正しい方法で洗髪をして余分な頭皮脂を取り除きましょう


頭皮脂は乾燥から頭皮を守る役目をしていますが、過剰に分泌してしまうとさまざまなヘアトラブルの原因になります。

頭皮の皮脂が過剰だと、嫌な臭いが発生したり、ベタつきが起きたりします。
そうなると周りの人に「頭皮が臭う」「頭皮が脂でベタベタしている」などと、不潔に思われてしまうかもしれません。

それだけでなく、皮脂が過剰な頭皮では、髪が育ちにくくなってしまいます。
すると抜け毛が増えたり、毛量が少なくなったり、髪が細くなるなどして、髪の状態が悪くなってしまいます。

ですから皮脂過剰を避けて、良好な頭皮環境を保ちたいものです。
余分な頭皮脂をしっかりと取り除くには、日々の洗髪が大切になります。
毎日、洗髪をしていても洗い方が良くないと、余分な皮脂を落とすことができません。

たとえば髪の毛だけを洗って頭皮を洗っていなかったり、頭皮の洗い方が甘かったりすると、古い皮脂が頭皮に残ってしまいます。

正しい方法で洗髪を行い、頭皮脂をスッキリと洗い流し、ヘアトラブルを予防したいものです。

頭皮は優しくマッサージするように洗いましょう

正しい洗髪方法とは

余分な頭皮脂を効率良く洗い流すことができる正しい洗髪方法とは、どのようなものなのでしょうか。

まずは洗髪の前にブラッシングを行い、絡んだ髪を解いておきましょう。
そうすることで、髪や頭皮についた汚れや皮脂を落としやすくなります。

そして洗髪の始めには、予洗いを取り入れるとよいでしょう。
予洗いとは、シャンプー剤を使わずお湯だけで汚れを洗い流すというものです。

指で髪をかきあげながら、シャワーのお湯を頭皮全体にまんべんなくあてて、汚れを流します。
これを2分程度続けてください。

頭皮は優しく洗うのがコツ

予洗いで大まかに汚れを落としたら、シャンプー剤を使います。
シャンプー剤は頭につける前に、手のひらであらかじめ泡立てておきましょう。

泡立てたシャンプー剤を頭につけたら、頭皮を指の腹で優しくマッサージするように洗っていきます。
生え際から頭頂部に向かい少しずつ指の位置を変えながら、頭皮全体を洗ってください。

その際に爪を立てたり力を入れすぎたりすると、頭皮を傷つけてしまうので注意をしましょう。

洗い終えたら、流し残しのないように、しっかりとすすぎを行ってください。
コンディショナーやトリートメントを使用する場合にも、十分にすすぐようにしましょう。

洗髪後にはタオルで大まかに水気を取ってから、ドライヤーで乾かします。
タオルドライをするときには、髪をゴシゴシとこすってはいけません。
優しく押さえるように水気を吸い取ってください。

また髪がぬれた状態で長い時間そのままにすると雑菌が繁殖するので自然乾燥は避け、速やかにドライヤーを使用して乾燥させましょう。

頭皮の洗いすぎは皮脂過剰を招きます

洗髪のしすぎが皮脂過剰の原因に

頭皮の皮脂過剰には、いろいろな原因があります。
やはり、洗髪の回数が少ないと、余分な皮脂が頭皮に溜まってしまいます。

病気のときなどに何日か洗髪をしないでいると、頭皮が脂でベタついたという経験はないでしょうか。
できれば、毎日洗髪をして、その日に溜まった余分な頭皮脂を洗い流すようにしたいものです。

ただし洗いすぎは逆効果です。
皮脂は頭皮を乾燥から守る役割をしているため、洗いすぎて必要な皮脂まで取り除いてしまうと、乾燥から頭皮を守ろうとして皮脂分泌が過剰になってしまいます。

余分な皮脂を洗い流そうと日に何度も洗髪をすると、かえって頭皮をベタつかせることになるのです。
洗髪は1日1回を基本とし、頭皮のこすり洗いのしすぎにも注意をしましょう。

洗浄力の強いシャンプー剤にも注意を

洗浄力の強いシャンプー剤が、皮脂分泌を加速させてしまうことがあります。

洗浄力の強いシャンプー剤を使用すると、頭皮に必要な皮脂まで取り除かれてしまい、それを補うために皮脂分泌が活発になるためです。

正しく洗髪をしているはずなのに、頭皮が皮脂過剰になってしまうという場合には、シャンプー剤に原因があるのかもしれません。

そのような人には、アミノ酸系のシャンプー剤がおすすめです。
皮膚への刺激が少なく、優しく洗いあげることができます。

頭皮の皮脂過剰が気になっている人は、シャンプー剤をアミノ酸系のものに変えて、様子をみるのもよいでしょう。

もしそれで皮脂過剰が改善されたら、それまで使っていたシャンプー剤の洗浄力が強すぎたということになります。

生活習慣の乱れや偏った食生活が皮脂過剰の原因になります

不規則な生活習慣による皮脂過剰も

不規則な生活習慣によって、頭皮脂が過剰になることがあります。
たとえば睡眠不足や運動不足が良くありません。

睡眠不足や運動不足は血行不良を招きます。
頭皮に必要な栄養や水分は血流によって運ばれますが、血行が悪いと、栄養や水分が十分に供給されなくなってしまいます。

すると頭皮は乾燥し始め、乾燥から守るために皮脂分泌が加速されて皮脂が過剰になってしまうのです。

ですから日頃から十分に睡眠時間を確保し、適度な運動をするように習慣づけてください。
運動はハードなものではなく、ウォーキングやストレッチなどムリなく続けられるものにしましょう。

偏った食生活は頭皮環境を乱す

食生活によって、頭皮が皮脂過剰を起こすことがあります。
ファストフード・スナック菓子・インスタント食品を食べることが多いという人は、注意が必要です。

これらは手軽に小腹を満たすことができる便利な食べ物ですが、頭皮の脂が気になっている人は食べすぎないようにしましょう。

また肉料理や脂っこい料理、パンや麺類などの炭水化物、甘い食べ物も、皮脂分泌を過剰にすることがあります。

外食やコンビニ弁当・テイクアウトのお総菜などで食事を済ませることが多いとう人は、脂っこい肉料理や炭水化物に偏りがちなので、できるだけ家で手づくりの食事を取るようにしましょう。

頭皮環境を良好に保つには、バランス良く食べることが大切です。
肉や炭水化物だけでなく、野菜や海草類・大豆食品なども取り入れて、栄養が偏らないように心がけましょう。

酸化した頭皮脂からは不快な臭いが発生します

頭皮脂を放置すると臭いが発生

自分の頭皮や、周囲の頭皮の臭いが気になったことはありませんか?
この頭皮の臭いの原因を探ると、頭皮脂にたどり着くのです。

余分な頭皮脂は、洗い流さないでいると、酸化していきます。
この酸化した頭皮脂は常在菌に分解されていくですが、そのときにノネナールという成分が発生し、不快な臭いを放ちます。

ノネナールは、いわゆる「加齢臭」の正体といわれているものです。
余分な頭皮脂が多いほど常在菌は増えていくので、分解によって発する臭いも強くなってしまいます。

皮脂はもともと悪臭がするものではありません。
時間が経つことで酸化し不快な臭いを発するようになるので、毎日、洗髪をして余分な脂を洗い流すことが大切になります。

皮脂過剰がヘアサイクルを乱す

頭皮が皮脂過剰だと、健康な髪が育ちにくくなります。
余分な皮脂が毛穴に詰まることがあり、そのような毛穴から生えた毛髪は成長を妨げられ、細くなったり、抜けてしまったりするのです。

また髪は、生えると成長期から退行期、そして休止期へというヘアサイクルを経て、5年前後経つと抜け落ちていきます。

しかし皮脂過剰などにより頭皮環境が良くないと、髪が寿命をまっとうできず早い時期に成長を止め、抜け落ちてしまうことがあるのです。

髪の寿命が短いと抜け毛の量も増えていきますし、新しい髪も生えにくい状態になってしまいます。

そうなると毛量も減っていきますし、ひどい場合には薄毛に進行することもありますので、余分な皮脂を頭皮に溜めないよう気をつけたいものです。

皮脂過剰から脂漏性皮膚炎を発症することがあります

皮脂過剰は皮膚炎につながる恐れも

頭皮は皮脂分泌が過剰だと、脂漏性皮膚炎になることがあります。
多量の頭皮脂を養分に常在菌が異常繁殖すると、頭皮が刺激を受けてしまいます。

この刺激によって炎症
洗髪をしても頭皮のベタつきが解消されない、というようなことが起こったら要注意です。

症状としては、フケが増えたり患部が赤くなるほか、かゆくなったり湿疹ができたりします。

患部は髪が抜けやすく、また新しい髪も生えにくくなってしまいます。
脂漏性皮膚炎かなと感じたら、すぐに専門医に診てもらうことが大切です。

そのままにすると症状が悪化しつらい思いをしてしまいますし、自己流で直そうとしても長い間症状に悩まされることになります。

投薬による治療が一般的ですので、専門医のもとで的確な治療をし、健康な頭皮を早く取り戻してください。

脂漏性皮膚炎が治ったら再発しないように、生活習慣を見直して皮脂過剰の改善にも努めたいものです。

ヘッドスパで頭皮をリセット

皮脂過剰によるヘアトラブルを起こさないためには、日々の洗髪で余分な頭皮脂を洗い流すことが大切です。

さらに頭皮をスッキリさせたいという人には、ヘッドスパがおすすめです。
ヘッドスパはサロンで専門のスタッフによる施術を受けるものですので、余分な頭皮脂や汚れをしっかりと除去することができます。

毎日きちんと洗髪しているのに、いまいち頭皮がスッキリしないという人は、頭皮環境をリセットすることができるかもしれません。
頭皮脂が気になるという人は、試してみてはいかかでしょうか。

(まとめ)頭皮脂のベタつきをスッキリさせるにはどうしたらいいの?

1. 正しい方法で洗髪をして余分な頭皮脂を取り除きましょう

頭皮の脂が多いと、臭いが発生したり頭皮がベタついたりして、周囲に不潔だと思われてしまうかもしれません。

さらに健康な髪が育ちにくくなり、抜け毛が増えたり、新しい髪が生えにくくなったりします。
ですからしっかり洗髪をして余分な皮脂を洗い流し、皮脂過剰を予防したいものです。

2. 頭皮は優しくマッサージするように洗いましょう

余分な皮脂を効率的に洗い流すには、正しい洗髪方法を実践したいものです。
洗髪前にブラッシングを行い、予洗いを取り入れるとよいでしょう。

またシャンプー剤で頭皮を洗うときは、指の腹で優しくマッサージするように行ってください。
流し残しのないように、しっかりとすすぎをすることも大切です。

3. 頭皮の洗いすぎは皮脂過剰を招きます

余分な皮脂を取り去ろうとして、頭皮を洗いすぎると逆効果になります。
皮脂を取り除きすぎてしまうと頭皮の乾燥を防ぐために、皮脂分泌が過剰になることがあるからです。

また洗浄力の強いシャンプー剤により必要な皮脂も取り去られてしまうと、同様に皮脂過剰を起こすことがあります。

4. 生活習慣の乱れや偏った食生活が皮脂過剰の原因になります

運動不足や睡眠不足などの生活習慣の乱れが、皮脂過剰につながることがあります。
また偏った食生活も、皮脂分泌を過剰にすることがあります。

ファストフードやインスタント食品・肉料理や甘いものを好んで食べるという人は、要注意です。

5. 酸化した頭皮脂からは不快な臭いが発生します

頭皮脂は時間が経つと酸化します。

その酸化した皮脂が常在菌によって分解されるのですが、そのときに、ノネナールという不快な臭いの成分が発生します。
ですから毎日洗髪をして、古い頭皮脂を洗い流すようにしましょう。

6. 皮脂過剰から脂漏性皮膚炎を発症することがあります

洗髪をしても頭皮がすぐにベタついてしまうという人は、脂漏性皮膚炎かもしれません。

フケが増えたり、かゆくなったり、赤みや湿疹がでたなら、脂漏性皮膚炎の疑いがあります。
そのような症状があれば、すぐに専門医に診てもらいましょう。