシゴシこすったり、強くたたいたりしないように気をつけましょう。

頭皮の脂っぽさや、むくみが気になる時には、お風呂上がりなどに次にあげるツボを押すと効果的です。

頭のてっぺん、両耳を結ぶ線と顔を左右に分ける中心線が交わるところにある「百会(ひゃくえ)」というツボは、頭皮の血行をよくして毛髪の健康を維持する作用と深い繋がりがあるといわれています。

ここを刺激するには、手の平で頭を包み、左右の中指を重ねるように置いて、3秒ほど押さえて離す、を繰り返すとよいそうです。

また足の裏にある、足の指を5本曲げた時にできるくぼみの中央部「湧泉(ゆうせん)」というツボを押さえることは、巡りをよくし疲労回復や不眠、むくみなどに効果があるといわれています。

3~5秒押してゆっくり離す、を4、5回繰り返します。

体の巡りをよくする食生活を心がけましょう


血行不良による冷えや新陳代謝の低下が起こらないよう、体を温めて巡りをよくするような工夫をしていきましょう。

体を冷やさない食事

暑い夏でも、生ものや冷たいもののとり過ぎには気をつけましょう。

むくみや体のだるさを感じた時には、根菜類や香辛料を使った温かいスープなどをメニューに盛り込むのがおすすめです。

体を温めて巡りをよくする食材

生姜やネギ・ニンニクなどの香味野菜、また「黒」の食材には体を温めたり巡りをよくしたりして、水分の調整をする働きがあるとされています。

「黒」の食材としてたとえば、黒キクラゲ・黒豆・黒糖・ヒジキ・ワカメ・昆布などがあげられます。

ビタミン類をとる

皮膚のターンオーバーのリズムは、ビタミンの働きによって改善される可能性があります。

ビタミンEは脂溶性ビタミンの1つで、強い抗酸化作用を持っていることで知られ、毛細血管を広げて血流を改善する効果もあります。

体内の活性酸素を少しでも減らすことで、体や皮膚の細胞が守られ、正常な新陳代謝の維持に繋がります。

体や頭皮の血流がよくなれば、頭皮に酸素や栄養が行き届きやすくなり、皮脂過剰などのトラブルも軽減できるかもしれません。

ビタミンEは、ビタミンAおよびビタミンCと組み合わせて摂取することでより高い効果が得られるといわれています。

ストレスを減らし、睡眠の質を高めましょう

ストレスを溜め込むと、体にも影響を及ぼす恐れがあります。
趣味やちょっとした楽しみを見つけて、ストレスを軽減できるように心がけましょう。

簡単なストレッチやヨガのポーズを覚えて、気軽にできる毎日のルーティーンにするのもおすすめです。

和漢および欧米の医書、古来の文献をもとに昭和2年に日本人が考えた、伝統療法の基本的な運動の1つに、手足に滞る血液や体液を体に戻し血液やリンパ液の循環を整えてくれるといわれる「毛管運動」があります。

リンパの流れが活性化すれば、疲労物質も排出されやすくなり、新陳代謝もスムーズになることが期待できます。

毛管運動

① 枕を首に当て(手足の水分が一気に脳に流れないようにするため)、仰向けに寝る。

② 両手両足を床と垂直に上げる。

③ 手の平を向かい合わせにして、手の指は軽く離して伸ばし、足の裏は天井と水平になるように、背中は床に密着させる。

④ 両手・両足の付け根から手足を細かく震わせる(約2分間)。

また心身の調子を整え、体の巡りをよくするためには、睡眠が重要です。

肌や頭皮のターンオーバーのリズムを整えるために必要な成長ホルモンが、もっとも分泌されるのは、入眠直後の90分間といわれています。

その他、さまざまなホルモンも、午後10時から午前2時頃の間に分泌されやすいとされています。
このことを考え合わせて、夜12時までには就寝して6時間以上の上質な睡眠を確保しましょう。

(まとめ)頭皮脂の量が多いことと、むくみやすいこととは関連がある?

1. 頭皮脂の多さも、むくみも代謝の低下が原因かもしれません

皮脂の過剰な分泌もむくみも、新陳代謝が低下することで起こることがあります。
老廃物の排出や体内の水分バランスの調節機能が下がっているということです。

気づいた時に改善したり工夫したりすることで、年齢を重ねても体の巡りをよくする生活習慣を身につけていきましょう。

2. 頭皮の過剰な皮脂は、滞りのサインであることも

頭皮のターンオーバーのリズムが崩れると新陳代謝が悪くなり、老廃物が溜まったり皮脂の過剰分泌が起こったりしやすくなります。

頭皮の過剰な皮脂分泌は、このように代謝の低下のサインである可能性も高く、同じ時期に顔や足のむくみを感じることがあるかもしれません。

3. 頭皮トラブルやむくみを引き起こしやすい5つの生活習慣

毎日のなにげない繰り返しで、一時的に体の巡りは悪くなってしまうこともあります。

睡眠不足・運動不足・栄養バランスの偏り・体の冷え・過剰なストレスなどにより代謝が低下し、老廃物や水分が体に滞ってしまわないよう、生活の見直しをしましょう。

4. 体の巡りをよくするために効果的なマッサージとツボ押し

シャンプー時に頭皮マッサージをする習慣を身につけると、血行不良や代謝の低下を改善するのに役立つかもしれません。

また頭皮の脂っぽさや、むくみが気になる時には、お風呂上がりのツボ押しなども効果的です。

5. 体の巡りをよくする食生活を心がけましょう

血行不良による冷えや新陳代謝の低下が起こらないよう、体を温めて巡りをよくするような工夫をしていきましょう。

生ものや冷たいもののとり過ぎには気をつけ、体を温める働きを持つ香味野菜や「黒」の食材、ビタミン類などをとり入れましょう。

6. ストレスを減らし、睡眠の質を高めましょう

趣味やちょっとした楽しみを見つけて、ストレスを軽減できるように心がけましょう。
また心身の調子を整え、体の巡りをよくするためには、睡眠が重要です。

夜12時までには就寝して、6時間以上の上質な睡眠を確保しましょう。