亜鉛、ビオチン、鉄とアミノ酸を最初の候補にしましょう


頭皮は、頭皮脂・皮脂膜により守られています。
育毛で大切なことは、髪が成長しやすい、正常な頭皮脂膜の状態を保持しつつ、髪の成長を妨げる阻害要因を、極力取り除くことだといえるでしょう。

育毛を阻害する要因には、まず大きなものとして、たばこ、酒、紫外線があります。
これらは強い刺激をその体に与え、サラサラと流れるよい血流を阻害するのです。

また、シャンプーや育毛剤は、育毛を目指す頭皮にとっては刺激が強いため、頭皮の状態や髪の性質によっては逆効果となる場合があります。

とくに女性ではひと月のうちでも3度ほど体調が変化するかもしれませんが、当日の体調に合うもの以外は使わないようにしましょう。

こうして育毛を阻害するものを取り除き、次に、髪が成長しやすい健康な頭皮・頭皮脂の状態をつくります。

まず、亜鉛やビオチンがおすすめです。
亜鉛は、体内でつくることができない成分ですが体の成長に関わり、不足すると髪の元気がなくなり、細く、ボリュームがなくなる方向に進行します。

ビオチンは、ビタミンB群のひとつで、まいたけ、レバー、ピーナッツ、アーモンドなどに多く含まれており、アミノ酸の代謝に関わる補酵素の役割をもちます。

アミノ酸は髪の主要成分ですから、不足しないよう気をつけましょう。
ほかに、ビタミンB6、パントテン酸、鉄、ビタミンCも、体内で不足して体調不良に陥らないよう気をつけましょう。

迷ったなら、品質のよいメーカーのマルチミネラルとマルチビタミンを、用量を守って摂り、豆腐などのタンパク質を毎日欠かさず食べるようにするとよいと考えられます。

体内の化学工場が稼働できない、現代型栄養失調

カロリーは足りていながら、タンパク質、ミネラル、ビタミンなどの必須栄養素が不足している状態は“現代型栄養失調”と呼ばれます。
まさに現代、とくにミネラルが不足しているために体調を崩す方が増えています。

加えて、ビタミンC、ビタミンEといった抗酸化剤を適量摂ることも重要です。
これらは体内の化学工場を次々に動かすために必須の物質なのです。

しかしながら、頭皮脂を含めたこの体全体の健康のためには、一に運動、二に睡眠、その次の三として食事が重要といわれます。

サプリメントを摂取する前に、まず、運動と睡眠を毎日の生活に適切に配置して、体全体の免疫力を高めておきましょう。

性差の医学は、皮膚科領域でも求められ始めています


運動、睡眠、食事と健康に気を遣っているにも関わらず、それでも薄毛に悩まされる男性の場合は、皮膚科もしくは薄毛治療の専門クリニックにかかりましょう。

ところが、女性の薄毛の場合は、まず、鉄とアミノ酸不足が考えられます。
アミノ酸は、毛髪の原料ですので、摂取しなければ、毛髪は思うようには生えてきません。
鉄も、血の原料ですので、不足したなら即、栄養が運ばれにくい状態であって、薄毛・抜け毛は治りません。

バランスの取れた食事を摂ろうとすると、少量の食事では済まずに普通量を摂ることになりますので、栄養学に基づかない極端なダイエットと薄毛の改善は両立しないことになります。

そうかといって、ダイエットのために食事がサプリメントだけ、などということをすると、咀嚼しないため唾液が出ずに胃の中で消化が効率よく進まず、せっかくのサプリメントが十分に効力を発揮できません。
そればかりか「噛む」ことをしないと骨自体や骨格にも影響があるといわれています。

女性は、バランスのよい食事にプラスして、サプリメントを摂る方向に進むのが現在のところ無難でしょう。

しかし悩みが大きい場合はレディース頭髪外来など女性に特化した薄毛治療の専門クリニックへかかり、病的かもしれない全身の違和感もある場合は総合診療科などにかかりましょう。

精神面・肉体面、限られた時間に良質サプリメントは避難場所

男性の薄毛の原因は、(そうでない場合もありますが)多くの場合、男性ホルモンが頭皮脂の上で変化することだと考えられています。

まず、テストステロン(アンドロゲンのひとつ)が、「還元酵素5αリダクターゼ」と補酵素NADPHの作用により抜け毛を促進する男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT、これもアンドロゲンのひとつ)」に変化します。

次に、髪を生み出す毛乳頭細胞のアンドロゲンレセプターにジヒドロテストステロン(DHT)がつき、生まれたタンパク質TGF-βが、毛母細胞の活動を低下させるのです。

そうすると、頭部の皮脂腺あるいは毛乳頭にある、還元酵素5αリダクターゼの働きを阻害することが安全で効果的であろうということになるわけです。

一方、女性の薄毛の原因は、女性ホルモンが何か頭皮脂上で強力な女性ホルモンに変化するといったことから始まるわけではありません。

女性ホルモンは、むしろ、血管や頭皮を守り、髪を美しくする方向に働くといわれています。

女性の場合、薄毛の原因は、栄養不足であったり、産後のホルモンの乱れであったり、頭皮の炎症など頭皮トラブルであったり、ストレスやショックによるものであったり、あるいは、内臓疾患や甲状腺機能障害の可能性さえ考えられます。

運動や睡眠により、自己の免疫力を高めても、あるいは免疫力を高める気力もないなど、病的な違和感がある場合は病院にかかり、きちんと病気を治してから、髪のためにサプリメントを摂るなどの努力を始めましょう。

(まとめ)育毛のため頭皮脂によいといわれるサプリメントは何ですか?

1. 亜鉛、ビオチン、鉄とアミノ酸を最初の候補にしましょう

育毛を阻害するたばこ、酒、紫外線などを避け、髪が成長しやすいよう、亜鉛やビオチン、アミノ酸、鉄、ほかにビタミンB6、パントテン酸、ビタミンCも不足しないようにしましょう。

サプリメント選びに迷ったら品質のよいメーカーのマルチミネラルとマルチビタミンを摂り、豆腐などのタンパク質を欠かさず食べるとよいでしょう。

2. 体内の化学工場が稼働できない、現代型栄養失調

ミネラル、ビタミンC、ビタミンEなどを摂ることを忘れ、体調を崩す方が増えています。
これらは体内の化学工場を動かすために必須の物質です。

しかしサプリメントを摂取する前に、運動と睡眠を生活にうまく入れて免疫力を高めましょう。

3. 性差の医学は、皮膚科領域でも求められ始めています

運動、睡眠、食事と健康に気をつかうのに薄毛に悩まされる男性の場合は、早めに皮膚科もしくは薄毛治療の専門クリニックにかかりましょう。

女性は、バランスのよい食事にプラスしてサプリメントを摂る方向がよいだろうといわれています。
しかし悩みが大きい場合は女性の薄毛治療クリニック、全身の違和感もある場合は総合診療科などにかかりましょう。

4. 精神面・肉体面、限られた時間に良質サプリメントは避難場所

男性の薄毛の原因は多くの場合、男性ホルモンが頭皮脂の上で変化することだと考えられており、治療法が確立しています。

女性の薄毛の原因は、栄養不足、産後のホルモンの乱れ、頭皮の炎症、ストレスやショック、内臓疾患や甲状腺機能障害などが考えられます。

時間がかかっても病気であれば病気を治してから、髪のためにサプリメントを摂り始めましょう。