シャンプーで洗う時間は、1~2分で十分です


髪は汚れが溜まりやすく、皮脂も次々に排出されてきます。
そのためきちんと洗うことができていないと皮脂と汚れが混じり、フケや抜け毛・炎症などの原因になりかねません。

頭皮を清潔に保つことは、とても大切なことです。
しかしシャンプーで洗う時間を長くしたからといって、頭皮によいというものではありません。

実は頭皮の皮脂バランスは、とてもデリケート。
皮脂過剰の状態になると、フケが目立つようになったり、雑菌が繁殖して炎症を起こしやすくなったりしてしまいます。

かといって必要以上に皮脂を取りすぎてしまうと、今度は乾燥して抜け毛やかゆみの原因にもなりかねません。

また皮脂には頭皮や髪を保護する役割があるので、乾燥してしまうと不足分を補おうとして皮脂腺が皮脂を普段より多く分泌するようになります。

結果として乾燥が原因で逆に皮脂の過剰分泌を引き起こしてしまうこともあるのです。
頭皮の脂ベタベタが気になったとしても、シャンプー剤で洗っている時間を長くする必要はありません。

洗う時間は1~2分程度で十分。
どちらかというと、予洗いやすすぎにしっかりと時間を使いましょう。
乾燥の原因になるので、洗い過ぎには要注意です。

シャンプーで洗っている時間の長さは重要ではありません

頭皮の脂が気になる時、しっかり洗いたいという気持ちになりますよね。

シャンプー剤をたっぷりつけて、ついつい長時間ゴシゴシと洗いたくなるかもしれません。

でもその方法はかえって逆効果。
量については、市販のシャンプーはとくに洗浄力が強いので、規定量以上を使用する必要はありません。

時間については、長時間洗いすぎると必要な皮脂まで洗い落としてしまうことから頭皮にとってよくありません。

そしてゴシゴシ頭皮をこするように洗うと、皮膚を傷つけてしまう原因にもなります。
シャンプー剤をつけて洗っている時間は、1~2分で十分です。

しっかりと泡立ててから、指の腹を使って頭皮をマッサージするように揉みほぐしましょう。
また皮脂分泌が多い・フケが気になるなど、頭皮が不健康な状態になっている時にあまり強い洗浄力は必要ありません。

その場合、アミノ酸系などの比較的洗浄力が穏やかなシャンプーを使用するとよいかもしれません。

いつも使っていたから大丈夫と過信せずに、その時の頭皮の状態に合わせてシャンプーを選んであげるとよいでしょう。

洗いすぎると、頭皮トラブルが起きやすくなります


まるで悪者のようにいわれがちな皮脂ですが、実は頭皮にとって重要な役割を果たしています。

毛穴から分泌された皮脂は、汗と混ざって皮脂膜となり、頭皮の表面に薄いバリアのような膜を作っているのです。

この皮脂膜で覆われているおかげで、適度な水分を保持する保湿と、雑菌を寄せ付けない保護を同時に行っています。

しかし皮脂が気になるからといって1日に何度もシャンプーで洗ってしまったり、洗浄成分が強力なシャンプーでゴシゴシ洗ったりしてしまうと、大切な皮脂がすべて洗い流されてしまうことになるのです。

頭皮の保護膜が失われてしまうと、皮脂腺から皮脂が分泌されるように慌てて指示が出されます。
過剰な皮脂分泌と、それをシャンプーで洗い流すという悪循環のループはこのようにして起きてしまうのです。

これは乾燥・フケ・不快な臭いなどの原因になることはもちろんのこと、悪化してしまうと脂漏性皮膚炎になってしまうので気をつけましょう。

どちらかというと大切なのは、予洗いとすすぎです

頭皮を健康な状態に保つために大切なのは、シャンプーよりも「予洗い」と「すすぎ」です。
予洗いとはシャンプー剤をつける前に、髪を濡らし流すこと。

意外とこの予洗いをしっかりしない方も多いのですが、地肌までしっかりと濡らして汚れを浮き上がらせることが大切です。
予洗いだけにより、頭皮や髪に付着した約7割の汚れを落としてしまうことができます。

また地肌までしっかり濡れた状態になっていると少量のシャンプーでも泡立ちがよくなり、汚れが落ちやすくなるのです。
そのためにも、シャンプー剤をつける前の予洗いを丁寧に行いましょう。

そしてシャンプー後の後に行う「すすぎ」も重要です。
シャンプー剤は(頭皮に長時間残れば)頭皮にとって害となります。

そのため少しでもすすぎ残しがあると、炎症やかゆみの原因になりかねません。
せっかくきれいに洗っても、頭皮が不健康な状態になってしまっては、意味がありませんよね。

またすすぎ残してしまったシャンプーは汚れを抱え込んでいるため、不快な臭いの原因にもなります。
すすぎは3~4分程度の時間をかけて、すすぎ残しがないようにきれいにしましょう。

正しいシャンプーの方法で、頭皮をきれいにしましょう


小さな頃から当たり前のように行っているシャンプーですが、そのやり方は正しいのでしょうか?
上手なシャンプーの方法を覚えて、頭皮を健やかな状態に保ちましょう。

正しいシャンプーのやり方

① シャンプー前には、必ずブラッシングをしましょう

シャンプーの前に、ブラッシングで髪のもつれをほどき、表面のホコリなど簡単な汚れは落としてしまいましょう。

髪が絡まったまま濡らしてしまうと、大きな摩擦が生まれてダメージを与えてしまいます。

② 予洗いで、表面の汚れを落とします

シャワーを使って、しっかり頭皮まで濡らしましょう。
スタイリング剤や汗など7割程度の汚れが予洗いだけできれいになります。

この時、指の腹で揉みほぐすように洗い流すことで、毛穴に詰まった汚れや皮脂を浮き上がらせることも大切です。

③ シャンプーで洗いましょう

シャンプーをいきなり髪につけてしまうと刺激が強すぎます。

手のひらで泡立ててから髪につけて洗ってください。
指の腹を使い、マッサージするように洗います。

④ すすぎはしっかり、十分行ってください

38~40度のぬるま湯を使って、しっかりすすぎましょう。
シャンプー剤が残っていると不快な臭いの原因や地肌の乾燥のもとになります。

耳の後ろや襟足は、すすぎ残しが多い場所なので注意が必要です。

シャンプーを選ぶ時に、チェックしたいポイントがあります

正しい洗い方や、それぞれにかける時間がおわかりいただけたのではないかと思います。
正しいシャンプーの方法を覚えたら、次は自分にあったシャンプーの選び方にも気を配ってみましょう。

シャンプー剤は、パッケージやCM・口コミで選ぶのもよいですが、選ぶ時にチェックしたいポイントを知っておくと、自分の頭皮にあったものが的確に素早く選べるようになると思います。

それぞれにメリット、デメリットがあるので、自分の頭皮に合うものを見つけて健康な頭皮を維持したいですね。

まず第一に、シャンプーの違いといえば、洗浄成分である界面活性剤の違いです。
実はシャンプーの約70%は水で、約20%が界面活性剤、残り10%にシリコンや添加物などその他の成分が含まれています。

その界面活性剤の種類によって、シャンプーの質が決まるといっても過言ではありません。
シャンプーは、界面活性剤の違いで大きく3つに分かれています。

高級アルコール系シャンプー

よくドラッグストアーやスーパーなどで見かける商品です。

成分表には、ラウレス硫酸Na・ラウリル硫酸Na・ラウレス硫酸アンモニウムなどが記載されています。

これらは石油を原料として作られる界面活性剤が使用されており、洗浄力が高いのでしっかり汚れが落とせることと安価なことが利点です。

しかし刺激が強いので、すでに不健康な状態になってしまっている頭皮には相性がよくありません。

アミノ酸シャンプー

成分表記としては「ココイル~」や「ラウロイル~」といった成分が見られ、具体的には、たとえばココイルグルタミン酸NaやラウロイルメチルアラニンNaなどが記載されています。

髪や肌と組成がよく似ているアミノ酸系の界面活性剤なので、弱酸性です。
低刺激で肌に優しく、保湿力も高めなのが特徴。

しかし価格が高いことと、洗浄力が穏やかなので皮脂分泌が多めな方には物足りなく感じるだろうことが問題点かもしれません。

なおアミノ酸シャンプーとアミノ酸配合シャンプーは、頭皮にとっては似て非なるものなので注意が必要です。

石鹸シャンプー

石鹸シャンプーはその名の通り、石鹸を主原料としたシャンプーです。
比較的洗浄力が高く、しっかりと皮脂を洗い流してくれます。
天然の界面活性剤なので、肌に合わない人が少ないのが一番の特徴です。

そのため石鹸系はシャンプーのみならず、ボディーソープや洗顔用ソープとしても、肌の弱い方に愛用されています。

ただし石鹸は弱アルカリ性なので、(皮脂膜に守られない)髪の場合には洗髪後にキューティクルが開いてしまい、キシミやごわつきが気になる方も多いようです。

また他のシャンプーのようにはコーティング剤が入っていないため、髪が膨らんだり、まとまりにくくなったりしてしまう傾向があります。

(まとめ)頭皮脂をきれいにするにはどれくらいの時間、洗えばいいの?

1. シャンプーで洗う時間は、1~2分で十分です

髪は皮脂や汚れが溜まりやすいので、きちんと洗うことが大切です。

しかし洗いすぎると、必要な皮脂まで取りすぎてしまうので、シャンプーで洗う時間は1~2分程度で十分です。
どちらかというとすすぎをしっかり行いましょう。

2. シャンプーで洗っている時間の長さは重要ではありません

ベタつきが気になる時、しっかり洗いたいと思う気持ちはわかります。
しかしシャンプーで洗う時間を長くし過ぎると、必要な皮脂まで奪われてしまうのでよくありません。

とくに頭皮が不健康な時は、強い洗浄力は逆効果になってしまいます。

3. 洗いすぎると、頭皮トラブルが起きやすくなります

皮脂は保湿や保護の効果があるため、頭皮にとって必要なものです。

そのためシャンプーで洗いすぎると、乾燥や皮脂の過剰分泌の原因にもなりかねません。
洗い過ぎは、逆に頭皮トラブルの原因になるので気をつけましょう。

4. どちらかというと大切なのは、予洗いとすすぎです

ベタつきが気になる時は、シャンプーの時間を長くするよりも予洗いやすすぎの時間をしっかり取りましょう。

予洗いをすることで、70%の汚れが取れます。
またすすぎ残しはフケや炎症など、頭皮トラブルの原因になってしまいます。

5. 正しいシャンプーの方法で、頭皮をきれいにしましょう

子供の頃から当たり前のように髪を洗っているので気にかけない方が多いのですが、頭皮トラブルが多い方はシャンプーの方法を見直してみるとよいかもしれません。

正しいシャンプーのやり方を覚えて、頭皮を健やかな状態に保ちましょう。

6. シャンプーを選ぶ時に、チェックしたいポイントがあります

正しい洗い方や洗髪にかける時間だけでなく、シャンプーの選び方も大切になってきます。

パッケージやCMだけで選ぶのではなく、主成分の界面活性剤を理解した上で、自分の頭皮の状態に合ったシャンプーを選びましょう。